落ち葉
一枚の落葉11月の空に染まる、舞う、散る、積もる落葉哀れと見るか哀しいと思うか?綺麗さの中に潜む想い夜明けの遅い街のなかに色彩が溢れ、厳しく冷え込むなかで、その鮮やかさに目を奪われ...
落葉
紅葉も終盤になり、北風に曝される日々が続く11月の終わり。
色鮮やかに染まりをみせていた紅葉に落ちが始まり、木の葉が一枚・・捥がれるように小枝から離され落下していく木の葉。
落ちる過程のなかまだ色を失うことなく、暫く彩りを留め、冷気の中で乾きながら彩を失い、冷たい風によって隅に追いやられ吹き溜まりを作る落葉。
この積もり乾いた落葉の上を歩くとガサ・・音がして、それが楽しい反面、落葉の哀しい悲鳴に聞こえる11月の終わり、この木の葉がすべて落ちると町の冬が本格し、寂しい、寒い日々が続く冬、冬はこれからが本番。
落葉
落葉樹の木の葉が色鮮やかに染まり
別れの時
小枝から離れ一枚また一枚と散る
木の葉の悲しさ
儚さ
寂しい幕引き
私のこの色褪せ
朽ち
寂しさ
この心中誰が知る
凍てつく中で私は乾き生気を失い
寒空の中で風化していく
私
エンド
冬が蔽う。
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