2012年11月21日 <父>
11月14日、奇跡の皆既日食を見ることが出来、感激で涙する女子大生。
大変な準備を重ねてこの日を迎えたことでしょう。ケアンズ皆既日食が一生の
思い出になりましたね。
やっとゆとりが出来、1976年オーストラリア日食の際に、ピンホール撮影につかった
金属板を取り出しました。36年前、4×5判カメラを自作してオーストラリアをかた
どったコロナのピンホール写真に挑戦したのですが、シャッターを閉め忘れて失敗した
苦い思い出があります。
今回の日食直前にこのカメラが見つかり、0.5ミリのピンホールをたくさん開けた金属板
だけを持参した次第です。
近づいて撮影。これならオーストラリアの形がわかりますね。
あのハエタタキでもピンホール像に挑戦。穴が長方形だったので、きれいな像に
なりませんが、太陽が欠けているのが何とかわかります。黒い像があるのは、
雨粒で穴がふさがっているため。今回の日食を象徴しています。
ミニ太陽投影板も持参しました。ジッツォーの小型三脚を使い椅子の上にセットしま
した。5月の金環日食、6月の金星の太陽面通過に続いて、今年3回目の登場です。
日食マニアの皆さんにも好評でした。苦労して持ってきて良かったです。
日食終了まで、あと10分あまり。日食専用のソフト、エクリプスナビゲーターの
表示はわかりやすいですね。
日食が終了しました。天気はずいぶんよくなってきました。後方にNASAの赤いテント
が見えます。観測が成功していると良いですね。
バスに戻る途中の光景。外国のグループが皆既日食の余韻に浸っているようです。
見るのが中心で重い機材は持ってきていません。
次の日食には、スポッティグスコープでゆっくりを見たいものです。
次回、5日目はキュランダ観光をお送りします。