六甲1号の出撃にっき

撮影ロケの出撃模様のほか、日々の雑感なんかも綴ったものです。

さよなら西鉄8000形 撮り&乗り

2017-10-12 |  出撃 at 九州地方
 2扉又は3扉で転換クロスシートがズラリと並んだ、JRなら近郊用・私鉄なら無料優等列車用の中でも、快適性で阪急6300系(リニューアル前)・京阪8000系などと並んでトップクラスだった西鉄8000形が、いよいよこの10月15日で最後まで残った1編成も引退することになり、登場時のオリジナルカラーに復刻されて最後のさよなら運行を行うということで、ちょうど秋の乗り放題パスが使える期間でもあり、西鉄電車の撮影は春にも来ましたが、再度九州へ出撃することにしました。好天が予想されるので、特撮+コンデジ4K撮影で、一眼レフはもう持たずに出掛ける最近のスタイル。
 今月前半は週休日が土日に当たるパターンに嵌まっており、残念ながら平日に出掛けられず、混雑が避けられないのですが、悠長なことは言ってられません、最終日まであと一週間。今回の休みは10/8~9なのですが、10日に有休を取って3連休にして3泊4日の行程にします。

 .現地2日+帰路1日で秋の乗り放題パス利用
 そのため往路は前日の7日夜に神戸港から阪九フェリーで行き、8日の朝に門司に到着、そこから秋の乗り放題パスを3日間利用という形を取ります。九州内だけだと旅名人の満喫きっぷがありますが、それだと帰ってこれないので。

 阪九フェリーに乗るのは昨秋11月に長崎に大サロ撮りに行って以来の11ヵ月ぶり。3連休なので混雑が心配されましたが、土曜日の乗船なので、難なく当日の朝に指定B個室が取れました。

 週末の出港は平日よりも1時間半遅い20時の出港で、六甲アイランドターミナルはもう真っ暗です。
 さすがに3連休とあって、阪神御影から乗った連絡バスは満員で、途中のJR住吉では積み残しも発生する事態に、さらに新交通六甲アイランドでは通過扱いとなって、乗れなかった人は港まで歩いたのでしょうか?でも8割方が大分行きのさんふらわあの停留所で下車、新門司行きの停留所まで乗っていたのは数人だけでした。

 20時ちょうど、いや30秒フライング?でいよいよ出航。六甲の山々をバックに逆100万ドルの夜景を楽しみながら、明日の撮影場所や行程を検討します。

 ちょっと息抜きに明石海峡大橋の下をくぐり抜ける瞬間に立ち会います。周りが暗い中、色を変えながら迫ってくる大橋を一目見ようと大勢の家族連れで強風のデッキの上は賑わっていました。

 その後安心して個室のベッドで熟睡してしまい、起きたらもう門司の港が近づいていました。船内での朝食は諦め、充電完了のまま机の上に出しっぱなしにしていた機材やPCを片付けて下船します。

 新門司港からの連絡バスは小倉駅まで乗らずに、途中の門司駅前で降りて、ここからJRの乗車がスタート。まずは乗り放題パスの購入から。

 以前小倉駅のマルスで発券したところ、悪名高き赤い印字のやつだったので、赤くないやつに期待して門司で購入。これ以外にも小倉駅前まで乗ると、その間に渋滞等で大幅に時間が掛かったりして、一度小倉まで乗って懲りたので、門司で降りる訳です。さしこ、7,710円だったら青春18きっぷ3回分に比べりゃ、そげん安くなかろうもん、いや、何もなか。

 9:31 切符も買っていよいよスタート。最初に乗るのは811系8連の快速列車、サービスダウン仕様のロンシー編成ではなかったのでひと安心。あれに当たるとのっけから幻滅だもんね。

 .西鉄沿線撮影1日目
 さて門司から乗った快速電車は延々と大牟田方向に進み、ひたすら西鉄沿線を目指します。時間的に下りの1本目は無理なので、返しの上り列車から撮影すべく、撮影地を選定。
 JRは二日市で下車し、そこから紫駅まで歩くいつもの短絡コース。西鉄の普通に乗り換えて、最初の撮影地は味坂にします。時間的に大牟田から帰ってくる1往復目の特急の時刻が迫っています。間に合うか?

 a.端間-味坂にて上り1本目
 味坂で下車し、ホーム上に何人かのホーム撮りオタクがいましたが、わざわざ味坂まで来て逆光下でのホーム撮りとか、理解に苦しむ所ですが、上り特急通過まであと数分、大急ぎで歩いて川を渡ります。

 12:28 時間がないので堤防からのビデオパン撮影、一応三脚をセットする余裕はありました。
 久しぶりに見る原色の8000形、やっぱりこの色がいいです。

 b.老害の惨禍に遭った端間-味坂下り2本目
 天神から折り返してくる下りの2本目をどうしようか?光線がぎりぎり南中なので側面に当たってくれるか心配、田圃の中の道路に下りて2発目を待機します。

 13:29 下り2往復目が来たのですが、ここで、近くにいた老人が、離れた場所にいた私に向かって「電車来たよ!」と大声で呼びます。いや、それ動画撮影中の物だからと言っても理解出来ないんでしょう。回しっぱなしの動画にモロにジジイの叫び声が入ってしまう最悪の事態。まさに老害そのもの。まだ通過中なのに写真だけ撮って、ヤッター!とか感想をこぼす早漏野郎も似たような物ですが。

 c.初撮影地の八丁牟田-蒲池で上り2本目 
 続いて2往復目の返しを狙えるか、先を急ぎます。味坂から下りの普通に乗って大牟田方面へ下って行きます。
 久留米で特急に乗り換えますが、この特急は大牟田の手前で上りの8000形とすれ違うため、中島以北で撮ることになるのですが、航空写真から判断と車窓からのロケハンで蒲池付近と決定。蒲池駅では私の他に3人程が下車しました。

 14:39 既に数名が待機していた場所ではなく、もう1つ天神寄りの踏切付近に到着した瞬間、踏切が鳴り始めました。慌ててカメラを取り出して録画開始、三脚をセットする余裕はありませんでした。
 蒲池では上りの1本のみを撮って駅に戻り、次の大牟田行きに乗ります。福岡1DAYパスと三脚を持った人たちで電車内は異様な雰囲気、柳川で特急待ちのバカ停の間に区間外の切符を買って戻ってきたようで、中島でほぼ全員が降りて行きました。ここで今から撮っても正面影なのに。

 d.東甘木-西鉄銀水で上下3本目
 私は中島では降りずに大牟田方面へ、昔一度降りた事のある東甘木で下車します。航空写真で予め目星を付けていた田んぼに行ってみたら、うわぁ、気持ち悪い白髪ロン毛のオッサンがアングル内の踏切の手前に立ってます。爽やかな青年ならまだしも、不潔なロン毛白髪でしかも目立つ白シャツが完全に画面内に入るので場所を移動、小さな川に掛かる橋の脇にある踏切でスタンバイ、いわゆる踏切望遠狂アングルですが、まぁ仕方ないわ1本ぐらいこういう構図もいいか。

 16:30 やって来ました3往復の下り特急、望遠で捉えて急いでズームアウトします。

 カーブから直線になって思いっきり飛ばす所なのでなかなか追っつきません。
 コンデジの電動ズームは遅いので、この列車の速度で引ききれるか心配ながらも一応引けたのですが、露光調整が追いついていません。ややオーバー。動きの速い列車を撮るには少々キツイですね、でも一眼レフでも結構引きズームで撮ると露出オーバーになるので似たようなものですから。

 ちなみに、この踏切の近くにはコスモスを入れてこんな感じで撮れる場所もありました。
 さて返しの上り特急ですが、先程の踏切にいた男は、何故か踏切の東側、つまり電車の車体の影側に移動したので、これで構図内に入ることもなくラッキー、多分地元の素人なんでしょう。

 16:58 これで返しの特急を、順光で追い撮り+特撮でいただきました。
 これにて今日の撮影は終了、季節外れの暑さと重い機材抱えて歩いたので大汗だくだく。JR銀水駅から八代行きに乗って、取り敢えず早く風呂に入りたいが駅から近い施設がないか探してたら、結局上熊本まで来てしまいました。上熊本で風呂に入って、今夜の宿泊地である二日市まで戻るという、フリー切符でなければやれない行程。

 .西鉄沿線撮影2日目
 二日市で泊まったのは、2日目の撮影を昨日ジジイに邪魔された味坂で今度は午前中に順光の東側から撮るか、それとも西鉄中島の矢部川の東側から撮るか決めかねてたので、二日市/紫どっちからでも行けるようにということです。
 しかし1本目は結局西鉄中島で撮る事にしました。以前中島では水都の8000系は撮っているのですが、原色は撮っていないので、中島を選択、それなら今日も福岡1DAYパスは必要ないので、二日市からJRに乗って渡瀬まで行きます。

 9:57 JR渡瀬から徒歩で西鉄開駅に来るのですが、その北側にコスモスが咲いている場所があったので、ここで、一般特急などを撮って時間調整。

 a.予想外の工事で立入禁止
 開から中島までは2駅150円なのでICOCAで乗車、いよいよ中島の東側に行こうとしたのですが何と、

 河川改修工事のため、歩行者含め全面に通行止めになっていました。今日は祝日だから、工事もやってないだろうから、バリケードの脇から入ってもいいかな? と思って奥を眺めると、何と重機が動いています。
 ガーン!これは想定外。鉄橋の西側だと今の時間帯は側面は影になるので困った。
迷っている暇はありません、急きょ撮影地を変えることとして、開駅方面へ移動する事にします。この先、江の浦-開間に、線路脇の柵が低くて撮り易そうな場所が移動中の車窓から見えたのでそこまで戻ります。普通電車は30分に1本、歩いた方が早い。

 b.江の浦-開で上下1本目
 江の浦駅から徒歩10分位の所にある踏切に到着、本来は線路東側の田んぼ畦道辺りからの撮影を考えていたのですが、太陽が西側に回ってしまい、西側には住宅や電線があったので、妥協で踏切近くでスタンバイ。
 そうしたところ、待機中に西鉄の保線掛のトラックがやって来て踏切脇で何やら作業を始めています。

 何かと思ったら、撮影者が入らないようにロープで規制線を張っている処でした。
「いや、そっちからは撮らないから」と口に出してしまいそうでしたが、面縦野郎は側面が影でもお構い無しに敷地内に入るから、こうせざるを得ないんでしょうね。ご苦労様です。
 
 11:27 想定外の場所で下りの1往復目の撮影となりました。返しの上り特急通過まで35分程です。時間がないので、ここから南へ100m程行った川のほとりでスタンバイ。さっきまで誰もいなかった踏切には3人程が来て、追い撮り待ちをしています。

 12:01 私はこの場所では特撮優先とし、通常機材でのアングルは奥の撮影者が入っても仕方ない場所でセッティング。
 上り1本目が通過しました。踏切脇に案の定面縦野郎と爺じいの2名が立ちましたが、上手く軽トラが塞いでくれました。もう1人爽やかな青年がいましたが、実りの田んぼ強調で写真の左アングル外に立っていました。
 ここは置きっぱ動画なので、映りに期待はしてませんでしたが、まぁ見れなくはないです。

 c.再び西鉄中島へ、上下2本目 
 次の2往復目は西鉄中島の西側で撮る事にしました。ここから徒歩で20分程なのですが、この暑さで流石にバテてきたので、たった1駅ですが電車で移動します。

 中島の西側に着くと、既に15人程が三脚立ててスタンバっています、日中の3往復中、光線が良いのは2本目だけなので、皆さん気合いが入ります。堤防の上から撮ろうか、下の岸壁から撮ろうか・・・答は両方から撮ることにしました。

 13:54 そして光線良好な中、2往復目の下り特急が来ました。バリ順でゲット。
 結局20名強がここでバリ順の8000系撮影を堪能しました、マナー違反者もなく、皆んな爽やか(1人だけ上下黒スーツで暑苦しそう)に「おっ疲れ~」で撮影ができました。返しの上り特急をどこで撮ろうか?

