ニューヨークに戻ってきて何日経っただろう。
でもまだゆっくり体を休めつつ、
いっぱい眠ってゴロゴロ中。
そして旅先で出会ったステキな
お気に入りを荷ほどきし、少しずつ飾りながら
美しい風景や楽しい思い出やら
かわいい会話がふとよみがえっては
笑顔になったり、ホロリと涙が思わずあふれてみたり。
私の中でまだ旅は終わっていないかのように。
フィンランドのブランド
iittala (イーッタラ)のキャンドルホルダーは火を灯すとまるで
宝石のようにきらめいて
コレクターがいるほどの人気のシリーズなのだという。
いくつかの廃盤色には高値がつき、
店頭には新色が、アウトレットには
新たな色を作る時、釜に旧色が残り
それらが混ざり合ってできる“中間色”が並び
ネットでもセカンドハンド店
(中古屋さん)でも個人での
出品があるという奥の深い一品。
数年前にSaori が送ってくれてから
すっかり私もその美しさに魅せられてしまい、
今回はこのiittala のkivi(キビ)という
シリーズをいくつか手に入れるのも
楽しみのひとつだった。
あちこち回り、ひとつだけアウトレットで
中間色を買い求め、結局は
コレクターであるSaori に
おすそ分けしてもらったものを
手荷物で大事に持ち帰ったのだった。
マリメッコとのコラボなのだそうで
底には“marimekko ”の文字。
こうして白い棚に並べると
予想以上に美しい。
1番下の棚は、ブルーで統一。
瓶と青いガラスの鳥はセカンドハンド店で、
半円形のキャンドルホルダーとiittala の
足つきグラスはSaori コレクションから。
それから、木製の小鳥は2軒目か3軒目だったかの
セカンドハンド屋さんの子ども服コーナーの
片隅に埋もれていたもの。
可愛らしい表情と北欧っぽいデザインの
羽部分がなんともイイ。
2つの大小のカゴはセカンドハンド店で
見つけた。手作りなのか使い込んだあとなのか
イビツで、それが温かみとなっていて、これもお気に入り。
クッションカバーはナチュラルな
生成りのコットンに黒のペイント柄が
違うデザインの2枚セットだった。
見ているだけで楽しくなるような
美しいペーパーナプキンはおみやげに。
どれも北欧らしく、デザイン大国
フィンランドらしい数々を集めた
愛しい“旅のカケラ”たちは
これからの毎日の暮らしに
豊かな彩りを添えてくれるにちがいない。
うちの畑は留守中、いつものように
お隣のカルロスが水やりとトマトには
支柱を立てて紐で結んでくれていて、
立派に育っていた。
枝豆の花も咲いている。
入れかわりにドイツへと旅立ったLeo は
バジルを摘んで、松の実とガーリック入り
「お手製バジルペースト」を作って
冷蔵庫に入れてくれたので、パスタにした。
レタスは自分で摘みにいき、マンゴーと
生パンプキンシードとゴルゴンゾーラの
フレッシュサラダに。
あれこれを冷蔵庫につめこんでくれたおかげで
まだ買い物に行く元気がないけれど、
それで毎日美味しいごはんを自分で
作ってはモリモリ食べて、順調に回復中。
スーツケースとともに、
誰もいないアパーメントに入ると
「Welcome home(おかえり)」の
カラフルなバルーンと花束が
小さなキッチンでお出迎え。
来週、帰ってきたらマリアと3人で
ごはん食べよう。ニューヨークの家族たちが
温かく待っていてくれてありがたい。
にぎやかなニューヨークの
静かなスローライフな時間が
再びスタートしている。
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