.怒りが込み上げる第1ランナー
連日書いています九州のんびり旅の2日目後半になります。
朝から熊本市電の撮影をして、9時過ぎに熊本駅にやってきて、取り敢えず駅の中のモスバでモーニングとしました。
まだこれからの行き先を決めていなかったので、ここでゆっくり朝食と休憩がてらに、今日の旅程の計画を立てることにしました。
長崎方面に行くのはもういいし、肥薩おれんじ鉄道は今の時期はおれんじ18きっぷも売ってなかろう。そうだ、阿蘇方面から大分に抜けよう!
ということで、豊肥本線を乗り継いで大分方面に行くことにしました。難所の宮地ー豊後竹田間はちょうど昼過ぎに1本普通列車があって、まだ間に合います。
10:40 ということで、豊肥本線の肥後大津行に乗ります。
やってきたのは817系なのでクロスシートですね。肥後大津までの短距離にわざわざクロスシート車を入れなくてもよいのにと思って乗ってみたら、
あれ、817系って近鉄みたいにL/C車になってたのか?
と思ってよーく見ると、座席が1組足りません。前はドア間5脚10人掛けだったのに4脚8人掛けになっています。しかも椅子の支柱が90度横向いてボルトで締められています。
はっはぁ〜、さてはやりやがったな?
つまりロングシート改造されたのです。どうりで車番も501番と変だなと思ったのですが、そういうことか。
どこまでサービスダウンを進める気なのでしょうか?
817系と言えば、JR史上最悪クラスのゴミクズ電車815系の汚名返上のために作られたイメージ回復の救世主だったのに、あろうことかその817系をこんな無惨な改造してしまうなんて勿体無い何てことをするんだ、もうなりふり構わずってところですね。
そしてこの豊肥本線、熊本で乗った客が肥後大津へ向けてどんどん降りていくのかなと思ったら、途中の南熊本、新水前寺とどっさり乗ってきて、車内はかなりの混雑に。
それならゴミクズ電車815系を本線ではなく、乗車時間が短いここの区間に入れればいいのに、一体JR九州は何を考えてるんでしょうね。甚だ疑問です。
その後熊本地区の817系は全てがロング改造されたようだと知り、もうガッカリというか、この地で鉄道旅行したくなくなりますね。トホホ・・・
.いよいよ九州の屋根越えへ
怒りというか呆れの36分が過ぎて電化区間の終点駅、肥後大津に着きました。
HONDAの二輪車工場が町内にあるよしみか、ここにクマモンベースというのがオープンし、作業着姿のクマモンがお迎えです。まぁこの笑顔で出迎えられたなら先程の怒りも飛び・・・ません。
肥後大津からは半室転換クロスシートのキハ220の2両編成となり、1本前の列車からの乗り継ぎだったので、クロス部分にうまいこと座れました。ギリギリに接続する電車からだと座れませんね。平日の昼前なのに。
列車はぐんぐんと勾配を登って行き、九州の屋根の一角である阿蘇へ向かいます。
熊本大地震で崩落した阿蘇大橋を昨年3月に架け替え工事が完成した新阿蘇大橋を見下ろしながら、崩壊した線路の復旧区間を進みます。
予想外にも立野で半分くらいの乗客が降りて車内は空いてきました。
何年振りかに見る阿蘇の寝姿。中学3年の修学旅行で来た時に、阿蘇5岳を左(東)から順に覚えたものですが、今は最初の3つしか出てきませんw
阿蘇にはSLあそBOYの撮影で2005年ごろに来て以来なので、かなり久しぶりですね。
列車はこの宮地駅で熊本側の車両と大分側の車両が入れ替わる分岐点になっています。
ここから先の豊後竹田までの県境越えの区間が最も列車本数が少ない難所となっています。
駅の熊本側には転車台が残っていて、SLが走っていた頃は、ここで大勢のギャラリーが見守る中、転回シーンが見られました。
もうこの転車台も草に覆われ、錆びついた悲しい姿になっています。
留置線にはこの先の豊後竹田までの区間を山越えする気動車が1両ポツンと止まっていました。
エンジンも止めているので、とても静かで、風の音だけが辺りを包み込みます。
駅舎の中に入ると、お姉さんが1人いただけで、誰も他にはいませんでした。
他に3人ほどいた下車客もそそくさと迎えの車やタクシーに乗って駅を後にしています。
このお姉さんも熊本までの切符を買っていたので、大分方面の乗客は誰もいないのか?