 8000形通過後数分で、交換の上り3000形水都が来るので、斜め位置から撮影。
 大半の人は次のアングル位置へ移動の最中で、3000形には目もくれませんでしたが、この中島に来ることも、もうこれで最後かも知れないので、一応撮っておきます。

 14:32 中島漁港の雰囲気を入れた真横のアングルに皆さん集中するのですが、国道を走る車の音がうるさいので動画撮りの私としては敬遠、数年前に来た川の北側にある港湾からの見上げるアングルとしました。どっちにせよ、船舶関係の設備が画面内に写り込むのは必然的というか、ここはその要素を入れた漁港の雰囲気が売りの撮影地なのです。
 こうして2往復目も無事撮影終了。

 d.最後は結局味坂へ、上下3本目
 さぁ最後の3往復目は、やっぱり味坂でしょう・・・ということで、昨日に続いて味坂へ行く事にしました。
 上下黒スーツのおじさんも中島から同じ行程で味坂下車、考えてることは同じなんですね。

 15:59 昨日の昼に続いて今日3往復目は、再び味坂で撮影、昨日機材トラブル(まさかのiPad高温停止)でできなかった特撮も敢行、バッチリ撮れてたかな?昨日よりは更に田んぼ強調で線路より離れて撮影。

 返しの上り特急は同じ場所で狙ってもつまらないので、歩いて駅の南側へ行く事にしました。
 今日もホーム上には駅撮りオタクがいます。ホーム先が狭くて危険なので、通過列車だけでなく、普通列車からも盛大にファーンと鳴らされていました。
 何でそこまでしてわざわざ味坂のホームで撮りたいのか、やっぱり理解出来ない。他の駅だってあろうものなのに。しかもこの時間帯は完全逆光なのに、あぁ逆光下で黒潰れした写真が撮りたいのか、納得。

 味坂駅から大牟田方面へ歩いて10分、かなり日が傾いてきて光線が心配になります。
 まず下りの3000形ブツ6特急で光線状態を確かめます、これはひょっとしてエロ光になるかも。でもまだ8000形通過まで30分近くあります。日が沈まなければいいが・・・

 17:25 心配した通り日が地平線近くの雲に遮られてしまいましたが、雲の上で光るオレンジ色の空の色が車体に反射して鈍くキラリ!

 カメラをパンして天神側に向けます。本当に枯れそうな秋の夕暮れの中を行く8000形、最後のロケにふさわしい?シーンとなりました。

 これで駅間のロケは全て終了しました。
 まだ時間があるので、今日最終の特急運用にお別れ乗車する事にしました。
 味坂から一旦西鉄久留米に行き、そこからバスでJR久留米に出てJRで大牟田に出ようとしたのですが、西鉄久留米で動画撮影が出来そうなので、ここで、下り特急まで40分程待ちます。中島・味坂で見かけた黒スーツのおじさんも居ました。

 18:33 全部で7人ほどによるバルブ大会が開催され、私は動画→スチル→動画で夜のシーンをいただきました。
 みんな低い位置で撮るのかと思いきや、1人だけウドの大木みたいな奴がぼーっと立っていたので、動画パン時に苦労し、操作でミスりましたが、ドンマイドンマイ。

 .最後はお別れ乗車
 これで必然的に上り特急には間に合わなくなりました。そこで別ルートを採ります。JRの快速で一旦博多まで行き地下鉄で天神へ出て、そこから下り最終の特急運用に乗るという裏技。間に合うのか?
 いやいや西鉄久留米にいるんだから、そのまま天神へ戻ればいいのに。でも乗り放題パスが今日はほとんど使っていないので、JR利用で博多へ向かいます。
 久留米19:11-JR快速→19:45博多20:02-地下鉄→20:08天神 これが間に合うんですね。
 途中快速列車が5分も遅れたのですが、予定通りに地下鉄に乗れて、いつ来ても不便な地下鉄赤塚→西鉄乗換えでホーム上がります。

 昔既に先頭車には2度ほど乗っているし、夜間は運転室の全ての窓をカーテンで仕切るため、全く前の景色が見えないので、列が一番空いている3両目に並びました。前から4人目、これで車窓右側は座れる筈です。
20:25入線してきました、折り返し20:30の最後の特急に入ります。

 さてこれで最後の8000形の乗車になります。
 3連休最終日とあって、普段の休日の夜よりも混んでいるのでしょうか?それとも名残り惜し乗車のせい?

 何年ぶりかに乗った8000形の感触は、以外と乗り心地が硬めで、飛ばすと電動車だったからか、上下動がよくする感じです。
 福岡市内は高架工事のため徐行してたのですが、市外へ出ると一気に飛ばします。
 史上最高傑作FS369Aを履いてフワフワな乗り心地の(改装前の)阪急6300系に比べると、西鉄8000形の中間電動車は固めで上下動がけっこうきます。惰行時のブヮーンという音もモーターマニアには堪らないサウンドです。でももうこの感触に浸ることもありません。

 要所々々で動画を撮ってあっという間に終点の大牟田に着きました。
 機材の入った重いカートはホーム端に置いて、最後のスナップ撮影。

 1日の最後の上り運用では、大牟田からはレアな運用の急行福岡天神行きなるのですが、ファンサービスでしばらく間、特急表示にしてから改めて幕回しをして急行表示にしていました。

 天神や大牟田でも昼間は乗客がいて、車内の様子があまり撮れないのですが、21時半とあってか、車内は誰も乗っていない車両もあり、9名ほど残っていたオタクによる撮り放題タイムです。

 車内の吊り広告は、もちろん「さよなら8000形」
 天神からの途中車中でも、一般人らしき人が撮る姿を何度か見ました。

 年齢不詳?の鉄子さんも下り列車に乗車して、ずーっと記録してました。

 ホームの先端に行くと5名ほどが記録していました、ここから少し望遠気味にすると、なかなかいい感じで撮れます。ホーム上に人がいないのが条件ですが。

 運転士が乗り込んで、なんと再度の幕回しの大サービス?
 「直行 大牟田・・・」こんな種別あるんですね。

 21:59 いよいよ急行 福岡天神行きの上り最終運用で8000形は出て行きました。
 結局ホーム上に残ったのは私だけで、他はみな折り返して行ったようです。福岡1DAYパスの区間外だけど、乗車券はどうしたのかな? 私はこれで天神まで乗ると、その後の滞泊地へ行くのに影響が出るので、JR鹿児島本線で上りました。

  オ マ ケ 
 3日目は朝からずーっと鈍行でひたすら山陽本線を上るのみの行程です。

 下関10:01発の岩国行はドツボの2両編成、非転クロ車。これで岩国までか・・・
 でも昔、下関発広島行の103系に延々揺られた事を思えば何とやら。

 天気の良い快晴の日に、延々電車に乗り続けるのも勿体無いことですが。
 うん、今度はここで瑞風を撮ろうかな・・・と車窓ロケハンを企むのにはいいかも。

          
 というわけで、3泊4日の九州行きを終え、西鉄8000形にお別れをしてきました。
 平成生まれの電車、それも無料優等列車の代表格の形式が、こんな形で消えていくのは、本当に寂しいですね。
 これで先代の2000形から継承した2扉特急車は西鉄から消滅しました。
 加えて5000形アイスキャンデーもある程度撮っているので、もしかしたら、これでもう西鉄電車に乗る事がなくなるかも知れません。
 今年はこれで出撃計画が今のところ全て終了、年内は鉄道撮影予定は白紙です。月に1回の特撮機材の調整のために出掛けることはありますが。
 次に九州に来るのは12月に北九州の枝光にある、あの施設に行くかも。
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九州北部のんびり紀行

2017-04-04 |  出撃 at 九州地方
 毎年3月末にはSL人吉と桜の取り合わせを撮るために九州行きの計画を入れて入るのですが、今年は地球寒冷化の悪寒の動きで大幅に桜の開花が遅れているので、南九州でも3月30日になってようやく開花という状態、全く桜は期待出来ないのでSL人吉の撮影は取り止めとして、別の列車を撮ることにしました。今回も重い一眼レフは持たずに出掛けたので、公開できる走行列車の画像は4Kコンデジ動画からの切り出し映像になります。

 .佐賀・長崎で気動車を撮影
 3/30は1日好天が予想されたので、午前中は昨年末に訪れた松浦鉄道の一部リベンジと、昼からはシーサイドライナーの撮影に回ります。

 松浦鉄道の伊万里市内を流れる川の鉄橋にて1本撮影。昨年来た時は天気が荒天気味だったのと川の改修工事で台船が作業していたので仕方無く妥協したのですが、今回は作業船もおらず環境的にはまあまあだったのですが、例によって雲配給されました。松浦鉄道は何れ他の場所を含めフリーきっぷでのんびり回りたいです。
 午後は大村湾沿いに走る列車の撮影です。

 最初に来たのが長崎本線の非電化区間で何度か来ている東園ですが、今回は新しいアングルを探して北西側へ、さて上手く撮れてたでしょうか?
 続いて夕方近くに順光が期待できる大村線に回ります。

 今回は彼杵駅で下車して、海沿いの場所で撮るのですが、そこへ行くまでの間に、ちょうど菜の花が咲いている川の土手があったので、ここで1本撮影。

 そして今日の最後の撮影地である海沿いの場所でヌル晴れでしたが順光でキハ66を撮影し、本日は終了。

 駅に戻って帰りの列車に乗ろうとしたら国鉄色がやって来ました。何とタイミングが悪い事でしょう。でもいつもの事です。
 翌3/31は、前記事に書きましたデンチャの乗り&録りになります。

 .福岡県内で3ヶ所撮影
 最終日は昼過ぎまで九州内に居れるので、福岡県内で3ヶ所ほど撮影に挑みます。

 朝1発目は西鉄電車で、去就が気になる8000形を録ります。二日市以南の田園地帯で撮れるのは「水都」編成だけになりました。
 天気は晴れ予報だったのですが、朝の雲に覆われてしまいました。

 こちらは5000形の置き換え用で投入され始めた9000形で、前面は結構ブサイクです。


 続いて久大本線で菜の花を入れての撮影場所を探して筑後吉井まで来ました。
 まずは下りの特急〔ゆふいんの森1号〕をバリ順でいただき。

 そして筑後吉井で交換待ちしていた博多行きの特急〔ゆふ2号〕が来ました。
 こちらは追い撮りの形になります。筑後吉井は10時台前半にまとめて4本列車が来るので、非常に効率が良いです。
 今日の最後は甘木鉄道へ行くのですが、ちょうど時間的に西鉄8000形の下り3本目がやってくるので一駅先の小郡で降りて少し歩きます。

 やって来ました今日2回目の「水都」
 光線的には真南からの光線だったので、完全順光にはなりませんでした。市街地での撮影なので線路脇から正面がちに構えるしかなく、特徴あるサイドは写りませんね。

