2023年6月23日 <父>
今日の午前中、団地の住民がスズメバチに刺されたとの連絡が
管理事務所からありました。
早速、現場に直行。キンモクセイの木の中に巣がありそうです。
しばらく観察していて、蜂の出入りしている場所を特定。
下から覗くとスズメバチのボール状の巣がありました。
最初は、コガタスズメバチかと思いましたが、
キイロスズメバチの巣と分かりました。
管理事務所から駆除業者に連絡してもらい、午後3時頃に来てもらいました。
物々しい装備ですね。
ボール状の巣にある蜂の出入り口に向けて、専用の殺虫剤を噴霧します。
キンモクセイの木から取り出した巣です。
業務用スズメバチ殺虫剤ハチダウンとともに。
伸縮式専用散布器具「ハチローFH」に接続して使用していました。
外皮を取り除き、中を見せてもらいました。
何層にも巣が出来ています。働き蜂が睨んでいる様に見えます。
女王蜂(左)を見つけました。働き蜂(右)よりかなり大きいですね。
2023年6月23日 東京都稲城市にて オリンパスTG-6
女王蜂を駆除したので、もう巣をつくることはできません。
周辺住民の方も集まって来て、安心したと言っていました。
刺された人はすぐに病院に行き、アナフィラキシーなどの
重篤な症状は出なかったそうです。
2年前にもキンモクセイにスズメバチの大きな巣が見つかり、
団地全体の剪定を行ったのですが、復活するのも早いです。
伸びた枝をこまめに剪定して、蜂が巣をつくりにくい環境を
維持することが大切です。
刺された方は気の毒ですが、早めに駆除できて良かったです。
テレビ報道は凄い事例が多いですが、この様な身近なケースは参考になります。
スズメバチの巣の駆除作業は、めったに見られません。貴重な経験でした。
アシナガバチの巣(シャワーヘッド状)ならサポーターが駆除できます。
今回も、アシナガバチの可能性もあると思ったのですが…。
これから急に巣が大きくなります。剪定作業の際は、ご注意下さい。