再び
少しと言うか僅かと言うか、私の唇にそっと触れた口づけの感触がうれしい春日和は終わり、今朝からは冬空が戻り、寒さ、空色、淀みが再び冬を告げている。
今日から立春だと言うのに無粋な奴だ、旧正月も節分で幕を引き、いつもの寒空が戻って来て、今朝は北国では雪を告げている。
その雪の降らない町で春を感じるものはないものかと探していると、私が既に失ったふさふさした雑草のなかで仏の座が一輪咲いている。
季は正直なもので、少しずつではあるが春に向かって着実に駒を進めている。
仏の座
この立春ごろから咲き始める
野草の仏の座
花は地味で誰も関心を示さず
踏まれ
無視され
悲哀のなかで咲く春の使い
この花が咲くころまだ冬が居座り
セピアの野で咲くこの花には目もくれず
寒さも相まって寂しそう
茎を半円形の葉が取り囲んで
蓮華座に見立て別名三界草
花は心休まる淡い紫。
立春 消し去る朝の 冬模様
少しと言うか僅かと言うか、私の唇にそっと触れた口づけの感触がうれしい春日和は終わり、今朝からは冬空が戻り、寒さ、空色、淀みが再び冬を告げている。
今日から立春だと言うのに無粋な奴だ、旧正月も節分で幕を引き、いつもの寒空が戻って来て、今朝は北国では雪を告げている。
その雪の降らない町で春を感じるものはないものかと探していると、私が既に失ったふさふさした雑草のなかで仏の座が一輪咲いている。
季は正直なもので、少しずつではあるが春に向かって着実に駒を進めている。
仏の座
この立春ごろから咲き始める
野草の仏の座
花は地味で誰も関心を示さず
踏まれ
無視され
悲哀のなかで咲く春の使い
この花が咲くころまだ冬が居座り
セピアの野で咲くこの花には目もくれず
寒さも相まって寂しそう
茎を半円形の葉が取り囲んで
蓮華座に見立て別名三界草
花は心休まる淡い紫。
立春 消し去る朝の 冬模様
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