 西鉄8000形を撮ってから西へ徒歩20分位で甘木鉄道の撮影場所に来ました。
 やって来たのが国鉄急行色もどきのAR-303号、ほのぼのしていい感じです。

 今後はこういう3セクなどの風景が中心になるかも知れません。
 つまり「風景鉄」?、ローカルの気動車なので「デコ鉄」?
 次は東北へ行きます。

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電車は撮っとらん、でんちゃばい

2017-04-03 |  出撃 at 九州地方
 記事が前後しますが、3/31は結局雨の止まない熊本から、昼過ぎには雨が止みそうな福岡へ移動することとし、3/4に営業運転を始めたばかりの新車819系を乗り&録りすることにしました。

 .新車じゃなくて新チャ?(お茶かよ)に乗る 

 博多発福北ゆたか線経由の快速に乗って、14時ごろに直方に到着しました。
 おお、早速白い輝きを放つ車体を発見! すぐに接続の黒崎行き813系に乗客が全て乗って、ホームに誰も居なくなったので、しばしの間は動き放題でしたが、ここに居たのは留置中の1編成だけでした。

 隣の3番線に別の引上線に停まっていた14:25発の若松行きが入線してきました。若松線は全て819系に置き換えられたので、若松行きといえば100%この車両に当たります。
 ちょうど部活帰りの女子高生たちが「あっ、でんちゃや。」と言ってた位なので、意外と呼び名は一般にも浸透しているようです。

 さっそく車内をパチリ。悪名高い白缶(817系2000・3000番台)と似た座席で、乗車時間が20分程度しかない事を思えば、致し方ないでしょう。まぁ直方から若松まで全区間乗り通しても1時間以内だから、ロングシートでも許せます。(門司港-大牟田の快速に入ったりする817系3000番台は許せません。)
 座席の端はアームレストではなく、保温対策のためガラスの風防が取り付けられています。

 連結面の側ですが、東日本のEV-E301系にはトイレが無かったのですが、この車両は直方以南への直通運転も考慮に入れてるようで(実際に博多まで乗り入れている)安心して下さい、付いてます。

 向かって左側の壁面にあるのが、マルチサポートビジョンで、次駅名案内の他に充電システムの様子や解説を表示しています。

 さて乗客が乗り込んできたのでホームへ出てスナップ1枚撮ったところで、いよいよ出発です。
 加速し始めると、817系とさほど変わらないような音ですが、東日本の烏山線ACCUMとの違いは、こちらはかなりぶっ飛ばします。最初は交流集電区間だからかと思ったのですが、その後非電化区間でもそれなりに飛ばしますので、充電車両は遅いとの思い込みをあっさりぶっ飛ばしてくれました。

 ドアやドア横のゴミ箱設置などは、他の白缶車と同じですが、各ドア面に犬のマスコットが描かれており、好評のようです。そのうち他形式同様に「床に座らないで下さい」のシールに貼りかえられたりして。

 車番表示の部分。 東日本のEV-Eooo系の場合は電車なのか気動車なのか分かりにくいのですが、こちらはハッキリと「クハ」「クモハ」の文字があるので、電車の類だと分かります。中間に充電式車両を表す「BEC」を入れてますが、表記が長くなるので、バッテリーのB1文字だけでよいと思いますが。

 折尾に到着しました。
 折尾でこの車両はパンタの下降・上昇タイムがあるので、新たな名物スポットになると思いますが、この折尾駅での停車時間が10分程度取られているため、反対側のホームにも列車が居る事が多くあり、反対側ホームからきれいにパンタの上下シーンを撮るのは難しいようです。
 上げ下ろしのタイミングは、若松行きが下ろすのは発車の数分前、直方方面行きは到着後直ぐに上げるので、動画をトリたい人は見計らってスタンバイしましよう。

 こちらは折尾を発車する直方行き列車。
 上下で停車位置が1両分以上ずれるので、並びを撮るのは望遠圧縮しかなさそうです。

 .やっぱり走行シーンを撮らんとね
 雨も完全に上がったので、走行シーンを撮ります。走行画像はいずれも4K動画からの切り出し画像です。

 まずは非電化の二島-奥洞海間で撮影。
 この場所は置き換え前にも気動車を撮りに来た場所で、歩道から少し見下ろした感じで撮れます。

 パンタを降ろして走っている状態。
 やはりこの車両はこのシーンは外せません。もう少し天気が良ければハッキリ見えたのですが。

 二島駅は大きくカーブしているので、ホームの端からやって来る列車を望遠で撮ることができ、もういかにもおあつらえ向きの駅撮り写真(撮ったのは動画ですが)になり、休日や夏休みなどには大きなリュックを抱えた人たちの撮影名所になるかも知れません。

 続いて電化区間の走行シーンを撮ります。

 やって来たのが、鞍手駅。
 ここはまだ筑豊本線が電化される前の50系客車が走っていた時代になるので、その時以来の十数年ぶりの再訪となります。駅寝をしたフラットなベンチも健在でした。

 駅から10分ほどの畑の中の道路から上り列車を追い撮り。
 直方側には高圧鉄塔がバックに写るために、こちら側の角度で撮るのが無難、晴れると逆光ですし。

 そして畦道を入って線路に近付いて下り列車を1ショット。
 畑と線路の間には用水路があるので、これ以上線路には近づけません。逆に安心して撮れます。でも夏場は草が伸びると思われるので、今の時期までです。

 こうして819系(正式にはBEC819系と呼ぶようです)に乗り&撮りを愉しみましたが、もう一度天気が良い日に来てみたいところです。ということで、リベンジ計画に入れておきます。
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青春18きっぷ 発売最終日に買う

2017-03-31 |  出撃 at 九州地方
 ここ10年近くの間、赤い青春18きっぷばかりだったので、売り出し開始日か、半月以内に買うことが多かったのですが、今回はこれまで1枚だけしか買っていなかったのですが、来週も使うことから、発売最終日である今日に2枚目を買うこととしました。

 こちらが今日買った2枚目の青い青春18きっぷ、九州北部の駅だと赤い感熱式の切符ですが、熊本駅のみどりの券売機で買ってみたところ、黒い熱転写式の切符で出てきました。
 そういえば去年窓口でいさぶろうの指定券を買った時も、黒い熱転写式の切符だったので、ここの駅はまだまだ置き換えられてないようです。在来線の高架が完成するタイミングが危ない気がします。

 熊本は朝から時より強めの雨が降っていました。今日の予報は南へ行くほど雨の時間が長いので、毎年撮影に来ていたSL人吉号も桜が咲いていないし取り止めることにしました。
 少しだけ被災地にお金を落として、今日は福岡へ戻ります。
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違うモン?が出てきた

2017-03-31 |  出撃 at 九州地方
 さっき大牟田駅のホーム上にある自販機でコーヒーを買おうと、写真左上にある青いプレボス「限定焙煎」を押したのに、出てきたのが茶色の缶。
 プレボス「限定ブレンド」とやらで、似て非なるモノ。街中の自販機ならたまにある事ですが、駅の中の自販機でこういうのは初めてかも。
 この辺がまぁいい加減な九州人気質を物語ってるのか、テゲテゲでいいさ、ってなところでしょうか?
 折角九州に来てるのですが、残念ながら今日は日中ほぼ1日雨模様なので、撮影は出来ず、乗り鉄でもします。
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若松線のDC乗り収め

2016-12-30 |  出撃 at 九州地方
 クリスマスに山口線のSL撮影に出掛けた翌日は、当初の予定では広島近辺で115系などを撮る予定だったのですが、朝から雨の予報が出ており、何故か午前中は曇マークのみの九州へ行き先を変更することにしました、18きっぷで最終的には帰宅しないといけないので、下関10時頃の上り電車に乗るまでに事を済ませなければなりません。
 このため行き先は3月で新しい蓄電池式の電車に置き換えられる筑豊本線の折尾-若松間、通称「若松線」に乗り&撮りすることにしました。


 折尾駅の1番ホーム(手前)が若松線の列車が発着する番線になっており、電車化されている直方方面へは階段を昇り下りして乗り換える手間が掛かります、一応直通の気動車列車もありますが、1日に僅かな本数しかありません。電車化されれば充電を兼ねて直方まで直通するようになるかもしれません。

 直方から2つ目の二島駅で降ります。
 この駅は大きくカーブしているので、ホームで撮り鉄するにも良いかも知れませんが、やはり走行中の列車を撮りたいものです。
 そこで駅を出て少し歩きます。

 駅から数分歩いた所で若松からの上り列車を撮ります。

 続いて先ほど乗ってきたキハ31の3連
 上の写真の位置より更に若松側に移動して、踏切手前のバス停付近から撮影。

 3~4本ほど撮って撤収、時間も押してきているので折尾へ戻ります。

 帰りの列車に乗ると録り鉄氏が1ボックス占領して録音中。
 よく見ると彼は寝てるようで、折尾に着いても降りずにそのまま折り返していきました。(本人が特定されないようマスキングで保護しています)

 折尾駅で佇むキハ47、この風景もあと僅か。

 行き先を示す部分がマグネットシートになっており、時々駅員がきて、若松・直方・回送と差し替えしていました。

 キハ47の編成はまた若松へと下って行きました。
 これで若松線の気動車とは最後のお別れとなります。

 年末は大晦日にカシオペア紀行を撮りに栃木に出没します。
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旅迷人のサロンカーあかつき撮影

2016-11-28 |  出撃 at 九州地方
 大阪-長崎間に特急〔あかつき〕が1往復限定で復活する!
 11月25日の夕方16時に大阪を出て、長崎には翌26日朝10時ごろ到着か・・・それを知った9月からこの日の出撃を待っていました。
 今週は24・25日が休みで26・27日は出勤日でしたが、早期に26日に年休を入れて休む体制満々。
 あとは気になるお天気だけ。最悪の雨天出撃取り止めに備えて山陽新幹線のおとなび切符は使わずに、直前でも買える阪九フェリーか夜行バスで往復することに。

 24~25日も丸一日休みで特に急がないので、23日の夜に神戸を出発し阪九フェリーで北九州入り、翌24から26日までの3日間は九州内を乗り降りするため、「旅名人の九州満喫きっぷ」で回り、3日目は切符を使わずレンタカーで回るかも知れないのですが、1日分余ったら、12月に青春18きっぷと絡めてまた九州へ来ればいいやと考えます。

 本番以外の前2日間はまだ撮影したことのない場所で適当に列車を撮影することとしました。

 .強い冬型の影響が
 寒気を伴った強い冬型の気圧配置で「東京でも11月に雪が積もり、転倒して多数の怪我人が・・・」とかいうお笑いニュースがやってたらしいのですが、西日本も強い北風が吹いて撮影にも影響を及ぼしております。
 24日の前半はEF81貨物の撮影へ、快速電車で鹿児島本線を南下し晴れている大牟田から更に南へ、結局熊本県に入りました。強い風で雲が次々と流れて来ますが、比較的安定した内陸の植木で下車。

 EF81 454牽引の1063レ、取り立てて何という特別な場所でもなく平凡な場所なのですが、午後の下りを順光で写す場所って以外と無いもんです。
 続いて何処へ行こうか?そのまま南へ南へと南下します。

 やって来たのが肥薩おれんじ鉄道の上田浦、青春18きっぷと違って旅名人の切符は私鉄も乗り放題なので、気軽に乗れます。
 上田浦に来たのは、まだJR鹿児島本線の時代に、475系の国鉄色を撮りに来て以来の12年ぶりの訪問となります。

 新たなアングルはないかと歩いて見つけた場所から狙いますが、風が強くてとにかく寒い。謳い文句の「穏やかな有明海」とは打って変わって白波が立ち、護岸に打ち寄せた波しぶきが垂直に跳ね上がって線路までかかるほど。

 2・3アングルほど撮影して、17時過ぎで日没により終了。日暮れが早いこれからの季節は嫌ですね。

 .まだ続く冬型の影響で迷う
 25日は
 ・翌26日の撮影の関係であまり南へ下りられないし、
 ・SL人吉は運行を終えているし、
 ・ななつ星は今日は電化区間しか走らないし、
行先に迷った挙句、佐賀・長崎県内で何処か撮る所は有るかと考えた結果、切符の利点を活かして松浦鉄道へ行くこととしました。
 ここは国鉄時代の松浦線を1981年に訪れて以来の実に35年ぶりの訪問となります。
 佐世保線で下って有田から松浦鉄道に乗り換えたのですが、全然天気が晴れて来ません。昨日の熊本の方が晴れていたのに。
 やはりこの辺りは日本海性の気候の種類に区分されるのでしょうか?

