その月に必要なメッセージをお届けします。
2021年7月をより快適に過ごすための
ヒントにしてくださいね♪
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今月のキーワードは
「惜シマズ」
〜惜しみなく出しきる〜
減ったり、なくなったり
損することを恐れたり
いつか使うかもと思って大事に取っておいて
今必要なのに使わなかったり…
先々の心配からつい
出し惜しみしてしまう。
あるいは、それは物質的のことに限らず
自分の持てる能力についても同じ。
チカラを出し惜しみ
思いやりを出し惜しみ
優しさを出し惜しみ
愛を出し惜しむ。
ほどほどに、そこそこに。
減るものじゃないのに
“すり減る”ことを心配して。
言い換えれば、うっかり出して
損な役回りになりたくない、という気持ちが
先に立ってしまう場合もあったりする。
そんな計算しないで
あれこれと後先考えないで
惜しみなく、いかんなく発揮してほしい。
あなたの今持てるすべてを。
無いものをどこからか引っ張ってきて
ムリやり取り繕う必要なんかないし
努力してなんとかすることもない。
ただ今持てるすべてを
最大限に発揮するだけでいい。
それは、日々の中の
なんてことないほんのささやかなことや
一瞬のすれ違いざまの出来事にさえも。
目に見えない、数値では測れない
愛や思いやりや優しさを
ふんだんに惜しみなく注ぐ。
力や行動、アクションを
とにかくその瞬間、いかんなく出しきる。
人は時々、空っぽになることを恐れて
少しでも残しておこうと
蓄えておこうとするのは
ある意味生きていく上での
本能に近いのかもしれない。
けれど、その本能的な気持ちが
すべてに当てはまるとは限らない。
特に物質以外の、
自分自身が持っているものに関しては。
もとから備わっているものは
決して朽ち果てることはない。
その時々で、カタチは変われど
肉体年齢やら経験値から表現方法が違ったり
内容的なものも変化したりしても
本質は同じ。
その時、出せるもの、持てるものを精一杯出したらいい。
あの時、あぁしていたら…
もっとこうしていたら…
と、人は後悔して、その絶望の淵に佇んで
離れたいのに離れようとせずに
いつまでもそこに気持ちをとどめ
悲しみに明け暮れ、自分を責める。
けれど、あの時は
自分なりに考えて一生懸命だったのだ。
思うような結果に出会えなかっただけで
持てる力は出したのだ。それで良い。
だから、そこからたどり着いた今の
目の前に繰り広げられていく、一瞬に
心を開いて、ただ無心にすべてを注ぐ。
その積み重ねこそが未来へと繋がっていく。
出し惜しむとため込む。
ため込むとダブついて、タルみがでたり
淀んできたりくすんできてしまう。
惜しまず出すと、空っぽになる。
常に余白やスペースあれば
次なるものが入ってくるし
スポンジのごとく柔らかく
吸収していくことだってできる。
するとまた新たな扉が開いたりするもの。
今にとどまり、過去に身を置くよりも
全力を出しきったその先には
ずっと素敵な何かが待っている。