えっ、運転休止なのか?
昼間に線路の保守を行うために列車の運転を休止する告知が貼ってあり、それで誰もいないのか? と一瞬愕然としたのですが、日付をよく見てみると、今日はその該当日ではありません。多分列車は動くと思います。
ホームに戻ると暫くしてエンジンを始動し、大分側へ引き上げた後に入線してきました。
あぁよかった、よかった。
県境越えは短いキハ125の1両単行で十分ですね。
本当に私一人だけなのかと思ったら、出発直前になって熊本からの特急が到着して、そこから4人ほどの乗り継ぎ客が乗車してきました。
阿蘇の峠越えの風景を撮ろうとしたのですが、この窓の汚れ方の酷さったらありゃしない。
寒くてガラスが曇ってるのではなく、汚れでドロドロなのです。
大分を出て1日この区間を往復する運用でしょうが、その日のうちに車庫には帰らず、何日かこの区間に入れ子になる運用なのでしょうか? じゃないとここまで汚くならないでしょうに。でもまぁ九州のメンテナンスの悪さは国鉄時代からの定番でしたから、車庫に帰っていたも碌に洗ってないのかも知れませんね。
宮地から40分ほどで豊後竹田に到着します。
ここで2両編成のキハ200型に乗り継ぎます。
乗り継ぎ時間が3分しかないので、駅の外には出られません。三重町は出た記憶がありますが、豊後竹田は出た記憶がないので、改めて下車してみたい駅ということにして、このまま先を進みます。
列車は途中大野川に沿って美しい景色を展開しながら進みますが、ぼーーっと見ているうちに写真を撮り逃してしまいました。大分に近づくにつれて乗客が増えてきて、立ち客で一杯になる程混雑しました。
豊後竹田から約1時間ほどで大都市の大分に着きます。
8番線まである高架駅は九州の高架駅としては博多・小倉と並ぶ大きさですね(在来線のみですが)
15:08 大分に到着
赤い気動車が3本も並ぶ姿は壮観・・・とまでは言えないかw
駅の外に出ます。
前大分に来たのは2016年なので、九州では一番のお久になっていた県です。
高架になって駅のうどん屋も駅弁屋もなくなり、AMUというJR九州の駅ビル形式になってどこにでもあるような通り一遍の駅ナカ風景になってしまいました。大分らしさを求めるよりも、東京発の全国チェーンのお店を置いた方が、売り上げが良くなりますからね。
.本日2度目の九州屋根越え
大分に15時過ぎに到着してさぁどうするか?
まぁこれとて見る物もないので、このまま博多方面へ帰りましょうか。明日はまた西鉄の朝ラッシュ撮影で早いからね。
ということで、こんどは久大本線経由で九州の屋根を越えることにしました。
豊後竹田から乗ってきた列車がそのまま由布院行きとなるようで、大分で約30分待ちです。1本早い列車もあったのですが、1両編成で既に座れない状態だったので、1本遅らせて余裕で由布院へ向かいます。
座席さえもう少し柔らかければ3ドア転換クロスシートの気動車としては申し分ないキハ200型に豊後竹田から2時間近く揺られて由布院に到着。 ここから乗り継ぎ待ちで1時間程度待ちます。
時間があるので駅の外へ出ることにして、お約束のショット。
もう旅行に出るときはこういうのしか楽しみがなくなってきましたからねというといい過ぎか。
由布院の改札口を出て、真正面に快晴の由布岳が見えます。
山間の盆地なので、山影が早々に落ちて、秋の日の物寂しさが漂います。
おまけに日本語が全然聞こえてきません、6割中国語、3割朝鮮語、他はベトナム語か英語ぐらい、いったいここはどこの国なんだ?
由布院を夕方17:47に出て1時間ほどで山越えを終えて日田に到着。
ここから更に40分ほどの乗り継ぎ待ちで久留米行きの気動車に乗り継ぎます。
20:37 久留米に到着。
昼前から赤い気動車5本と黄色いの1本を乗り継いで九州の山越えを東へ西へと行き来してきました。
けっこう疲れましたが、このぼーーっと乗っている無駄な時間を過ごすのが精神的な栄養補給になっているのかな?