 伊万里市内のモスバで1時間ほど朝食がてらに待機した後、歩いて20分ほどの場所で鉄橋を渡る列車を撮りに来たのですが、10時を回って雲の隙間が見えたものの結局日が当たりませんでした。おまけに河川改修工事の最中で、橋脚部分に作業船の衝突防止用にオレンジ色の目立つ防護ガイドが目障りになります。
 来年以降ここでリベンジしたいと思います。と言って次いつ来ることやら。

 なかなか晴れないので松浦鉄道は乗り鉄をすることにします。

 伊万里で並ぶ有田行きと佐世保行きの列車。ここから佐世保まで2時間半かかりますが、ゆっくりと車窓を愉しむことにします。
 伊万里を11時台に出る列車とあって、車内は7~8人の乗客のみ、平日の昼前だとこんなものでしょう。

 車窓を愉しもうとしたものの、松浦鉄道って意外と海を入れた場所がなく、車窓からきれいに海が見える場所もごく限られています。撮影場所を探すも、今一つな場所ばかりか?

 途中の松浦から期末試験なのか早めに下校してきた高校生が一杯乗ってきて、車内が一気に賑やかになります。
 もうこれだけしかないという乗り鉄する唯一の楽しみになってしまっています。

 その学生達も駅ごとに降りていき、平戸口で最後の数人が降りると車内はついに3人だけになります。
 大きな荷物を持った婆さんと、グラサンの怪しいオッサン、それに私だけという、ほぼ空気輸送状態。

 ようやく天気が安定してきました。しかも車内は暖かいのでここからはお眠だったのと、数駅間の空気輸送のあと、佐世保に近付くにつれて車内が混んできたので写真も撮ることなく佐世保に到着、大村線の列車に乗り継ぎます。
 大村線に乗ってやって来たのが千綿駅。
 
 何ですか?この女子たちは。何かのドラマのロケ地にでもなったんでしょうか。「海沿いの誰も居ない小さな無人駅」の雰囲気や何処へ行ってしまったという有様で、完全に観光地化しています。中国語が飛び交っていなかった事だけが幸い。
 そんなことには目もくれず(いや、撮っとるやんかい!)、撮影予定の列車に間に合うように急いで駅を出て撮影地へ向かって歩きます。

 新たな撮影場所を見つけて撮ってみたのですが、ちょっと光線が厳しいですね。夏場だともう少し北側に回り込んでくれるのですが。なので、これ1本だけ撮って駅へ戻ります。

 駅へ戻って次の列車を待っていると時刻表に載っていない反対方向への通過列車が。
 あれ~、今日は或る列車がある日なのね。(ここで笑わないと、もう笑う所ありませんよ~)

 急いで新コンデジを取り出して海沿いを走るシーンを望遠で狙います。

 日も落ちはじめ、車で駅へ訪れていた人たちはそそくさと帰り、列車で来ていた2グループ計8人の女子たちが残ったのですが、何故か皆な関西弁でした。

 夕陽が沈む大村湾を見ながら諌早へ向かいます。これなら明日は晴れるでしょう。

 .いよいよ本番のサロンカー撮影
 週間予報では雨予報だったのと、列車のルートや時間が分からなかったので、3日目はレンタカーで機動力を活かして、万が一に備えようかとも思ったのですが、大村線も長与も経由しないのが分かり、時間的に追っかけも難しい(出来なくはないが、無理して追っかけてもロクな場所で撮れない事が多い)ので、3日目も鉄道+徒歩でサロンカーは1発狙いとしました。

 長崎本線の上り1番電車に乗り、小長井付近で夜明けになります。今日は晴れを確信します、光線が確実に順光な肥前大浦の漁港へ行くことにし、置きゲバで既に激パらしい白浜の俯瞰場所は側面が影るのでパス。

 肥前大浦で長崎側から来た鉄っちゃん達(自分も含めて)が大量に下車。白浜組と漁港組に分かれます。漁港の撮影地に7:20到着、15人程がいましたが、この写真を撮った8時には倍の30人近くに増えていました。

 特急〔かもめ〕などで大体の列車の長さを予測してアングルを調整します。
 キスマイの885系6両が通過、これに2両半分の長さになる感じでしょうか。

 漁船や港湾作業も居ないので静かな港でまったり佇む中、
 8:32 ポ~っと汽笛が鳴ってシャッター音の嵐に。
 いかにも長崎本線を走る感じの写真にしたいので、風景重視で撮ります。

 もう1台の三脚にセットしたコンデジ動画は真横に近い角度で撮り、無事順光でサロンカーあかつきをゲット。
 このために3日前に神戸港を出てきたのが報われた瞬間です。

 .予定外の副産物もゲット 
 撮影後は国道を歩いて駅まで戻ります、わナンバーが次々と脇を通って行きますが、もう追っかけは無理じゃないですかね?

 肥前大浦からは下り諫早方面の列車は5時間ほど来ないので、長崎から来た鉄っちゃんたちも一旦肥前鹿島まで普通に乗って、そこから特急で諫早まで折り返すとのこと。そのため、ほぼ全員が上り列車の到着を待ちます。その間に白いかもめが離合。

 途中肥前山口まで帰ってきた所で、1時間半待ちで下りの〔ななつ星〕が通り掛かるので撮影、上空少し雲が掛かってきました。駅に戻った12時半には完全に雲っていました。

 帰りも阪九フェリーなので、小倉に18時半までに着けばよく、その間どうしようかと思いながら鳥栖行きの電車に乗っていたら、沿線に撮影者が。
 何、返しの回送列車、昼間に走るんか!
 そう、引き上げの回送列車はてっきり間に合わない時間帯とかに走るものと思っていたのですが、沿線で何人もの撮影者がいるので、慌ててツイートなどで目撃情報を検索、既に諌早近くまで来ているようです。
 これは撮らなくてはならない。何処で撮るか?天気はどんどん雲ってきています。もう光線を気にせず場所を選べます。
 そこで駅から歩いて近い伊賀屋-佐賀間の田んぼでスタンバイ。この角度だと晴れるとド逆光ですが、雨が近づいてるようで、かなり暗くなってきました。
 佐賀駅で特急を待避したとのことで、通過時間の見込みもついて、特撮+動画2台+一眼の計4台で待ち構えます。

 14:42 無事に上りの回送列車が通過していきました。鉛色の雲の下、発色云々言えた環境じゃありません。
 予定外の回送列車まで撮れてこれで満足満足。回送列車が曇ったので完全勝利とは言えませんが、当初の週間予報が雨予報を出す中、迷った中でも九州へ遠征した甲斐がありました。鳥栖から快速に乗るとしばらくして雨が降ってきたので、天気予報も一応は当たったことにしてあげましょう。

 これで旅名人の切符を3日分とも使い切ってしまったので、12月に予定していた九州再訪問は白紙に、次の九州訪問は来春3月辺りになるかも知れません。

   お ま け  
 今回九州へは往復ともに阪九フェリー神戸便「やまと」を使いました。
 これは九州1日目の旅程に余裕があるため、小倉を8時回っての出発でもよければ、このルートが青春18きっぷを使う時よりも安くなる場合があります。今回はもちろん18きっぷ期間外なので、格安バスを除けば最安。
 往路は連絡バスでも六甲アイランドに乗船開始前に着けるので、乗船口に先頭に並んでおけば、自由席の窓際のコンセントがある場所を確保できるのですが、上りの新門司発の場合は、連絡バスがターミナルに乗船開始時刻の15分後に到着するため、窓際の確保はほぼ不可能と思われます。しかも翌27日は仕事なので、ぐっすり休もうという事で初めて個室を取ることにしました。

 2等指定B(右側の写真) というもので、値段も2等自由席に2,060円(事前割引価格)足すだけとリーズナブルなので、前日に2等の予約から変更しました。

 いよいよ個室に入ります。
 この個室は窓がなく、ベットと救命胴衣を入れた箱がついた机などのスペースがあるだけなので、閉所恐怖症の人にはとても恐い折檻部屋みたいなものです。しかも扉の下が数センチの隙間があって、音が漏れるのでいかがわしい行為もできません。なので完全プライベードではなく、90%プライベートって感じでしょうか。

 部屋の構造は廊下から入ると両側に個室が5室ずつ合わせて10室あり、それが全部で10区画、つまり100名分あり、本来ドライバー室として使っている部屋を20室分だけ一般旅客に供用しているものです。

 小雨降る北九州を後に神戸へ向けて出航。

 週末だし送迎バスが3台も出たことだから自由席も混んでるだろなと思って回ってみると、なんと、5区画開放された自由席のうち、1番奥の区画は誰も乗っていません。残りの区画も夫婦1組で貸切が1画、あとは家族連れで使用などガラガラ。金曜と日曜に挟まれた土曜なので、この状況でしょうか?ちなみに残りの区画は全て団体で埋まっていました。
 マジすか! これなら1人で貸切占領できたのに~。(結局朝までこの部屋は空気運んでおりました。)
 さて風呂にも入って長旅のヨゴレも落として、23時には爆睡していました。

 翌朝明石海峡付近で目覚めましたが、雨に煙って視界が悪く、神戸の街も霞んで見えません。

 定刻より10分ほど早く六甲アイランドに着岸し、今回の旅も終わります。

 往復12,000円+九州内10,800円+の遠征コスパやこれ如何に。 
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パーイチのお銀 狙いで九州へ

2016-08-01 |  出撃 at 九州地方
 .信州やめて九州へ
 山口SL重連の興奮も冷めやらぬ7月最終週は、本来の予定では長野へ189系や・新潟へ115系等を撮る予定をしていたのですが、どうしても天気の予報が悪く、特に27日は雨予報だったので天気のいい西日本、それも九州へ行くことにしました。
 九州へ何を撮りに行こうか? やっぱりあれです、あれ。
 迂回ルートで走っている、〔ななつ星〕もいいのですが、電化区間でディーゼル撮るのもねぇ。
 ここはやっぱり電化区間の雄である電機機関車、今や定期運用されているEF81は九州だけとなり、その中でも一際異彩を放っている303号機、通称「銀釜」とか「お銀」とか呼ばれて絶滅危機にあるレア種を出来れば撮りたいところ。
 実は春にも九州出撃の際に303号機を撮影したのですが、今にも雨が降りそうな真っ暗な天候だったので、天気のよい中で撮りたいとリベンジ出撃という訳です。

