KAORU♪の「気ままなダイアリー」

KAORU♪が見つけたステキな風景、出会ったおもしろいできごと、おいしい料理などを“気が向いた時”にご紹介します。

★言葉のチカラ

2005年06月28日 | KAORUの好きなものギャラリー
               【夕暮れ時のビヨウヤナギ】

世の韓流ブームに乗って韓国語を楽しんでいる
同世代の女性達が周囲に多いのには驚いている。
ブームはすっかり根付いて文化になるのか、
はたまた一過性なのだろうか?
どちらにしても女性は新たな楽しみを得ることは
素敵なことだし、理由やきっかけはどうあれ
いろいろな分野で理解を深めることは何より嬉しい。


語学は、男性はもっぱら仕事となると必死で習得するようだが
女性の場合は趣味としてのジャンルを確立しているようである。

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中国人の生徒さんは流暢な日本語でしゃべりまくる。
芸能ネタは特に詳しい。
普段は韓国語でしゃべるそうで、3か国を使い分ける才媛だ。
あまりに話題が豊富なので、
「もしかしたら、3か国とも同じテンションでしゃべるの?」と
尋ねたら「そうです!」と言った後、
「私ね、次はアメリカに行って英語をしゃべれるようになりたいの。
今はハローしか言えないけど、きっとすぐにペラペラになると思うの」
と言いきった。

たぶん、そうだと思う。
彼女の屈託のないキャラクターとバイタリティーは
間違いなくどの国でもたくましく、楽しく生きていけるだろう。

語学はひとつかふたつか習得したら、
コツのようなものがあるそうで、あとは楽に何カ国語でも
しゃべれるようになるのだという話を聞いたことがある。

そんな話を友人としていたら、
「そういえば、奥さんが日本人の外国人の男性は
言葉が丁寧なのよね~。あれって女性の言葉を聞く機会が
多いからマネしてきれいな言葉になるんじゃない?」と
いう話から新たな事実に気がついた。

「あっ!そういえば男性相手のお店などで働いている
外国人の女性は、ビックリするような男言葉を使うよね!
それもきっと、一緒に過ごす人の言葉をマネするからなんだわ。」と
ハッとした。

たしかに語学だけでなく、方言も含めて言葉は不思議なものである。
東京育ちで他県にお嫁に行った友人は、以前からしゃべっていたかのように
その土地のイントネーションを当然のように話して驚いたことがある。
あれ?ホントは九州出身だったっけ?
いやいや、子どもの頃から目黒にいたって言ってたよな、なんて
自問自答したことがある。

英語も何人の先生に習ったかわかるほど、
訛りもそっくり受け継いだりするそうだ。
会社の電話もその会社カラーがあり、
みんな同じテンポでしゃべったりする。

言葉は強力である。
確実に伝染する。

そのパワーはテンポ、イントネーション、訛りといった
耳で聞こえる抑揚だけでなく、心にまで影響する。

“言葉は言霊(ことたま)”というフレーズは
最近はさして目新しくもないが、
言葉には魂が宿っているという。

それは、品川区区民大学の講座でも
心理学の教授が言っていたし、テレビや講演など
あらゆる場所で聞くことができる説である。

言葉のチカラはここ最近、
まことしやかに脚光を浴び、重要視されている。


そして口から出る音には音符のように
“気”もくっついて相手に届くようだ。
もちろん相手だけでなく、自分自身にもキチンと届く。

たとえば、あたたかい優しい言葉は
やわらかな音符が心にしみる。

でも、トゲのある言葉は
音符のだ円が三角に変化し、ハートに突き刺さる。
まるで矢のように。

国や地域、人種の違いはさまざまだけれど、
キレイであたたかい言葉を使いたい。
どんな言語であろうと美しくて愛のある言葉から、
すくすくと心が育っていくのだと思う。

会話がすべて音符だったら、どんなにか
心がはずみウキウキとするだろう。

みんなが音符つきの会話でおしゃべりしたら
そのハーモニーはオーケストラに負けないと思うのだ。
コメント (2)
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