今日は表参道でお花のレッスン。
ブラジル人の生徒さんが
「ハイ、センセ、コレあげる!」と
突然手渡してくれました。
レッスンは終わってるのに、
なかなか片付かないけど大丈夫かな?と思いつつ、
ほかのレッスンに追われて忙しくしていたら、
突然のプレゼント。
今日はお昼も食べる時間がなく、
ずっとしゃべりっぱなしの動きっぱなしで
実はクタクタでした。
一瞬、教室の中の
時間が止まったように
急にすべてがスローモーションになって
まったくの別の空気が流れ込んだよう。
残ったお花と、ワイヤーでクルクル巻いて作ってくれた、
ピンク色のアスターの指輪。
「お花が落ちませんように。」
と短い英語でつぶやいたあと、
もう一度カタコトの日本語で
「オハナ、オチナイデ」
と指輪に向かって言っていました。
ブラジルから日本へ来て数ヶ月。
そして今週の日曜日にはオーストラリアへ引っ越しするのだそう。
今日初めて会ったのに、今日が最後。
短い出会いなのに、心温まる時間。
やがて枯れるお花も、短い時間だけれど
たくさんの愛や優しさを届けてくれる。
生きとし、生けるもの。
すべてが一期一会。