とても色の黒いアオサギの幼鳥を見かけました。5月下旬、海辺で見つけた個体です。
最初はクロサギか?何か別種のサギ?と思ったのですが、頭部の形や体型などからやはりアオサギのようです
これまで、カラス、ハクセキレイ、カワラヒワ、スズメの白化個体や部分白化個体は見ましたが、
野鳥の黒化個体の例は、過去に観察した記憶がありません
最初はクロサギか?何か別種のサギ?と思ったのですが、頭部の形や体型などからやはりアオサギのようです
これまで、カラス、ハクセキレイ、カワラヒワ、スズメの白化個体や部分白化個体は見ましたが、
野鳥の黒化個体の例は、過去に観察した記憶がありません
「アオサギを議論するページ」の管理人さんに写真を見て頂いたところ、
アオサギの黒化も白化と同じく稀に確認されているとお聞きしました。
北海道でも20年程前に浦臼町で黒いアオサギが見つかり、
クロサギではないかと大いに騒がれたことがあったそうです。
興味深いのは、その黒い個体は、日が経つにつれてどんどん黒くなくなってとこのとでした。
「アオサギを議論するページ」管理人さんのお話によると、黒い個体は幼鳥の場合が多いようです。
幼鳥は食べ物の影響を受けやすいのか、黒だけでなく茶色など色の変異は珍しくないとのことでした。
「私の推測なので本当のところはよく分かりませんが…」と前置きされて、管理人さんはこう仰っていました。
だんだん色が変わっていくところをみると遺伝的に固定されたものではない気がするのです。
成長するにつれてだんだん色が抜けていったり、
ともかく換羽後の羽の色にはほとんど影響を及ぼさないのかなと思います。
水路で餌探しして、濡れた状態だったせいもあり、黒いアオサギの頭部から首はよじれたようになっていました。
最初に見つけた時は、「重油にまみれて保護が必要な状態ではないか・・・」と不安を抱きました。
どうしよう?と迷い始めた時に、翼を広げてふわっと元気に飛んだので「異常なし」と判断できました
黒いアオサギは、私のすぐ横を飛んで松林に姿を消しました。
アオサギの巣が数か所確認できる小さな営巣地です。
体下面と喉の下には白い羽毛が生えて、普通のアオサギとほぼ変わりない色でした。
冒頭に記した通り、この黒いアオサギを見たのは三か月以上前、五月下旬でした。
私の知る限り、今日まで、地域で「黒いアオサギ」の目撃情報はありませんでした。
「アオサギを議論するページ」管理人さんのお話の通り、
成長するにしたがって黒い色も抜け「普通のアオサギ」になっていったのでしょう。
アオサギ(青鷺、蒼鷺)Grey heron 全長約95㎝
ペリカン目サギ科アオサギ属
いつも当ブログを閲覧して下さってありがとうございます。
◆「アオサギを議論するページ」
https://www.grey-heron.net//
黒いアオサギですか!珍しいですね。
私も一見して重油か何かをかぶってしまったのかと思いましたが、そうではなくて安心しました。
幼鳥の段階で色に変化があるというのも面白いですね。
成鳥を見る機会の方が多いので、なかなかそういう幼鳥を見る事もあまりないと思いますが、これもまた良い出会いでしたね。
「アオサギを議論するページ」を以前から教えて頂いていましたが、アオサギに特化するだけ、みなさんのアオサギ愛があふれているのですね!
ふと、私の「推し」ってどの鳥だろうと考えてみましたが、まだわかりません。(オシドリと言いたいところですが。笑)
最初見た時、クロサギ??なに?っと目を疑いました。
頭部から首の羽毛は撥水効果がいま一つなのでしょうか・・・
水路から上がって来た時は、濡れてよじれたようになっていて、油まみれ?と驚かされました。
雛~幼鳥の羽の色は、親の運んでくる食べ物に影響されることもあるのですね。
黒って、スミのたっぷり詰まった活イカでも食べたのでしょうか??
「アオサギを議論するページ」アオサギ愛と情報、知識に溢れていますよね。
管理人様のお人柄がこれまた素晴らしく、尊敬に値する方です。
こういう稀有な出会いがあるので、ネットをやめられない私です。
ここあさんも、そのお一人。いつもありがとうございます。
黒化したアオサギ、珍しいですね。
興味があるのでググってみると、案外、他でも見つかってるようですね。
ご指摘通り幼鳥や若鳥に多いようですが、私は初めてです。
この個体、確かに体の下部はアオサギの羽色のようですが、ちょっとみすぼらしいのは換羽の途中なのでしょうか??
この子がその後どうなったのも気になるところですね。
真っ黒なまま成鳥になっていれば、目立つでしょうね。
白化した野鳥は何回か見ていますが、黒化個体は初めてでした。
幼鳥の時代に、各地で確認されているようですね。
ヨレヨレの羽毛、着たきり雀のようでした。仰る通り、換羽間近だったのかもしれません。
フィーバーを避けて、公開を先送りにしてきました。
その間、この黒いアオサギの話題は出なかったので、見つからない間に成鳥換羽を遂げたと思われます!(^^)!
稀に幼鳥に黒化した個体が見られるようです。
和歌山のコクチョウ、いまだ健在なのですね。
籠脱け?とも言われていますが、いったいどこから来たのでしょうか?