気楽にとり(鳥&撮り)歩き

近場で身近な野鳥たちを観察しながら撮影しています。

キジバト どうやって水を飲む?

2021年08月02日 | 鳩の仲間

ほとんどの鳥たちは水を飲む時、クチバシですくってから上を向いて喉に流し込む動作を繰り返します。

ツルのように首の長い大型の鳥から小さなスズメまで、このようにして水を飲みます。

しかし、ハトの仲間は、写真のようにクチバシを水につけたまま、ゴクゴクと飲むことができます。




なぜハトだけがこのような飲み方ができるのか、まだよくわかっていないのだそうです。
(時にはハトも、他の鳥たちと同じやりかたで水を飲むこともあるそうです)



心なしか 誇らしげに見えるキジバトさんです。




先に「ハトだけが」と書きましたが、もう一種、日本では動物園でしか見られない鳥ですが、
私の観察したところでは、フラミンゴもゴクゴクと水を飲めるようでした。
うっかりして写真や動画は撮っていなかったので Youtubeから探してきました。

◆池で水を飲むフラミンゴ @東山動物園
https://www.youtube.com/watch?v=aXJReAWTSUw

池で水を飲むフラミンゴ @東山動物園

東山動物園で、池で水を飲むフラミンゴを撮影(PowerShotS3ISで撮影)

youtube#video

 


水面にクチバシをつけて食べ物を漉しとって食べているようにも見えるのですが、
別の動物園のフラミンゴが巣で抱卵しながら長い首を横たえて池まで伸ばし、
寝そべるような姿勢のままで水を飲んでいる動画をSNSで見たことがあります。

ハトとフラミンゴには他の鳥には見られない特異な共通点があります。
どちらも 素嚢乳(そのうにゅう)と呼ばれる「そのう」の内壁から分泌される液体を吐き戻して雛に与えます。
ハトは「ピジョン・ミルク」 フラミンゴは「フラミンゴ・ミルク」として知られています。

もしも本当にフラミンゴも水をゴクゴク飲めるとしたら、
しろうとの思いつきですが、ハトやフラミンゴが哺乳類のような方法で水を飲めるのは 
素嚢乳(そのうにゅう)でヒナを育てることと 何か関係があるのかもしれませんね?

▼2019年 神戸市立王子動物園で撮影した「授乳中」のフラミンゴの親子です。





◆フラミンゴの赤ちゃん
https://blog.goo.ne.jp/romeo135bb/e/36cc0f2acb84ec2a77d94698826c9219



草刈りの終わった河川敷で日光浴中のキジバト

遠くから見ると「何か落ちている?」ように見えました。

キジバト(雉鳩)Eastern turtle dove ・Oriental turtle dove  全長 約33㎝
ハト目ハト科キジバト属


日本ではどこでも見かけるキジバトですが、
英名の通り、世界的には、日本やユーラシア大陸東部など限られた地域にしか生息しない珍しい鳥なのだそうです。


最後まで見ていただきありがとうございました。
今日も日本列島各地 厳しい暑さになりそうです。
みなさまもお体に気を付けてお過ごしください。


コメント (8)
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