2020年11月23日 <父>
昨日は、稲城市消費者講座「稲城の農地をみよう!親子で学ぶ農地・牧場探検」が開催されました。
地場野菜の収穫体験と動物の見学です。
新型コロナウイルスの感染拡大のなか、検温、マスク着用、消毒、少人数での行動など感染予防を
徹底して実施されました。
参加したのは抽選で選ばれた12組38名。一組もキャンセルがありませんでした。
<父>は、消費生活センター運営委員としてご案内。天気は快晴。絶好の探検日和です。
集合場所は上谷戸(かさやと)親水公園。ゲンジボタルが見られる自然豊かな公園です。
上に架かっているのは上谷戸大橋。チョウゲンボウ(稲城市の鳥)の営巣が見られるということで、
野鳥マニアに人気のようです。
昔は農道だった道を通り、高台の農地に向かいます。途中、参加者が木の枝に緑のボールを発見!
ヤドリギですね。下見の時は、ケヤキの葉に覆われて気がつきませんでした。
ブルーベリー畑、栗畑の横を通過して、稲城第二小学校前の畑に到着。ここで、大根、カブ、白菜、
キャベツ、里芋を収穫します。農家の方から収穫方法について説明がありました。
カブの収穫。カブ本体は畑の上に出ていて、細い根が地中にあるので抜きやすいです。
上手に抜けましたね。葉も食べられます。
白菜は上を叩いて固いのが良いそうです。早速、子ども達が探して農業委員の方が手伝って、
包丁を使って収穫します。
里芋の収穫にはスコップを使います。多摩テレビも取材に来ていました。
収穫されたたくさんの野菜は、軽トラックに積まれ集合場所に運ばれます。
収穫体験のあと、農協職員の方から地場野菜の安全性や野菜を使ったレシピの紹介がありました。
トイレ休憩のあと、大塚牧場に向かいます。
<父>は
8年前に「農地探検」で初めて訪問。
7年前と
6年前にも訪問しましたが、
土地区画整理事業が始まり、農地探検コースから外れました。事業はほぼ終了し、
今回、久しぶりの訪問になります。牧場三代目の大塚謙一さんから説明を受けました。
子ども達は、ウサギのエサやりに夢中。ウサギは日陰に集まっていましたが、ニンジンとキャベツを
あげると近くまで食べにきました。子牛、羊、タヌキ、アナグマ、ハクビシンも見学。
最後に鹿の見学とエサやり。収穫したキャベツの葉に集まって来ましたが、美味しいのでしょうか?
このあと、収穫した野菜が待つ上谷戸親水公園に。事前に用意していたミカンとサツマイモも
渡されました。
多くの方々の協力で農地探検が無事終わりました。
皆さんの楽しそうな表情から、満足して頂けたと思います。
2020年11月22日 東京都稲城市坂浜にて
大塚牧場周辺の環境は6年前とかなり変わりましたが、「農のある街づくり」というコンセプトで
稲城唯一の牧場が残ってくれて本当に良かったです。
周辺の宅地開発は急速に進んできました。そのなかで、畑の再生が始まっています。
牧場のそばにブルーべりー畑もできていました。今後、住宅と農業のバランスのとれた
街になることを期待しています。