春に向かう
春に向かう雪が舞ういつも雪雲が広がってちらほらはあったけれど、いつも積もらず、私の掌で消えた雪それが今日初めて、粉砂糖を降った感じで積もった。寒い一日になるかな・・・如月の半ば、二...
春に向かう
雪は雨水を過ぎる頃から雨になり強張ったこの町の大地を緩ませ、セピアの枯草のなかに青草を運びらせる3月、
時折訪れる寒気の南下が冬の居座りを知らせてくれるが真冬ほどの勢いはなく、寒さのなかにほんのり燃える蝋燭の炎の温もりを感じる。
春の訪れは不思議なもので雪が雨に変わり始めると大地は緩み草花などの新芽が芽吹いて、その新芽は一雨・・毎に成長し、ふくよかな陽射しのなかで花の蕾を付ける草花、
この時期に咲く草花の花は小さく、いつも足蹴にされる悲恋花。
春に向かう
雪は雨水から雨となり
強張る大地を緩ませ
緩むセピアの大地に草花たちが芽生え
色鮮やかさを増す春
時折居座る冬が悪戯を仕掛けるが
長くは続かず
再び春の陽射しに和らぐ
春
この萌えこの温もり
私には待ち焦がれたうれしい暖かさ
いまその暖かさのなかで味わう
萌えのいい匂い。
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