 .久しぶりの長距離船旅を楽しむ
 いつもは仕事を終えて、大阪を昼過ぎに出る新快速から乗り継いで、岡山発下関行きの電車に乗って、小倉で泊まるのですが、少し出発が遅れると、途中新幹線で追いかける事もあり、青春18きっぷ+新幹線代で5千円を超えることもあります。
 そこで今回目を付けたのが阪九フェリーの利用で、新門司港に朝7時着なので熊本・長崎辺りまで行くには遅くなって不向きですが、福岡周辺での撮影なら、十分活用できるものです。

 インターネットで予約すれば割引が効くので、2等自由席(いわゆる雑魚寝)なら片道5千円を切る格安で行けます。ただ、最近は中国人とかが乗ってガヤガヤ五月蝿いとかいう噂もあったので、個室から売り切れてしまうのですが、2等個室B以外は売り切れてなかったので、空いていると判断し、2等自由席にしました。小中国の豚どもがいない事を願いつつ。

 阪神御影から連絡バスで東神戸フェリーターミナルに着きます。前回ここからフェリーに乗ったのは、バイクで大分・宮崎に〔彗星〕を撮りに行って以来なので、10年近く前になります。

 さてお目当ての自由席に行きます。今日は反対側(左舷)の2等船室は天理教の団体や、E○○ジュニアの団体で押さえられていたので、一般客は右舷の4室のみ(一番奥もどこかの女子高運動部が貸切)となりました。

 右舷の一番奥から1つ手前の部屋に入りました。 うわっ、やったー貸切や!
 残念ながら出航直前になって、どこかの高校サッカー部顧問らしき3名が入ってきて貸切ではなくなりましたが、学校の先生らしくマナーや盗難の心配もなく快適に過ごせそうです。

 18:30 東神戸港を定刻に出航。ぐるりと円弧を描いて神戸沖に出ます。

 神戸の中心、三宮の沖合いに出るまで30分ほどかかり、19時を回ったあたりで、そろそろ食事とします。
 船内の食事は割高ですが、イケメンの船長さんや、安めぐみ?っぽい美人で、常連トラッカーからは大人気のクルー姉さんへの御代と思えば大して高くはありません。しかもご飯・味噌汁お代わり自由!
 
 そうこうしているうちに明石海峡大橋の下を通過。シャッタースピード1/10秒なのでブレブレです。
 このあと瀬戸大橋や来島海峡大橋の下も通りますが、真夜中なのでおねんねです。

 朝5時半起床、西日本とはいえ、すっかり明るくなっていました。

 6時に食堂が開くので、モーニングセットで朝食タイムとします。海を見ながらのカウンター席なので、景色を楽しみながら食事ができます。

 6:50には新門司港に入り、着岸体勢に。波もおだやかだったので遅れることなく、余裕の入港です。

 7:00 ジャストに下船。ターミナルの前には門司・小倉駅行の連絡バスが待機しています。バス1台で大丈夫かな?

 .パーイチ撮影1日目

 バスを門司で降りて、門司からは鹿児島本線に乗ります。
 今日の獲物、EF81 303は、運用推測通りに4081レに入っているかな? まだ目撃情報がないので心配。
 小倉8:06発の4227M 快速に乗って、先を急ぎます。

 千早を出たところで、お銀発見! やっぱり予想通りの運用に入っています。よし、今日は撮れる!とテンションも上がります。

 快速列車を原田で下車。貨物列車の通過までは時間が無いので、ここはホーム端から駅撮りとします。
 天拝山-原田の駅間には車8台ほどいて10人程の砲列ができてましたが、ここは先客が1人いただけで、2名でまったり撮影。
 撮影後は次の普通に乗り、鳥栖で乗り換えて先回りします。4081レは鳥栖で1時間半近く止まるので、電車でも余裕で追っ掛けられます。

 続いてやってきたのが、伊賀屋-佐賀間の直線。
 ここでは時間に余裕があるので、特撮機材を出して、一眼レフは遠隔操作のサブカメラとします。
 直前に隣々県ナンバーの車が来てセッティングしていましたが、何を思ったのか列車通過直前になって草刈りのため、カメラから離れている隙に列車がやってきて、彼は慌てて戻ろうとするもジ・エンドしてました。
 私は特撮・一眼・コンデジ動画の3つとも無事に撮れ、小さくガッツポース。でもよく見ると、あ~ぁ串パンしてます。まぁ一眼レフはサブカメラだし、気にしない気にしない。(でもやっぱり気になる。)

 午後からは伊賀屋駅の東側へ移動して、ED76牽引の4083レも撮影。これにて今日の撮影は終了。
 さて明日はどこで撮ろうかな?

 .パーイチ撮影2日目&山陽本線帰路
 2日目は運用予想だと、59レに入るはずなので、これも1ヶ所に狙いを付けて撮影地を絞ります。
 春に来た時は天拝山-原田の定番撮影地で撮ったのですが、昨日の混雑ぶりを見ると、あまり訪れたいとは思いません。そこで、日の出時の雲に隠れるリスクはあるものの、この時期の日の出の早さの恩恵に預かるべく、折尾-福間のどこかで撮ろうということにしました。
 結局駅からそう遠くない東郷-東福間のカーブで撮ることに。先客は1名のみ。

 6:43 先行の貨物列車の遅れの影響を受けて、約25分程度遅れてやってきました。
 おかげで光量を確保できて、何とか撮れました。九州内はこれで撮影終了です。

 昨日の朝、つい24時間ほど前に出発した門司駅に戻ってきました。わずか26時間で九州とはお別れです。
 今日は青春18きっぷでの帰路のため、山陽本線をトロトロと上がって行きます。

 5分で本州に入り、楽しみな下関運転所を確認します。電車はもう末期色ばかりです。

 その末期色の本当の末期が、次の幡生斎場で繰り広げられるのです。哀れ。
 さて山陽本線を上っていくのですが、途中の本由良で下車します。

 狙っていたのが、この気動車の回送で、10時台後半にここで気動車の回送が上下1本づつ通るので、それを撮影します。

 下松を過ぎての右手は、日立の工場。作ってるのは手前がN700A、奥は何かな?

 ということで、7月最後の出撃が終わりました。
 8月第1週は、夜の国鉄特急色~583系撮影で秋田・青森へ出撃します。
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2年ぶりのSL人吉と銀色EF81撮影へ

2016-04-01 |  出撃 at 九州地方
 3月ダイヤ改正前の最後の追い込み撮影も終わり、気が抜けてしまいそうですが、なかなかそうもいかないのが悲しい性でしょうか。
 結局、両毛線の115系4連が運用離脱になると言う話は噂で済みましたが、それ以外の話は全て当たり、記録&乗車していて良かったですが、更に警戒は続きます。
 今改正で富山のEF81の運用が全滅してしまいました。改正後間もないので切り替えられたEF510の一部運用にEF81が代走していますが、先日までカシオペアを牽いていた509・510号機もJR東日本からJR貨物に譲渡され、JR東日本からEF510の車籍が全て消えてしまいました。
 今行なわれている代走が終わると富山配置のEF81は基本的に全滅になる公算。ただEF510に余裕があるとは思えないので、代走用として5両程度残るかもという期待はありますが、残った車両のうち状態の良いものが九州へ渡るとなると、玉突きで九州内の古い車両が離脱の危機に瀕します。九州内にいる81も結構危ない模様で、300番台が、銀色の304を始めとして、ローズに塗られた301・302ともに車籍から消えたようです。
 そこで今週は春のお楽しみであるSL人吉号とともに、EF81のできれば303号機を撮るべく九州へ出撃することにしました。
 
 .115系や415系を乗り継ぎ
 基本的に青春18きっぷで移動するため、山陽本線や九州内では国鉄型の115系や415系に乗る機会があります。
 仕事の関係でいつも乗る糸崎行より1本遅れたので、相生ダッシュでせっかくの窓側良席に座ったものの、岡山で岩国行に乗り換えます。

 岡山17:18発の岩国行が入線してきたのですが、下関寄の先頭車位置に並んでいたところ、前から見て AU13タイプのクーラーが見えたので、一瞬ガッカリしましたが、やって来たのが最もオンボロのクハ115-608。これはこれで最後かもしれないボロクハを記念に堪能しました。
 しかも途中の中庄まではきゃわイイ女児と、中庄で入れ替わって福山まではちょっとエロい感じのお姉さん (ジャンバーの下にチラリと見えたのがどう見てもキヨスクの制服っぽい、交代要員の移動かな?) と向かい合わせで極楽極楽。あぁまた今週もこんな所で運を使ってしまって、撮影時にロクな事がなさそうな悪寒が・・・

 さてC-13編成のボロクハを広島で下車し、広島→徳山は新幹線でワープ、再び在来線で西下、そして小倉→博多はまた新幹線でと新在組み合わせて下ります。

 .特急〔くまがわ〕が廃止された肥薩線でSL狙い
 2日目は肥薩線でSL人吉の撮影をするのですが、博多からだと朝1の普通電車かこれも朝1の新幹線がどちらかに乗る必要があります。

 朝4時半に起床できたので下りの1番電車に乗り、大牟田で八代行5323Mに乗り換え、ここからは朝夕限定の415系に乗ります。常磐線では先週で引退した415系ですが、こちら九州ではステンレスの1500番台はもちろん、鋼製の500番台、そして100番台までバリバリ現役で残っています。この5323Mで鋼製車両に当たるのは初めて。この編成を含めて今日熊本近辺で見かけた415系は全て白電でした。限定運用とかに変わったのでしょうか?

 以前は八代から特急〔くまがわ〕に乗り換えてたのですが、ダイヤ改正で廃止され、代わりにほぼ同じ時刻で快速〔いさぶろう〕が運転されるようになりました。前に人吉-吉松だけで乗った時は長椅子の自由席に乗りましたが、今回は指定席券を購入します。熊本駅みどりの窓口のお姉ちゃんが頑張って席番表を見ながらマルスをたたいてくれたのですが、見事に席表の見方が間違っていたのか、山側の後ろ向きA席に当たってしまいました。

 熊本発車からは決められた後ろ向きA席に座ってたのですが、八代を過ぎても私のボックスには誰も座ってこないので、進行方向向きのD席に座りなおして車窓を楽しみます。でも川が見えるのは鎌瀬の鉄橋までの短い間だけ。

 指定席券は一応人吉まで買っていましたが、1駅手前の渡で結局下車。2年前と同様に私1人だけがここで下車。車両だけが185系から変わった以外は何も変わりません。

 渡駅の駅舎を出て、道路向かいのバス停へ。ちなみに2年前に来た時の記事がこちらです。

 しかしバスのダイヤが2年前とは変わっており、行先も人吉産交前まで行かずに、撮影地最寄りバス停の1つ手前までしか行かなくなりました。次のバスまで1時間もあるので、歩いた方が早いため、歩いて球磨村から人吉市へ入ります。

 歩くこと45分、老人ホーム前の桜並木にやってきました。いつもなら平日でもかなり人がいるのですが、今日はたった4人しかいません。時刻表には4/1~運転と書いているので、それで人が少ないのかも知れません。JR九州のサイトでは3月中の運転日も掲載されてたのですが。

 しかしそれにしても貧相な桜です、こんな状態ではなかったのですが、見るからに木が痩せ細った感があり、枝ぶりも弱々しく、木がかなり弱ってきたのではないでしょうか?

 いつもの撮影場所に立ってみるとこんな感じ。こんな筈じゃなかったと思うがな~。

 東側の道路から並木を見ると、遠目だとあまり分かりませんかね?

