KAORU♪の「気ままなダイアリー」

KAORU♪が見つけたステキな風景、出会ったおもしろいできごと、おいしい料理などを“気が向いた時”にご紹介します。

★冬のNYスタイル

2018年12月13日 | Time in ニューヨーク


ふわふわと小雪の舞う朝。

帽子はマストアイテム。
そしてさらにコートのフードを
すっぽりとかぶるのが寒い冬を乗りきる
ニューヨークのスタイル♪

周りについているファーはオシャレではなく、
寒さをしのぐために大事な役割をしていて
あるのとないのとでは顔まわりの暖かさが
ぜんぜん違う。

1年目の冬は持ってなかったけど
2回目の冬から皆さんのマネしてみたら、
さすがです、生活の知恵!
体感温度がまったく違う〜♪

前を歩く人もすれ違う人々も
みんな同じスタイル。
肌の色も髪の色も目の色も、服装までも
個性豊かにあふれるこの街も
凍えるような寒い日のアウトサイドには防寒最優先♪






それでも、地下鉄の中は季節とは関係なく
エンターテイメントたちで今日もにぎやか。

本を読んでいたらいきなり車内に響き渡る
美しいハーモニーのアカペラが始まった。
ハモりが素晴らしくて思わず本を閉じて
聴き惚れた。
向こうから歌いながらこっちにやってくる。
どんな人たちなんだろうと興味津々。

少しずつ近づいてきて、
素敵な歌声の主たちが見えてきた。

黒人男性の3人組。
たぶん60才は過ぎているであろう
労働者風の皆さん。
縦一列に並んでゆっくりと進行方向の後ろに向かって
紙コップに入ったコインでリズムを取りながら。

カッコイイ〜‼️
さすが本場のストリート音楽はやっぱりすごい♪車内は大きな拍手が鳴り響く。

最近の出だしで決めていた。チップ渡そう!

1ドル札をバケツに入れると
(↑だいたい相場の金額です)

Thank you mom! サンキュー マム!と
ハイタッチでお礼をしてくれた。


ひと駅だけの、3分ほどの
ストリートライブならぬ“サブウェイライブ”。

同じ人たちに再び出会う確率はとても低くて、
その時々のタイミングで幻のような、
偶然や、はたまた運命にも近い。



帰りのスーパーマーケットでは、
急にカマンベールとかブリーチーズのような
トロッと柔らかいのが食べたくなって
あれこれ見ていたら

同じくいろいろ見ていた白人の男性が、
この種類ならこれかこれが美味しいよ!と
突然教えてくれた。
食べる前には冷蔵庫から出すといいよ。
これだったら食べる1時間くらい前には
冷蔵庫から出しておいた方が美味しいから。
こっちは少し固め、こっちの方は少しソフト。
好きな方で。

私の横で同じように見ていた白人の若い女性も
彼の説明を聞きながら
オススメの一品をカゴに入れた。

帰ってすぐに、袋から出してさっそく味見。
ちょっとツンとくる味だったけれど、

それでもこうやってここに住む見知らぬ人々と
会話を交わし、

違いを見つけては楽しんだり
同じことを試してみたり
同じ時間を共有したり。

外は寒いけど、
なにげない日々の一瞬一瞬が私にとって
じわっと心にしみこむような
ふんわりと暖かくなるような
素敵なできごとばかり。

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