KAORU♪の「気ままなダイアリー」

KAORU♪が見つけたステキな風景、出会ったおもしろいできごと、おいしい料理などを“気が向いた時”にご紹介します。

★同じ屋根の下、同じ地球の上で

2017年08月26日 | Time in ニューヨーク


My sweet classmates!!!
I'm so happy to study English in this class with great and funny friends.

私のスィートなクラスメイトたち。

教室は人種も国もバラエティ豊かな
小さなメルティングポット♪


ロシア、ウクライナ、リトアニア、フランス、ポーランド
トルコ、トーゴ、ガボン、中国、フィリピン、ブラジル、
コロンビア、ベネズエラ、メキシコ、そして日本。

20人ほどのクラスで約15ヶ国✨

大きな夢を抱いて来た友だち。
国政が悪化して故郷に帰りたくても帰れない状況の友だち。
親やダンナの仕事の都合でついて来ている友だち。

時にそれぞれの国の政治から宗教から、習慣、
国民性の話を興味深く聞いたり、
時に国境を越えて女子vs男子の話で盛り上がったり、
恋バナでヒートアップしてみたり。

ゾウが海を泳いで渡る国、西アフリカの
ガボン出身のエックスヘルが

うちの国は一夫多妻なんだ。
おじさんは4人も妻がいるんだよ。というと


ベネズエラ人の底抜けに明るくて、
女の子にすごくフレンドリー、
一見ラテン系の軽いノリのガブリエルが

「そんなことして、おじさんは本当に幸せなのかな?」とポツリ。

「たしかに、奥さんたちいつもケンカしておじさん大変そうだよ。」とエックスヘル。

「オレはそういうのイヤだな」とガブリエル。


男性の本音は奥さんや愛人いっぱいのハーレム状態が
憧れなのかとなんとなく思っていたら、

1人の人をちゃんと愛したい、という
オトコのもう1つの本音が聞けてなんだか嬉しくなったり。



ある時は、
ほとんど笑わないいつも固い表情のクラスメイトがいた。

他のクラスメイトたちともあまり会話を交わすこともなく、
自分の殻に閉じこもっているように見えた彼女にある日先生が話しかけた。

「キミの国では家のドアを開けておく、なんて考えられないんでしょ?
やっぱりテロが突然来るの?」


「そうです。絶対に家のドアは開けられない。襲われるから。」

あれ?どこの国なんだっけ?と
休み時間に聞いてみたら
イスラエルのテルアビブよ。という。

テロが日常的にすごくて本当に怖いの。
甥っ子も襲われて命をなくしてしまったわ。という。

じゃあニューヨークに来て、
ここがものすごく安全な場所とは言えないけれどそれでも、そこまで命の危険にさらされているわけではないから安心でしょ?と聞いたら、

そうね。でも家族があっちにいるの。
いつも心配で心配で…と
その重たい口を開いて教えてくれた。


オドオドとしたような、
緊張しているような、警戒しているような、
悲しみのような、怒りのような

なんともいえないオーラをまとった彼女は
長い年月、そして今この瞬間もさらされている
身の危険と悲しみから醸し出される気配なんだ。


物騒な世の中になった、とはいえ
"世界最高水準に安全"で"世界一長寿"で、

景気が良くないとボヤいているけれど
それでも世界規模でみると"リッチな国"
日本に生まれ育った私には

想像も及ばないほど過酷な環境下で
人生を過ごしてきたクラスメイト。

国も肌の色も、年齢も職業も、
いままでの道のりもすべてを越えて
今こうして机を並べて1つの教室で学ぶことができるのは、

私にとってまるで奇跡。

英語を勉強しにきたはずが
人生そのものを学んでいる。

そんな大切な時間を
かわいくて楽しくて素敵な
クラスメイトたちと一緒に♪

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