 橋の所にはこのように撮影しないでと看板が出ており、人吉市も全力?を挙げて撮り鉄排除へ動いているのでしょうか? 一般観光客はお金落としてくれるけど、特に車で来る撮り鉄は金は落とさないわ違法駐車で交通の妨げになるわで、迷惑な存在なのです。

 並木の所では既に何度も撮っていることと、今回は特撮がメインなので、少し西側の小さな築堤でスタンバイ。1本の桜の木をアクセントにして、上り勾配でよく煙を出す場所なので、上を大きく空けたアングルでカメラを固定したのですが、見事にスカ。汽笛だけは鳴らしてくれましたけど。

 桜並木に戻って、上りの八代行を1本撮影して、西人吉駅で1時間半ほど待って、次の八代行で1駅手前の渡駅に戻ってきます。歩いた方が早かったですが。

 上りのSLは2012年にも来た渡駅西側の鉄橋西詰でスタンバイ。ここでも特撮がメインなので、一眼レフはワイヤレス撮影。ちょっとボタンを押すタイミングが早かったようです。
 撮影後は寄り道をせず、八代・荒尾・鳥栖で乗り換えて、今夜は二日市で滞泊。

 .銀のパーイチを撮る
 門司区のEF81運用状況を見ていると、303号機がちょうど良い具合に37→38→39と流れてきたので、59列車を天拝山-原田間の定番撮影地で狙うこととしました。
 撮影地は西鉄桜台駅から徒歩15分ほどでJR原田駅よりも近いので、西鉄で移動します。

 7:10 構えていると青白の81の姿が見えたので、あれ車両振り替えたか?と一瞬焦りましたが、どうやら推定時刻表では6時台に書かれてる列車のようです。

 7:16 カーブの先に銀色のオデコが見えたので撮影開始。2列車ともリモコンシャッターがちゃんと作動して撮れてたのですが、上の写真と比べるとちょっと早かったかな。

 .漂うもの・死すもの・生まれるもの
 九州から昼間の鈍行で帰る時はいつもあの場所が気になって仕方ありません。なので座る時は必ず車窓右側に座ります。

 門司区で漂う電気機関車群、去年9月に見た時は303号機より車体がキレイな304号機の姿があったのですが、今回は見られませんでした。車籍が消えたのは本当だったのですね。

 こちらは車窓左手ですが、下関運転所の様子。末期色が大勢を占める中、広島色の115系が2編成止まっており、手前の1編成はパンタを上げて方向幕も点灯していたので、このあと出てくる期待があります。

 続いて幡生斎場。一番手前の線路に105系500番代が4編成置かれていました。もうユンボの餌になる寸前で皆なガクブルしてるようです。

 新山口の1駅手前の嘉川でちょっと下車して上下2本の普電を撮影するのですが、期待虚しく、下りは2両の編成、上りも末期色でした。ここは特撮+コンデジ動画のみ撮影。

 嘉川から岩国行に乗って、下松の先で日立の工場を見ると、白い車体が。新幹線車両のようですが、今だにN700でも作ってるのでしょうか?


 ということで、今回の旅も終わりに近付き、岡山→姫路は夕方のラッシュを避けるので新幹線でワープ、岡山駅で買った豚めしが今日の夕食となりました。

 来週は81撮りに新潟へ行くか、再度九州か悩むところ、天気予報が悪くて下げポヨ。
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ななつ星・或る列車・山陰トワイ撮影

2015-12-22 |  出撃 at 九州地方
 先週の九州ぶらり旅をしたところですが、今週も九州へ出掛けます。しかしメインになるのは20日の山陰トワイライト撮影なので、どちらかというと九州内は休日の消化を兼ねてのついで訪問に近いですが。

  今回はトラブルなしの山陽本線鈍行乗り継ぎ
 先週は嵐の影響でドタバタな出だしとなった山陽本線鈍行乗り継ぎでしたが、今回は朝から晴れてます。週間予報では金・土と雲は多めだが晴れで、日曜日が快晴ということで、下り山陰トワイのメインである山口県も晴れ予報なので、これはもう気合が入ります。

 いつもの野洲を13:00発の新快速・播州赤穂行きに乗車します。

 先週、足場が崩れて9時間近く不通になった、工事中の東海道本線摩耶駅を通過。カメラを90度右へ振ると私の実家がある六甲の町ですが、余談でした。

 →15:22相生15:25→18:02糸崎18:10→19:27広島19:43→20:35岩国20:49→23:50下関23:51→0:04小倉
といつも通りの列車で乗り継ぐだけなので、あえて写真は撮りません。

  小倉→大分→久留米→上熊本
 2日目も18きっぷを使った移動となりますが、今日は〔ななつ星〕を大分県東部で順光撮影すべく場所探し、日豊本線・久大本線とも列車の効率が悪いので、撮影は1~2ヶ所で終わりそうです。

 小倉を朝8時過ぎの普通で乗り継いで、大分には11時前に着きました。
 高架工事が完成してから3回目の大分ですが、昼間に来たのは始めてだったので、駅舎を撮影。駅前も北西側を除いてすっかり変わってました。

 改札口前に駅員手作りの門松を立てるとのことで、その様子を地元のテレビ局各局が取材に来ており、乗客よりテレビ局のクルーの方が多い状態。写真の右側に切れて写ってませんが、コンコースにテレビカメラ用の大型三脚を我が物顔で立ててる姿は迷惑鉄ヲタを軽く凌駕してます。(写真に映ってる緑の人達ではありません)
 
 久大本線の撮影場所を探して小野屋で下車。最近駅名票が大分-由布院間で取り替えられたようで、木目板に粘土レリーフのような物が飾られています。 粘土レリーフに近付くと、国鉄色のキハ58が。
 駅によって車両の種類や色が違ってるので、見て回るのも楽しいかも。

 〔ななつ星〕の撮影は、1駅戻って鬼瀬駅付近で行ないました。
 いい感じのストレートですが、高圧鉄塔がバックに入るので、線路に近い場所から望遠で狙う事で、この高圧鉄塔はアングルから外すことができると思いますが、この場所では特撮の関係で一眼レフはサブカメラ扱いなので、鉄塔が入るこの場所に置かざるを得ませんでした。
 南由布付近で上りの〔ゆふいんの森〕を1本撮って、夕方の普通列車で久留米方面へ移動。

 →16:15由布院16:19→17:24日田18:24→19:31久留米19:58→20:27大牟田20:35→ と乗り継いで、今夜も上熊本で下車し滞泊します。

  熊本→島原→諫早→早岐→鳥栖→甘木
 土曜日は残り1回分ある「九州満喫きっぷ」を使います。
 先週も乗った熊本~島原の航路に今回は逆ルートで乗って、島原半島を北上し、大村線を走る〔或る列車〕を撮影します。

 今回乗るのは、熊本フェリーが運航する高速フェリーである、「オーシャンアロー」に乗ります。1万馬力(5000馬力のエンジンを2基搭載)の高出力で従来船の所要時間の半分の30分で結ぶというものです。運賃も220円高いだけの1,000円なので、そう割高感はありません。
 
 船内はきれいな座席が並びますが、リクライニングはしません。
 ちょうどクリスマスシーズンなので、展望ラウンジへ上がる階段に飾りつけがしてありました。

 7:30出航。遅い九州の日の出が後押しします。
 
 港を出ると電車のようなスムーズな加速をします。なんじゃコレ?という静かで振動のない加速。
 これにはびっくり。どんどんと熊本港が遠ざかります。
 感慨に浸る余裕などないまま、わずか15分程で目前に雲仙の山が迫ってきます。

 漁船の横切りがあったのか、所定より5分遅れの8:05に島原外港に到着、短いクルーズが終わります。

 広場に出てみると、先週見たイルミネーションの飾りが夜のお仕事まで休んでいます。
 透明のチューブで作られたワイヤーフレームではなく、一応形があるので、昼間でも置物として見られるようになっています。後ろに太陽光電池システムがあり、一応エコなイルミなんですね。
 
 島原外港8:30発の急行に乗って途中下車はせずに一気に諫早へ向かいます。
 途中の大三東にて、本当に快晴で最高の天気です。ここで下車して撮影したいぐらいでした。

 諫早では僅か3分の乗換えで9:33発の佐世保行きの快速に乗り、今日の第1撮影地である、彼杵で下車します。

 本来は彼杵-千綿間で撮りたかったのですが、歩きだと間に合わず、町営バスもこの時間に運転していないことと、初めての撮影地開拓の点から、川棚-彼杵間で撮ることにしました。でも〔或る列車〕の通過まではあと30分しかありません。

 そこで禁断のタクシーで移動。
 サイトで調べると、撮影場所である「口木田」までは約3km、料金も約1,000円程度と良心的な値段だったので、撮り鉄でタクシー移動は、大雪の磐越西線での鉄道代行輸送時(青春18きっぷで行くタクシーの旅)を除けば、2008年に小坂鉄道の撮影で使って以来約7年ぶりの利用となりました。

 そうして待つ事15分、〔或る列車〕が来たのですが、思ったようなイメージで捉えることは出来ませんでした。
 背景にある砕石プラントでしょうか?それを避けて望遠で撮ると海が小さくなるし、小高い丘に登って俯瞰しようにも電線が邪魔になるので、痛し痒しというところです。
 おまけに枯草の季節に金色の車体が似た色同士になって、あまり色映えがしません。
 
 帰りは10:55に川棚方面への町営バスがあるので、バス停まで歩いて戻ります。
 数分遅れてバスがやって来ました。小さいバスに老人たちでいっぱいだったので、大きな荷物を持った私は少々恐縮でした。

 川棚からは11:14発の佐世保行き快速に乗って諫早まで移動します。後ろ2両は国鉄色でした。

 今日は土曜日なので、下りの〔ななつ星〕の運転があります。もうお昼近い時刻なので、佐世保線内で捕獲するしかありませんが、手頃で移動できて景色もよい場所があまりないのが実情です。
 狙いをつけたのは、三河内-早岐間で、三河内駅から早岐方面へ徒歩20分程度の場所なのですが、裏ワザがあるので、早岐駅から大塔方面へ国道を歩きます。

 徒歩10分ほどで「田子の浦」というバス停(待合所と切符売場もある)があり、ここから12:08発の嬉野温泉行きのバスに乗ると、撮影地最寄りのバス停で下車できます。
 早岐12:37発の普通電車で移動すると、撮影地にはギリギリの到着になるからです。
 ななつ星通過の50分ほど前に現地に到着、ロケハンもして撮影位置もセッティング完了。

 特急が2本やってくるので、試し撮りをします。標準レンズで撮ると、バックに5階建てぐらいの大きな老人ホームの建物がアングル内に入るので、望遠位置にセットします。8両編成の特急なので、長さもちょうど良い感じです。
 そして待つ事約20分
 
 ななつ星がやってきたのですが、ここも特撮がメインで、一眼レフはサブカメラ扱いだったので、メイン側のパン操作に気が入った瞬間、一眼レフ側の操作が一瞬遅れてしまい、残念な写真に。決してトリミングしたんじゃぁありません。
 あぁやっちゃった~。

 ななつ星撮影の後は福岡方面へ帰るべく、三河内14:38発の鳥栖行きの普通に乗ります。
 途中の久保田で下車して唐津線の気動車を撮ろうかと思いましたが、列車の時間が間に合わないので割愛しそのまま鳥栖まで乗車。
 でも少し時間があるので、甘木鉄道に乗ることに。基山-小郡間は西鉄→JRへの短絡ルートとして今年乗りましたが、小郡から先は国鉄時代に乗ったきりです。沿線は割りと住宅と畑が混在する場所で、大した撮影場所もなさそうなまま最後の停車駅「高田」で下車。
 駅の東側の田んぼで撮影しようとしましたが、またしても高圧鉄塔が邪魔になるわ、日が暮れてしまうわと収穫ほぼなしでした。甘木鉄道にも国鉄色もどきの気動車がいるので、ここもリベンジ対象となりました。

 高田17:23の基山行きに乗って戻ります。この後の目的地はレンタカー店のある箱崎です。 


  いよいよ山陰トワイライト 2回目撮影へ
 山陰トワイは9月の連休に大混雑の中、撮りに来て以来となります。仕事の関係で10~11月は鉄を止めてたので、この間に山陰トワイが走っていたのに出撃できず残念でした。
 今回は12月ということで、忽郷鉄橋は満足に陽が当たらないかも知れないことと、玉江-三見で順光撮影するのが最大目的だったので、場所は1ヶ所のみに絞り込み、レンタカーで前夜から移動して早朝からセッティングということにしました。

 福岡市を19時過ぎに出発し、途中夕食などで時間を潰した後、現地には午前2時ごろ到着、既に夕方から来てたという久留米ナンバーの爺さんなど6台程度が停車中。これなら夜が明けてからでも間に合いそうです。
 午前7時半ごろでこんな感じです。一番後ろでライトが見えるのがタクシーで、萩市内の宿に泊まってタクシーやレンタサイクルで来てもいいですね。玉江駅から歩きでも行けそうです。次回からはそうするかな?

