【いとしの桜】
昨日、無事にイベントを終えることができた。
この今の気持ちをなんと表現したらよいのだろう。
充実感と、達成感と心地よい疲労感でいっぱいである。
**************************
結果的には、フタを開けてみると大盛況だった!と思う。
今もずっと出席してくださった方々から
感激のメールをいただき続け、感謝のお返事を
お返ししている真っ只中だ。
大勢の方がお見えになり、会場は満員御礼。
ぎゅうぎゅうに詰めて、入りきらなくなってしまったほど。
(窮屈な思いをされた皆さまにはゴメンなさい…)
**************************
いつものように緊張し、ちょっぴりプレッシャーからか
2、3日前は胃が痛くなったし、
前日の夕方から結花里さんと2人で会場のセッティング、
そのまま私の作品を2点作り、帰宅してからさらに準備をして
眠ったのが朝の6時。そして1時間後の午前7時に起床。
こんなに直前にバタバタしなくても、
もっと早くから出来たことがたくさんあったのに…。とか、
あ~、あれも言えばよかった!言い忘れちゃった!などなど
反省もたくさん残っている。
けれど、今回もまた大勢の方のお力を借りながら、
とても充実したイベントとなった。
***************************
会場は「ザ・サロン池田」という横浜・白楽の住宅街にたたずむ
八角形の屋根をした隠れ家のようなステキなサロン。
ピアノや声楽、ヴァイオリン教室のほか、コンサートもできる。
そして、キッチンがあるので、料理ができる環境なのだ。
暖かいものはあたたかく、冷たいものはつめたいまま出せる設備が
整っている、今回のプログラムにはうってつけの会場なのである。
会館やホールほど大きくなく、自宅ほど小さくない、
ほどよい広さでくつろげる。
***************************
オープニングは、オーナーの池田さんのピアノと
声楽家・清田真幸(まさき)さんの歌声から始まった。
オペラも歌うという清田さんののびやかな美声に
しょっぱなからいきなり皆さんが涙している。
特に森山直太郎の「桜」は思わず、心が熱くなり
ハンカチを手に泣く人、目を真っ赤にしている人で
会場はあふれかえった。
そして、池田さんの娘さん、池田珠代さんとそのご主人で
フランス人ピアニストのパトリック・ジグマノフスキーさんの
連弾は、息をもつかせぬほどのド大迫力。
お二人とも、パリ国立音楽学校を卒業された
プロ中のプロである。
http://www.h2.dion.ne.jp/~hatti/sub3.html
17年ぶりの日本帰国で、現在月に1度フランスへ戻り、
日本とを行ったり来たりのお忙しい生活の中、
タイミングよく時間が合い、このイベントのために演奏して下さった。
その後、さらに会場の皆さんとともに、ピアノ伴奏と
声楽家と一緒に滝廉太郎の「花」を大合唱。
全員が気持ちよく、高らかに歌いあげた。
最後には、「ブラボー!!!」という声援と鳴り止まない拍手。
プログラムにはなかったが、今回の大きなイベントの柱となった。
***************************
その後は立松結花里さんの
「こだわりの杉田梅から学ぶスローフードのススメ」
梅の持つパワーや、スローフードから育む家族の会話を
テンポのよいリズムでおしゃべりしてくれた。
そして、実際に梅酢でつくるピクルスや、
白神こだま酵母のぷわふわパンに手作りの梅ジャム、
梅のブラマンジェというプレートをほおばりながら、
梅のジュースの作り方を教えてくれた。
会場の皆さまの表情は、さっきとうって変わって
前のめりである。
まるで、「おもいっきりテレビ」の奥様方を見ているように、
いっせいにうなづいたり、
「すみません!パンのおかわり!」など
の楽しい声が客席から湧き上がる。
梅に合う白ワインが出て、頬が桜色にほんのり色づいている方もいる。
***************************
そして、最後のプログラムは
矢口恵子さんのトークショー、
「花のように生きるためのライフスタイルを探して」
いつものように、優しくやわらかな声で
ステキに生きていくためのヒントをたくさん散りばめて
お話してくだった。
今回のお話で、心に響いたキーワードは、
「笑顔の筋肉をつけること」と「上を向こう!」
そして、花や自然が届けてくれる
小さな幸せを見つけることの大切さ。
***************************
当日の朝9時前に会場に到着し、ほどなくすると
お花屋さんが、たくさんの花を届けてくれた。
一緒に会場へと花を運び終えたあと、
花代をお支払いするために、ほとんど散りかけた桜並木の
下で自分のサイフを開いた。
すると、限りなく透明に近いピンク色の
桜の花びらが1枚、サイフの中に入っている。
わ!いつのまに桜?
ひらひら舞い落ちてサイフに入るのは見なかったし。
思わず、桜の木を見上げた。
空は透き通るような青空。
そうか!ありがとう。
今日一日を桜も応援してくれているんだ!