最終日はまた朝から西鉄電車の朝ラッシュ動画撮影になるので、二日市に移動してさっさと寝ないと。
ちなみに本日の移動ルートを地図にするとこんな感じで、熊本から大分方向へぐるっと回って福岡へ。改札口を出なければICカードで最短距離で処理・・・なんてことはできませんよw
連日書いています九州のんびり旅の2日目後半になります。
朝から熊本市電の撮影をして、9時過ぎに熊本駅にやってきて、取り敢えず駅の中のモスバでモーニングとしました。
まだこれからの行き先を決めていなかったので、ここでゆっくり朝食と休憩がてらに、今日の旅程の計画を立てることにしました。
長崎方面に行くのはもういいし、肥薩おれんじ鉄道は今の時期はおれんじ18きっぷも売ってなかろう。そうだ、阿蘇方面から大分に抜けよう!
ということで、豊肥本線を乗り継いで大分方面に行くことにしました。難所の宮地ー豊後竹田間はちょうど昼過ぎに1本普通列車があって、まだ間に合います。
10:40 ということで、豊肥本線の肥後大津行に乗ります。
やってきたのは817系なのでクロスシートですね。肥後大津までの短距離にわざわざクロスシート車を入れなくてもよいのにと思って乗ってみたら、
あれ、817系って近鉄みたいにL/C車になってたのか?
と思ってよーく見ると、座席が1組足りません。前はドア間5脚10人掛けだったのに4脚8人掛けになっています。しかも椅子の支柱が90度横向いてボルトで締められています。
はっはぁ〜、さてはやりやがったな?
つまりロングシート改造されたのです。どうりで車番も501番と変だなと思ったのですが、そういうことか。
どこまでサービスダウンを進める気なのでしょうか?
817系と言えば、JR史上最悪クラスのゴミクズ電車815系の汚名返上のために作られたイメージ回復の救世主だったのに、あろうことかその817系をこんな無惨な改造してしまうなんて勿体無い何てことをするんだ、もうなりふり構わずってところですね。
そしてこの豊肥本線、熊本で乗った客が肥後大津へ向けてどんどん降りていくのかなと思ったら、途中の南熊本、新水前寺とどっさり乗ってきて、車内はかなりの混雑に。
それならゴミクズ電車815系を本線ではなく、乗車時間が短いここの区間に入れればいいのに、一体JR九州は何を考えてるんでしょうね。甚だ疑問です。
その後熊本地区の817系は全てがロング改造されたようだと知り、もうガッカリというか、この地で鉄道旅行したくなくなりますね。トホホ・・・
.いよいよ九州の屋根越えへ
怒りというか呆れの36分が過ぎて電化区間の終点駅、肥後大津に着きました。
HONDAの二輪車工場が町内にあるよしみか、ここにクマモンベースというのがオープンし、作業着姿のクマモンがお迎えです。まぁこの笑顔で出迎えられたなら先程の怒りも飛び・・・ません。
肥後大津からは半室転換クロスシートのキハ220の2両編成となり、1本前の列車からの乗り継ぎだったので、クロス部分にうまいこと座れました。ギリギリに接続する電車からだと座れませんね。平日の昼前なのに。
列車はぐんぐんと勾配を登って行き、九州の屋根の一角である阿蘇へ向かいます。
熊本大地震で崩落した阿蘇大橋を昨年3月に架け替え工事が完成した新阿蘇大橋を見下ろしながら、崩壊した線路の復旧区間を進みます。
予想外にも立野で半分くらいの乗客が降りて車内は空いてきました。
何年振りかに見る阿蘇の寝姿。中学3年の修学旅行で来た時に、阿蘇5岳を左(東)から順に覚えたものですが、今は最初の3つしか出てきませんw
阿蘇にはSLあそBOYの撮影で2005年ごろに来て以来なので、かなり久しぶりですね。
列車はこの宮地駅で熊本側の車両と大分側の車両が入れ替わる分岐点になっています。
ここから先の豊後竹田までの県境越えの区間が最も列車本数が少ない難所となっています。
駅の熊本側には転車台が残っていて、SLが走っていた頃は、ここで大勢のギャラリーが見守る中、転回シーンが見られました。
もうこの転車台も草に覆われ、錆びついた悲しい姿になっています。
留置線にはこの先の豊後竹田までの区間を山越えする気動車が1両ポツンと止まっていました。
エンジンも止めているので、とても静かで、風の音だけが辺りを包み込みます。
駅舎の中に入ると、お姉さんが1人いただけで、誰も他にはいませんでした。
他に3人ほどいた下車客もそそくさと迎えの車やタクシーに乗って駅を後にしています。
このお姉さんも熊本までの切符を買っていたので、大分方面の乗客は誰もいないのか?
えっ、運転休止なのか?