 朝7時に正面がちの俯瞰場所へ登ってセッティング。冬至近いので山影になって線路に陽が当たりません。上空は快晴なのですが、ようやく車両に陽が当たり始めた10時台の臨時快速を撮影。まだ前面は影になりますが、13時過ぎなら多分いい感じでしょう。

 しかし待っている間にうっすらと雲が出てきてしまい、「おいおい、今日が一番いい予報だったのに、なんでや! 今日で5回目やのに!」とぼやくのは京都からの撮影者でしょうか? みんな同感です。それにしても過去4回とも天気に恵まれてなかったのか気になるところ。
 その後も雲は増え、10秒晴れては90秒曇るといった感じで13時を迎えました。

 うっすらと影こそ出ていますが、写真で見るとほぼほぼ曇天の写真です。
 取り合えず福岡へ戻るので、追っかけがてらに車を走らせ、前回撮った小串-湯玉海岸で1ショット撮影。ここはさらにどん曇りでした。
 そこで曇ったのを幸いに、エヴァ新幹線を撮るべく、寄り道をすることに。

 厚東駅の西側の俯瞰場所ですが、夏の夕方でもない限り、晴れると山側が影になるのですが、せっかくの明るい曇天を利用して、この場所へ移動、既に先客が居て道路脇に車を停められなかったので、東側にあるセブンの駐車場へ停めてダッシュ! なお、撮影後は必ずお店で買い物しましょう。

 15:14 獲物のエヴァ新幹線が通過。空を見ると薄く太陽が見えましたが、影もでない程の太陽だったので、光線は良好。1本前のN700が画角ギリギリで写ったので、心持ち早くシャッターを切った結果がこれでした。トリミングすれば充分見れますが。

 こうして撮影を終え、レンタカーを箱崎まで返却した後は、天神から夜行高速バスで帰りました。

 今回はJR・私鉄・市電・地下鉄・高速バス・路線バス・船・レンタカーそしてタクシーと、飛行機以外のあらゆる交通手段を駆使しての撮影行となりましたが、やっぱり最後がなぁ・・・・
 ということで、山陰トワイはリベンジします。でも仕事の関係で、次に行けるのは3月。九州も3月。
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初めての「おとなび」 & 九州ぶらり旅

2015-12-17 |  出撃 at 九州地方
 九州行きの往路は強風の事故などですったもんだの山陽本線下り鈍行移動でしたが、帰路は新幹線を予約して楽々帰ろうと計画しました。
 今年おとなび&大人の休日倶楽部の適用年齢になったのですが、東日本の大休パスはあまり利用機会が無さそうなので、会員にはならずに見送り、西日本のおとなびのみ会員になっています。(こちらは年会費無料だもんね)

 小倉→佐賀→諫早→島原→熊本
 今日は土曜日なので、午前中に佐賀県内で〔ななつ星〕を撮影した後、明日の朝熊本での撮影に備えて、午後からは島原半島をのんびり下り、島原外港からフェリーで熊本へ渡るルートを取ります。今日と明日の2日間はJR九州版の18きっぷとでも言うべき「旅名人の九州満喫きっぷ」で回ります。

 本当は朝早くに鹿児島本線で1ヶ所撮影予定だったのですが、雨が降ったので立ち寄りはやめて1時間半ほど遅く出発、快速で鳥栖まで行きます。

 ななつ星は今回は伊賀屋-佐賀間の直線で撮りましたが、次の列車まで時間が無かったので、駅から10分程度の場所でお茶を濁した感じです。

 撮影地から急いで伊賀屋駅に戻り、11:44発の長崎本線の普通列車で諫早に向かいます。この列車を逃すと2時間半近く次の列車まで開くので大変です。

 長崎本線で海を見ながら諫早に着いたら、また海沿いに走る島原鉄道に乗ります。何年ぶりかな?

 途中の古部付近で撮影をして夕方の列車で島原外港まで行きます。ちょうど夕陽をバックに列車が入って来ました。17時過ぎでもこの明るさなので、さすが九州というところ。

 さすがに島原に着くと真っ暗で、フェリー乗り場に向かうのですが、この女子高生たちも港の方へ向かうようなので後を追います。(途中でキャーと走り出すような事案にはなりませんでしたよw)

 フェリー乗り場前の公園は、イルミネーションが飾られており、先ほどの女子高生たちもフェリーに乗るのではなく、ここに立ち寄るために来てたようです。

 青白く冷たい光りを放つLEDの中で一際温かさをかもし出してたアヒルちゃんたちは、子供連れの記念写真の人気の的でした。

 今回乗るのはこちらも何年かぶりとなる九商フェリーで、島原-熊本間を60分で結びます。

 19:05発の熊本行き最終便に乗船してみると、あれれ?ガラガラです。でも出航時間の間際になってドカドカと車両甲板から20人ぐらいの喧しいガキ連れを含んだ人たちが上がってきて、一応定時に出航。

 熊本港に到着、ここからは産交バスに乗り継いで熊本駅まで行き、今夜の宿地である上熊本で滞泊します。

 熊本駅から上熊本まではJRで1駅ですが、せっかく九州満喫きっぷなので、熊本市電に乗って熊本駅前→辛島町→上熊本駅前と2つの系統を乗り継ぎます。辛島町の電停でこちらも電飾電車を発見。


 さよなら青ガエル
 日曜日は朝から熊本電鉄の青ガエルを撮って、あとは福岡県に入り、西鉄中島で8000形のラッピング車を撮影して博多から新幹線で帰るという予定です。

 久々に緑色の青ガエルに会いました。昔、熊電に来たときは、水色の青ガエルだったので、やはりオリジナルのこの色がいいですね。

 特徴ある全面2枚窓があるのは上熊本側なので、上熊本行きの列車に乗って、運転の様子を撮影。

 この色の5000系に乗るのは東急大井町線で現役で走ってた1980年代以来約35年ぶりです。中身は変わりませんが。


 青ガエルに別れを告げてきた後は西鉄中島に来ました。ちょうどラッピングの8000形特急が撮れましたが、快晴の熊電と違い、天気の悪い福岡県側でした。
 もう1ヶ所撮影しようとしましたが、鹿児島本線で人身事故が発生。天気ももう一つなので、早めに博多へ行くことにしました。おとなびきっぷは乗り遅れると正規料金との差額を支払う必要があるので、こちらの都合で遅れるわけにはいきません。

 ようやく山陽新幹線全区間を乗り通し
 博多に1時間近く前に着いたので、時間潰しをして、いよいよ新幹線乗り場に向かいます。

 新幹線コンコースにはエヴァンゲリオンの売店が。

 さらに改札内に入るとエヴァンゲリオンカフェまであります。

 おとなびで予約したのは、博多14:58発の〔こだま748号〕、これで新大阪まで約5時間の旅です(どこが楽々やねん!)仕方ありません、こだま号だと新大阪-博多間が 5,990円と、高速バスより安かったりします。しかもグリーン車並みの4列シート。
 日曜日午後の上り列車とあって、指定席はかなりの乗車率で出発、夫婦や家族連れなどで終始7割程度、席が埋まっていました。

 新下関でややっ!エヴァンゲリオン新幹線と遭遇です。

 大阪寄りの先頭車が結構ギャラリーがいました。

 その後も、各駅に停車しながら、のぞみ・さくら・ひかりに道を譲るために通過待ちをし、極めつけは岡山で30分近い長時間停車をします。
 姫路で大方の客が降りて、自由席はガラガラになり、指定席も4割程度と空いてきました。

 西明石で最後の通過待ちをして、ラストスパート、新大阪へ向かいます。

 実は山陽新幹線は全区間を乗り通した事が一度もなく、最も長いのが中学時代に修学旅行で博多→新神戸を乗ったもので、それ以外は多くが細切れに小郡→博多、徳山→広島、岡山→姫路など、青春18きっぷでの行程の遅れを回復したりするための乗車がメインでした。
しかも姫路ー新大阪間は在来線の新快速があるので、今回4回目の乗車で、ようやく山陽新幹線の全区間を乗り通したことになります。
 ちなみに東海道新幹線は、大学時代に就職活動で東京まで行ったときに東京-新神戸間を100系ひかり号で乗っているので25年以上前に乗り通し済みです。
 制約こそあるものの、安く新幹線に乗れるおとなびきっぷ、これからも利用する機会がありそうです。

 こちらがそのおとなびきっぷ、正式には「おとなびWEB早特きっぷ」といいます。券面に記された値段を見て改めてその安さを感じます。「安っす!」
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青春18きっぷで阪神・山陽電車に乗る

2015-12-12 |  出撃 at 九州地方
 今日は午後から休みで土日を絡めて九州へ行こうと、18きっぷ1回目の使用と勇んで出てきたのですが、のっけから強風の影響で近鉄が遅延や運休続発で、いつも乗る野洲13時発の播州赤穂行き新快速に乗れませんでした。
 この電車を逃すと鈍行乗り継ぎでその日のうちに九州入り出来なくなるので、どこかで新幹線を使う羽目になります。

 まぁ仕方ないと思って米原12:50発(近江塩津始発)の後続の新快速に乗っていると、
 「この先、線路に障害物があるため、甲子園口-西明石間で運転を見合わせます。運転再開の見込みは立っておりません。」
 おいおい、マジかよ!
 画像ツイートを検索すると、建設中の摩耶駅の屋根か何かが強風で吹き飛ばされて崩壊して走行中の快速電車に当たっている写真が。
 こりゃ今日中の回復は無理だな。九州まで着けないわ。と諦めモード。
最初に浮かんだのが、岡山から夜行バスの福岡行きに乗るものですが、金曜日の便なので既に満席。広島からの広福ライナーは座席が倒れない4列座席なので選択外。
 1万円以上出して新幹線に乗るのもどうかと、ちなみに日曜日の帰路は新幹線に乗るので、そう何度も新幹線代を出せません。
 そうこう考えてるうちに、「この列車は大阪駅で運転を打ち切ります。」と放送が入り、阪急・阪神・山陽電車で振り替え輸送をしています。とアナウンス。
 もしかして、18きっぱーの誰かが新大阪駅とかで「新幹線で振り替え輸送しろや!」とかごねてる奴いるのかな?と想像しつつ、悠長なことを言ってられないので、急いで阪神梅田駅に向かいます。
 改札口で18きっぷを見せると、すんなりと振り替え乗車証をくれたので、直通特急姫路行き乗ります。
 途中の三宮や高速神戸駅では乗り残しも出る状況でしたが、まだ15時台だったので地獄絵図のようにはなってませんでした。満員の車内から写真を撮るのは気が引けるので割愛しました。
 乗降に手間取り、途中駅でどんどんと遅れが出てきます。
 阪神梅田14:35発の直通特急なので、山陽姫路には16:09に到着し、姫路16:34発の播州赤穂行き普通に乗れば、相生で広島行きに接続します。
 途中で何とか遅れは拡大を食い止め、山陽姫路に16:20に到着も、朝のラッシュよりも多い人で埋まる改札口を通るのにまた時間が掛かり、やばい急げ! JR姫路駅への歩道橋を高速歩行で何とか播州赤穂行きに間に合いました。