そう思うと、緊張感が一気にほぐれ笑顔になった。
***************************
花は時折、粋なメッセージをくれる。
言葉で伝えるよりも、ずっとおしゃれでウィットに富んでいる。
私も花のように、しなやかで、優しく、
そしてたくましく生きていきたい。
遊びゴゴロあふれる小粋な演出も絶対マネしたい!
花が全ての人々にその美しさを分かち合うように、
私も、楽しいことやステキなことを多くの人と共有できたら
どんなか素晴らしだろう。
人生の中で花に教わることは、数えきれない。
花を通して、多くの方と出会えたことに感謝したい。
***************************
今年の桜は本当に息が長かった。
たしか、最初に近所の公園で一輪咲いたのを発見した日が
3月23日あたり。それから約20日間もの期間を
咲き続けてくれたのはまるで奇跡のようである。
生徒さんが、前日の夕方にメールを送ってくれた。
「明日の差し入れのスイートポテトをこれから焼きますね。
桜がこんなに長く楽しめるなんて、絶対先生のパワーです!」
という内容だった。
桜がテーマなのに、早くしないと散っちゃう・・・
どうかあと少し咲いていて!と参加者の皆さまも
きっと同じように願って下さったのだと思う。
私一人では桜の命を延ばすことなんて、とうていできないけれど
たくさんの方々の願いがきっと届いたのだと
思いをめぐらせるだけで、なんだかとっても幸せ。
***************************
そんなことを最後のご挨拶で話していたら、
急に涙がこぼれてきた。
最初の音楽で、「感動」し、心を動かし、
おいしい梅料理で、「味わい」、心を豊かにし、
そして最後のトークショーで、自分自身を今一度見つめ直す。
出席者全員の表情が刻々と変わっていくのを感じた。
恵子さんのお話が終わった時、
「さあ、明日からまた一歩前に踏み出そう!」という
テンションに会場中が包まれていた。
***************************
またぜひ開催して下さいね!というリクエストをいただいたり、
今回は参加できなかったけど、次回はぜひ参加しますね!という
お声もたくさんいただいた。
次の企画は今日、原宿駅前の信横断歩道を歩いていたら
ふっと思い浮かんだ。
そして、またもうひとつ別の切り口も!
実現するために、また今日の一歩を大切にしよう。
チャンスがあれば、次の機会にぜひご一緒して下さいね♪
昨日、無事にイベントを終えることができた。
この今の気持ちをなんと表現したらよいのだろう。
充実感と、達成感と心地よい疲労感でいっぱいである。
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結果的には、フタを開けてみると大盛況だった!と思う。
今もずっと出席してくださった方々から
感激のメールをいただき続け、感謝のお返事を
お返ししている真っ只中だ。
大勢の方がお見えになり、会場は満員御礼。
ぎゅうぎゅうに詰めて、入りきらなくなってしまったほど。
(窮屈な思いをされた皆さまにはゴメンなさい…)
**************************
いつものように緊張し、ちょっぴりプレッシャーからか
2、3日前は胃が痛くなったし、
前日の夕方から結花里さんと2人で会場のセッティング、
そのまま私の作品を2点作り、帰宅してからさらに準備をして
眠ったのが朝の6時。そして1時間後の午前7時に起床。
こんなに直前にバタバタしなくても、
もっと早くから出来たことがたくさんあったのに…。とか、
あ~、あれも言えばよかった!言い忘れちゃった!などなど
反省もたくさん残っている。
けれど、今回もまた大勢の方のお力を借りながら、
とても充実したイベントとなった。
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会場は「ザ・サロン池田」という横浜・白楽の住宅街にたたずむ
八角形の屋根をした隠れ家のようなステキなサロン。
ピアノや声楽、ヴァイオリン教室のほか、コンサートもできる。
そして、キッチンがあるので、料理ができる環境なのだ。
暖かいものはあたたかく、冷たいものはつめたいまま出せる設備が
整っている、今回のプログラムにはうってつけの会場なのである。
会館やホールほど大きくなく、自宅ほど小さくない、
ほどよい広さでくつろげる。
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オープニングは、オーナーの池田さんのピアノと
声楽家・清田真幸(まさき)さんの歌声から始まった。
オペラも歌うという清田さんののびやかな美声に
しょっぱなからいきなり皆さんが涙している。
特に森山直太郎の「桜」は思わず、心が熱くなり
ハンカチを手に泣く人、目を真っ赤にしている人で
会場はあふれかえった。
そして、池田さんの娘さん、池田珠代さんとそのご主人で
フランス人ピアニストのパトリック・ジグマノフスキーさんの
連弾は、息をもつかせぬほどのド大迫力。