昼間に線路の保守を行うために列車の運転を休止する告知が貼ってあり、それで誰もいないのか? と一瞬愕然としたのですが、日付をよく見てみると、今日はその該当日ではありません。多分列車は動くと思います。
ホームに戻ると暫くしてエンジンを始動し、大分側へ引き上げた後に入線してきました。
あぁよかった、よかった。
県境越えは短いキハ125の1両単行で十分ですね。
本当に私一人だけなのかと思ったら、出発直前になって熊本からの特急が到着して、そこから4人ほどの乗り継ぎ客が乗車してきました。
阿蘇の峠越えの風景を撮ろうとしたのですが、この窓の汚れ方の酷さったらありゃしない。
寒くてガラスが曇ってるのではなく、汚れでドロドロなのです。
大分を出て1日この区間を往復する運用でしょうが、その日のうちに車庫には帰らず、何日かこの区間に入れ子になる運用なのでしょうか? じゃないとここまで汚くならないでしょうに。でもまぁ九州のメンテナンスの悪さは国鉄時代からの定番でしたから、車庫に帰っていたも碌に洗ってないのかも知れませんね。
宮地から40分ほどで豊後竹田に到着します。
ここで2両編成のキハ200型に乗り継ぎます。
乗り継ぎ時間が3分しかないので、駅の外には出られません。三重町は出た記憶がありますが、豊後竹田は出た記憶がないので、改めて下車してみたい駅ということにして、このまま先を進みます。
列車は途中大野川に沿って美しい景色を展開しながら進みますが、ぼーーっと見ているうちに写真を撮り逃してしまいました。大分に近づくにつれて乗客が増えてきて、立ち客で一杯になる程混雑しました。
豊後竹田から約1時間ほどで大都市の大分に着きます。
8番線まである高架駅は九州の高架駅としては博多・小倉と並ぶ大きさですね(在来線のみですが)
15:08 大分に到着
赤い気動車が3本も並ぶ姿は壮観・・・とまでは言えないかw
駅の外に出ます。
前大分に来たのは2016年なので、九州では一番のお久になっていた県です。
高架になって駅のうどん屋も駅弁屋もなくなり、AMUというJR九州の駅ビル形式になってどこにでもあるような通り一遍の駅ナカ風景になってしまいました。大分らしさを求めるよりも、東京発の全国チェーンのお店を置いた方が、売り上げが良くなりますからね。
.本日2度目の九州屋根越え
大分に15時過ぎに到着してさぁどうするか?
まぁこれとて見る物もないので、このまま博多方面へ帰りましょうか。明日はまた西鉄の朝ラッシュ撮影で早いからね。
ということで、こんどは久大本線経由で九州の屋根を越えることにしました。
豊後竹田から乗ってきた列車がそのまま由布院行きとなるようで、大分で約30分待ちです。1本早い列車もあったのですが、1両編成で既に座れない状態だったので、1本遅らせて余裕で由布院へ向かいます。
座席さえもう少し柔らかければ3ドア転換クロスシートの気動車としては申し分ないキハ200型に豊後竹田から2時間近く揺られて由布院に到着。 ここから乗り継ぎ待ちで1時間程度待ちます。
時間があるので駅の外へ出ることにして、お約束のショット。
もう旅行に出るときはこういうのしか楽しみがなくなってきましたからねというといい過ぎか。
由布院の改札口を出て、真正面に快晴の由布岳が見えます。
山間の盆地なので、山影が早々に落ちて、秋の日の物寂しさが漂います。
おまけに日本語が全然聞こえてきません、6割中国語、3割朝鮮語、他はベトナム語か英語ぐらい、いったいここはどこの国なんだ?
由布院を夕方17:47に出て1時間ほどで山越えを終えて日田に到着。
ここから更に40分ほどの乗り継ぎ待ちで久留米行きの気動車に乗り継ぎます。
20:37 久留米に到着。
昼前から赤い気動車5本と黄色いの1本を乗り継いで九州の山越えを東へ西へと行き来してきました。
けっこう疲れましたが、このぼーーっと乗っている無駄な時間を過ごすのが精神的な栄養補給になっているのかな?
最終日はまた朝から西鉄電車の朝ラッシュ動画撮影になるので、二日市に移動してさっさと寝ないと。
ちなみに本日の移動ルートを地図にするとこんな感じで、熊本から大分方向へぐるっと回って福岡へ。改札口を出なければICカードで最短距離で処理・・・なんてことはできませんよw