 そして名物の相生ダッシ・・・と思いきや、走ったのは数人だけで、16:59発の広島行の乗車率も半分程度、上郡を過ぎるとガラガラになりました。
 やはり不通により前途を諦めたか新幹線などで一気に移動してるんでしょうか?
 おかげで途中岡山からは帰宅時間帯で乗ってきた可愛いお姉さんと東尾道までランデブー(終始何やら資格試験の参考書を見てましたが)。踏んだり蹴ったりの1日がようやく運が好転してきました。せめてこれ位何か楽しめる事がないとね。



 広島に20:57到着し、ここから徳山まで〔のぞみ55号〕に1駅だけ乗ります。
 この列車は徳山に21:53に着くので、7分の乗換で当所乗車予定だった下関行の最終電車に乗り継げます。こうして取りあえず小倉に0:04到着、嵐の1日が終わりました。



 結局、新幹線は広島→徳山間と最低限度の出費で済ますことが出来たので結果オーライてとこでしょうか。
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大村線の撮影場所に真新しい柵が

2015-09-17 |  出撃 at 九州地方
 前回の記事の続きですが、千綿駅で降りて、最初は松原側の海からの撮影地で2本撮影し、その後は千綿駅を通り越して彼杵側のカーブへ行ってみました。
 すると場所に変化が。

 真新しい柵ができておりました。
 撮影地メモにも掲載した場所ですが、ここの線路を渡ってコンクリートの上から撮影したのですが、このように明らかに線路には入るなという主張をされれば、柵の切れ間から入って護岸に登るとアウト。
 おそらく下りななつ星の通過が13時台と、順光でばっちり撮れるようになったから、ここの護岸に登る人が大勢出たのでしょうか?

 幸い金網はそう高くはないので、高めの脚立があればそれなりの、ない人は国道寄りの場所から望遠気味で撮れば、正面がちの作例ですが、海を入れての写真は撮れます。
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ハウステンボス“駅”へ

2015-09-07 |  出撃 at 九州地方
 8月中・下旬に続いてこの夏3回目の九州訪問。本来は東北本線でカシオペアなどを撮る予定でしたが、あまりにも天気が悪い日が続くので、晴れ予報のある九州へ行き先を変更。長崎・熊本・鹿児島に晴れ予報が出たので、今回は久々に長崎県へ、10日ほど前は隣の佐賀県で撮影してたのですが。
 やはり天候によって関東・東北方面から、九州方面へと行き先を180度劇的に変更できるのが青春18きっぷが成せる業というところ、これほど便利な切符は他にありません。というわけで6~8日の3日間で最後の3日分を使い果たします。

 青春18きっぷの日付印をまだ押してなかったので、快速〔シーサイドライナー〕はハウステンボスで下車、このあと普通列車しか停まらない駅へ向かうので丁度よい間合いです。

 前いつ来たか覚えてない程久しぶりに来たけど、改札口付近はこんな感じだったのかすっかり覚えてませんでしたが、なかなかおしゃれないい雰囲気ですね。けたたましい中国語が飛び交う人達が去るのを待って、じっくり撮影。

 駅を出ると橋の向かいにハウステンボスが・・・。でも次の列車に乗るので、ここで見・て・る・だ・け~。
 雨とかだったら観光もあり得るのですが、観光もせずにせっせと列車撮影に向かうところが鉄っちゃんの悲しい性というところ。
 朝まではパラパラと降ってましたが、もう晴れ上がってきました。関東とか東北とかは大雨や突風で大変な天気ですが、こちらは晴れ晴れでいい感じ。ただ風が強目なので特殊撮影が出来るかどうかというところ。
 重たいので一眼レフは持って来きておらず、特撮とスナップに専念します。


 川棚を過ぎると、大村線の美しい海が車窓に広がります。下り列車の右手車窓だと逆光にはなりますが。

 8年ぶり?の千綿駅で下車します。

 駅の前がすぐ海の千綿駅はいろいろなポスターで有名なので、目にする機会もよくありますが、やっぱり現地に降り立って見るのが一番。
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満開の桜とSL人吉を撮りに

2014-03-29 |  出撃 at 九州地方
 先週のななつ星in九州を撮りに来たのに引き続き、今週もまたまた九州へ出撃することにしました。
 今年の桜の開花は上旬の雪や寒の戻りの影響で、例年よりも遅れると思われていましたが、南九州は関係ないのか、既に内陸部の人吉城でも満開の情報が出ていたので、これはもうSLとの絡みなら久々に西人吉にでも出掛けるかというところ。
 加えて翌日は国鉄特急色のにちりん号を撮影するといった旅程を組み、2週連続ですが九州行きとなりました。

 . 1日目 山陽本線西下
相生ダッシュ

 いつもの大阪14時の新快速のパターンで出てきたのですが、濃霧や踏切障害の影響で乗り継げず、30分遅れることに。
 相生ダッシュも利用客は半数程度で楽々と良席を確保、しかも115系は湘南色とラッキー。(出発の段階でアンラッキーだったのですが)

徳山→博多

 山陽本線の普通列車乗り継ぎで行けるのも厚狭止まりで終電となり、今日中に下関までたどり着けないことから、徳山から新幹線で博多まで一気に飛びます。
 小倉で最終の在来線に乗り替えれば博多に着くことも出来るのですが、それだと博多着が午前1時を回ってしまい、博多駅前のネカフェで着席出来なくなるのを避けるために余分に料金は出ますが博多まで乗り通します。
 今回乗車したひかりレールスター指定席車両(6号車)は新山口からは乗客が私1人の貸切状態で、グリーン車並みの2&2シートを向かい合わせにして束の間の贅沢に浸ります。

 . 2日目 博多→八代→肥薩線SL撮影
 博多駅前のネカフェで5時間ほど滞在の後、博多発の1番列車で南下します。

 やってきた博多発初電の6連は熊本寄りが817系3000番台ロングシートの白電でしたが、私が待っていた位置には813系が来たのでよしよし、博多の発車を覚えていない程に着席後すぐに爆睡。

 大牟田からは九州最悪車両の815系ではなくて415系4連だったので、これまた安らかに爆睡。八代手前で目が覚めて、起こされることもなく無事下車。
 八代から先の肥薩線はSLまでの間に普通列車が無いため、改札を出て、渡までの別途乗車券・特急券の購入と、ファミマで朝食を買い込んで準備完了。

 9:03 到着した特急くまがわ1号に乗り込みます。さて座れるかな?

 残念ながら全ての窓側が埋まってましたが、次の坂本で1人降りたので比較的楽に窓際が空き、球磨川ラインを楽しみながら、しばしのブレイクタイム。もちろん爆睡はしません(笑)

 あっという間の50分間のくまがわ旅が終わり、渡駅にて下車します。下車したのは私1人。

 さて撮影地は1駅隣の西人吉駅が最寄りなのですが、この時間帯に西人吉に行く方法は、列車で人吉まで行ってバスかレンタサイクルで戻る方法と、渡駅前から人吉方面へバスで行く2通りがあり、前回はレンタサイクルだったのですが、今回はバス移動としました。渡駅前→瓜生田 \160。
※ 2015現在、この区間は途中駅で乗り換えが必要となる運行系統になり、ダイヤも変わっているので注意を。  2016年4月に訪問したのでこちらに記事を掲載しました。

 11時前に撮影地に着いたのですが、さすがに満開とあって既に三脚の列で固められてました。このため1歩後ろから構える位置でスタンバイ。

 12:08 スピードを落としてサービス煙を吐きながらSL人吉号の通過です。撮影者は30人強と見物人の一般人が数名とマスコミはNHKのカメラが1人。やっぱりこの日も地元の有名人の坊主頭のオヤジは来ていました。

 撮影環境は更に厳しくなっており、今年から道路陸橋に撮影が出来ないように真新しい金網が設置されていました。また駐車禁止の対策も更に厳しくあり、予め置きゲバしておいて追っかけして直前に車を横付けなんてことも不可能に。
 そろそろこの場所も卒業ってところでしょうか?

 12:38 八代行き普通に乗り、渡に戻ります。それにしても美しい桜並木だこと。快晴の青空に映えます。

 渡では前回は川の西側で撮りましたが、今回は東側で駅発車シーンをより重点的に撮るべく構えましたが、残念ながら風が巻いてしまい、発車時は煙まみれのSLの姿になってしまいました。

 撮影終了後は一旦人吉へ行き、折り返しとなる八代行きに乗り換え。たまたま席が空いたので帰りも楽々球磨川ラインを満喫しながらの鈍行旅。

 途中の瀬戸石で交換の普通列車にはキハ220が入っており、どれか置き換えにでもなったのでしょうか。
 こうして八代に無事到着。快晴&満開の桜とSLを楽しんだ1日となりました。なお八代から大牟田までは必殺!九州最悪車両の815系で通過、大牟田からは813系で今夜の滞泊地の黒崎へ向かいます。

 . 3日目 国鉄色にちりん 撮影
 最終日は午前中に国鉄特急色のにちりん号を撮ってあとは帰路に就くという計画。
 それまでに若干の時間があるので、気になった折尾駅界隈の変化について。

 折尾駅界隈は現在分離されている筑豊本線の折尾駅を鹿児島本線と同じ場所に並行してホームを設け、乗り換えでわざわざ一度駅を出ることの無いように一体化する工事が行われています。
 鹿児島本線下りホーム脇はベニアが張られ、いつでもブチ抜き可能にしてるように見えます。

 地平の筑豊本線若松行きホームは架線もなく、背後では工事が進んでる感じがします。

 連続立体化事業・つまり高架化工事で、筑豊本線の黒崎側は一部単線となっていました。
 工事期間中は折尾駅内での乗り換えに結構歩かされるので、なるべく黒崎などで乗り換えた方がよいでしょう。

 折尾付近の撮影後いよいよ日豊本線へ回ります。

 まずロケハンのため吉富へ、しかし駅の北側は工事をしており、南側は盛り土でホームから望遠で狙うアングルのみ。
 このため1駅手前の三毛門へ戻ることに。

 三毛門駅から徒歩10分程度の辺りで左側面から狙えそうな踏切・田んぼがあったので、ここで撮ろうと駅を出たとたんにに雨が降り出してしまい、しかもしっかりとした雨足だったため断念。

 結局中津駅のホームで駅撮りすることとなりました。
 3月に入って全て晴天だったのですが、ここへきてようやくというか雨に見舞われたのですが、昨日じゃなくて良かったという感です。
 にちりんをもう1本撮影後は、ひたすら山陽本線を東へ向かい帰路につきました。
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