春の低山

低山の魅力、
里の近くの低山、標高５００に満たない山だけれど、里に近いせいもあってアクセスが良くいつも気軽に登れ、リタイヤが簡単なのがうれしい。
丁度今頃は新芽の膨らみと花の開花シーズンで、馬酔木から始まった花が水芭蕉、ミツバツツジ、ヤマザクラの開花を迎え、ポイント・・で色鮮やかな形を作っている。

日当たりのいい斜面ではスミレが咲き、蝶が舞い、森の中で鶯が鳴く、
これから新緑に向かって薄化粧を始める低山、主役はヤマザクラ。
三つ葉ツツジ

私が訪れる山での開花は今頃から
沈黙が破れ
一気に動に転ずる４月の初め
三つ葉の花色が山を染める

咲くヤマザクラの花色に一歩も引けを取らず
存在感を示す三つ葉ツツジ
葉を出す前の鮮やかなピンク色の花
ヤマザクラと競うように競演している

いま馬酔木と入れ替わり
素顔の山地が薄化粧をはじめ
美を競い始める低山
冬の素顔も良いが薄化粧の君も捨てがたい魅力

いま
出会いを求める
私の山紀行の一歩が再び始まる。

いつも歩く低山、アクセスの良さと陽射しを遮る雑木の多さで、とても気にいっている低山、標高の低さから山好きから物足りないと言われる藪山。
私はここ最近とても気にいってホームにしている、四季ごとにそれなりの美しい表情をみせるし、灌木の花も咲いて私のお気に入りの山である。
いま、その山が春の藪椿、ヤマザクラ、ツツジの花に彩られて来て、こう暖かい日が在るとつい１枚握りしめて山に登ってしまう。