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おとといからのカントリー暮らし♪
ニューヨークシティから橋を渡り
ペンシルベニアに向かう途中
あんなに華やいでいた春色の
ニューヨークから突然桜を見なくなった。
同じようにヤマブキやコブシや
モクレンは満開、白い花はあるけれど
春の山に点在している薄ピンク色の山桜もみない。
桜がない…ガックリしてそうというと
ペンシルベニアのどこで見られるか
さっそくネットで検索してくれたところ、
フィラデルフィアに行かないと観られないらしい。
それも1920年代、約百年ほど前に
日本から贈られたのだという。
そういえばワシントンD.C.にも
日本から贈られたという桜並木があると
聞いたことがある。
ニューヨーク、フィラデルフィア、ワシントンD.C.と、
もしかしたら都市部にしか桜はないのだろうか。
桜を愛する人たちがいてこそ
植樹してそれが広がっていく。
興味がなければ自生種以外は
そもそも植えることすら思いつかないのだろうし。
けれど、たまたま奇跡的にも
カントリーハウスの玄関先に
枝垂れ桜らしき大木がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/af/511a7d1aa7d5ccd3bb61c7e834e5ccec.jpg?1618409907)
去年はほんの数輪花をつけた直後に
雪が降り満開を迎えることなく
そのまま葉桜になってしまった。
これまでもたっぷりの花をつけている
姿を見たことがない。
人々に愛されているかどうかというよりも、
もしかしたら桜の北限に近いのかもしれない。
となれば見なくなるのも当然な話。
今、玄関の枝垂れ桜は
ほんの小さな蕾をつけ始めている。
今年は無事に満開を迎えることができるのだろうか、
祈るような気持ちである。
おとといからの2日間続いた雨も止み
今日は青い空が広がり、朝から
ガーデンの砂利の隙間からたくましく
芽をのぞかせた草を取る作業で腰が痛い。指先も痛い。
そろそろボタニカルガーデンで買ってきた
native plant gardenネイティブプラントガーデンと
butterfly garden バタフライガーデンの種を蒔けるかな♪
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/b0/e17e7a66ac6075e16849740917192fc5.jpg?1618409706)
ここではマスクもサングラスも、
なりきり変装も必要ない。
そのままの私でいられる場所。
泥のついた長靴、日焼け止めも帽子だっていらない。
シミもシワもすべて丸ごと、私の生きてきた証。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/07/d9d3d1979ccace9b728db47cf718c0ee.jpg?1618409841)
太陽の日差しをたっぷり浴びて
大地と向き合う時間は
すべてを手放し、すべてを受け入れるための
かけがえのないひととき。
地球とともに息づく花や草、虫たちや
動物たちと同じ場所にいる。
まして宇宙からみた私たち人間の
そのわずかな差なんか、
きっとあまり問題ではないのだろうと思う。
カントリー暮らしが教えてくれた
何がなくてもすべてここにある
ささやかだけど満たされた気持ちになる
地球の息づかいとともに生きる
スローライフ的な日々。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/00/f907b38d8797160150ab78eab8bb5d10.jpg?1618409826)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/9e/2ce75d22ea0670218fe9fd18bbc969e4.jpg?1618409827)
ニューヨークであんなにあふれていた
桜の季節からようやくスイセンが
咲き始めたペンシルベニアのリビングで
また記憶の中の桜を探して
明日はジェルプリントに描いてみよう。
目の前にあっても
記憶の中であったとしても
現実であろうが
イメージにすぎなかったとしても、
どちらでもあっても私は今
まちがいなく、春色の華やぐシーズンのまっただ中にいる。
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