笑うかどには福きたる

日常生活で見たこと、聞いたこと、感じたことを牧歌的にのんびりと書いています。

だからWinnyは。。。

2006年03月16日 01時49分32秒 | Weblog
ここ数日毎日のようにWinnyによる情報流出のニュースを目にするようになりました。
ちょっとしたセキュリティ講習でさえも触れないわけにはいかない話題になりつつあります。

まず、Winnyって何ですか~なのですが。
Winnyはパソコンで動作するソフトウェアです。どんな仕事をするソフトかというと、ネットワーク上で大容量データの交換をするのがお仕事。なので自主作成の動画(映画)などを配信したい場合などはとても便利なソフトと言われています。

ところがこのWinnyの大容量データ交換機能を使い、市販の音楽CDや公開中の映画などの海賊版をネットで流し、これをダウンロードするユーザーが増加したためまず最初に問題になったのが「著作権侵害」でした。
たしかに講習会でこの話をすると「Winnyは無料なんですか」「どこで手に入りますか」という「もし本当なら使ってみたいかも」的な質問がでます。(をぃをぃ)

話を戻すと、なのでWinnyはもともとウィルスでも悪意のあるプログラムでもないわけで、つまり利用する人間側の問題なわけです。
ちなみに車で人を轢けば運転者が罪に問われますが、このWinny問題はソフトを使う人の問題はあまり語られず「こんなソフトはけしからん」状態のようです。人の悪意をそそのかすソフトという位置付けなのです。

さて現在深刻なのがこのWinnyに感染するウィルスです。
Winnyに感染するのでOSを問いません。
感染したら最後、PCに入っているデータはネット上に流出し回収・削除は困難です。各セキュリティ会社は現在このWinny対策に本腰を入れているようで、しばらくすれば対策方法なども目に触れる機会も多くなることでしょう。

でもね。。。。と思うのですよ。。。
警察官や自衛官、銀行員といった方々は「いったい何のために個人のPCにWinnyを入れるのさ?」と。
あくまでも個人的な想像ですが、皆さん海賊版映画をダウンロードして自宅鑑賞してたんではないですか?
そういう基本的な不正行為を働くヒト達にお仕事上でのWinnyの強制削除求めても、根本的なWinny問題って解決するのでしょうか? これはもう個人の道徳心の問題ではないのですか? 音楽CDや映画くらいちゃんとお金払いましょうよ。大人なんだから。

仮に今後企業や組織の情報流出が防げたとしても、こういう人たちがこっそりプライベートなPCにWinnyを入れて、海賊版の音楽CDや映画をダウンロードし続けていたら結局なんの解決にもならないように感じるのは私だけなんでしょうかねぇ。。。
コメント
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