お二人とも、パリ国立音楽学校を卒業された
プロ中のプロである。
http://www.h2.dion.ne.jp/~hatti/sub3.html
17年ぶりの日本帰国で、現在月に1度フランスへ戻り、
日本とを行ったり来たりのお忙しい生活の中、
タイミングよく時間が合い、このイベントのために演奏して下さった。
その後、さらに会場の皆さんとともに、ピアノ伴奏と
声楽家と一緒に滝廉太郎の「花」を大合唱。
全員が気持ちよく、高らかに歌いあげた。
最後には、「ブラボー!!!」という声援と鳴り止まない拍手。
プログラムにはなかったが、今回の大きなイベントの柱となった。
***************************
その後は立松結花里さんの
「こだわりの杉田梅から学ぶスローフードのススメ」
梅の持つパワーや、スローフードから育む家族の会話を
テンポのよいリズムでおしゃべりしてくれた。
そして、実際に梅酢でつくるピクルスや、
白神こだま酵母のぷわふわパンに手作りの梅ジャム、
梅のブラマンジェというプレートをほおばりながら、
梅のジュースの作り方を教えてくれた。
会場の皆さまの表情は、さっきとうって変わって
前のめりである。
まるで、「おもいっきりテレビ」の奥様方を見ているように、
いっせいにうなづいたり、
「すみません!パンのおかわり!」など
の楽しい声が客席から湧き上がる。
梅に合う白ワインが出て、頬が桜色にほんのり色づいている方もいる。
***************************
そして、最後のプログラムは
矢口恵子さんのトークショー、
「花のように生きるためのライフスタイルを探して」
いつものように、優しくやわらかな声で
ステキに生きていくためのヒントをたくさん散りばめて
お話してくだった。
今回のお話で、心に響いたキーワードは、
「笑顔の筋肉をつけること」と「上を向こう!」
そして、花や自然が届けてくれる
小さな幸せを見つけることの大切さ。
***************************
当日の朝9時前に会場に到着し、ほどなくすると
お花屋さんが、たくさんの花を届けてくれた。
一緒に会場へと花を運び終えたあと、
花代をお支払いするために、ほとんど散りかけた桜並木の
下で自分のサイフを開いた。
すると、限りなく透明に近いピンク色の
桜の花びらが1枚、サイフの中に入っている。
わ!いつのまに桜?
ひらひら舞い落ちてサイフに入るのは見なかったし。
思わず、桜の木を見上げた。
空は透き通るような青空。
そうか!ありがとう。
今日一日を桜も応援してくれているんだ!
そう思うと、緊張感が一気にほぐれ笑顔になった。
***************************
花は時折、粋なメッセージをくれる。
言葉で伝えるよりも、ずっとおしゃれでウィットに富んでいる。
私も花のように、しなやかで、優しく、
そしてたくましく生きていきたい。
遊びゴゴロあふれる小粋な演出も絶対マネしたい!
花が全ての人々にその美しさを分かち合うように、
私も、楽しいことやステキなことを多くの人と共有できたら
どんなか素晴らしだろう。
人生の中で花に教わることは、数えきれない。
花を通して、多くの方と出会えたことに感謝したい。
***************************
今年の桜は本当に息が長かった。
たしか、最初に近所の公園で一輪咲いたのを発見した日が
3月23日あたり。それから約20日間もの期間を
咲き続けてくれたのはまるで奇跡のようである。
生徒さんが、前日の夕方にメールを送ってくれた。
「明日の差し入れのスイートポテトをこれから焼きますね。
桜がこんなに長く楽しめるなんて、絶対先生のパワーです!」
という内容だった。
桜がテーマなのに、早くしないと散っちゃう・・・
どうかあと少し咲いていて!と参加者の皆さまも
きっと同じように願って下さったのだと思う。
私一人では桜の命を延ばすことなんて、とうていできないけれど
たくさんの方々の願いがきっと届いたのだと
思いをめぐらせるだけで、なんだかとっても幸せ。
***************************
そんなことを最後のご挨拶で話していたら、
急に涙がこぼれてきた。
最初の音楽で、「感動」し、心を動かし、
おいしい梅料理で、「味わい」、心を豊かにし、
そして最後のトークショーで、自分自身を今一度見つめ直す。
出席者全員の表情が刻々と変わっていくのを感じた。
恵子さんのお話が終わった時、
「さあ、明日からまた一歩前に踏み出そう!」という
テンションに会場中が包まれていた。
***************************
またぜひ開催して下さいね!というリクエストをいただいたり、
今回は参加できなかったけど、次回はぜひ参加しますね!という
お声もたくさんいただいた。
次の企画は今日、原宿駅前の信横断歩道を歩いていたら
ふっと思い浮かんだ。
そして、またもうひとつ別の切り口も!
実現するために、また今日の一歩を大切にしよう。
チャンスがあれば、次の機会にぜひご一緒して下さいね♪