2019年5月25日 <父>
里山さんぽの3回目、今回で最終回です。
東京稲城里山義塾の「篭谷戸(ろうやと)の森」を出発して、すぐにあった「しろやまのもり」の看板。
地元の保育園が整備しているとのこと。子ども達がこんな自然の中で遊べるのはいいですね。
さらに進むと「いなぎめぐみの里山」がありました。生協のパルシステム東京が2004年に開設。
いなぎ里山グリーンワークに委託して、里山体験、農体験、竹林保全などを行っています。
2018年に所有している土地の内、約2.1haの山林が稲城市の「自然保全地域」に指定されました。
ここは説明だけでスルー。知人がかかわっているピザ窯もこの中にあるのかもしれません。
しばらく畑脇の平坦な道を進んだ後、炭焼き俱楽部の看板の場所から降りて行きます。
炭焼き小屋が見えて来ました。わずかに煙も見えます。
これが炭焼き窯。この企画に合わせて火をつけたばかりとのこと。子ども達は早速お手伝い。
炭の材料のコナラやクヌギは、スチールパイプと竹を組合わせた場所に保管されていました。
背景の竹は真竹。竹炭には肉厚の孟宗竹を使うとのこと。
ほかにも様々な説明を受けました。
・白炭は炭化が終わると熱い火が残る内にかき出し、「消し粉」を被せ冷めるのを待つ。
表面が白くなるので白炭と呼ぶ。ウバメガシから作る備長炭が有名。
・黒炭は窯の冷却を待ち取り出す方法。この窯はクヌギ、コナラ、シラカシをこの方法で炭にしている。
・竹の伐採は冬が最適。俱楽部の活動予定の関係で5~6月に行い、3か月乾燥させる。乾燥する間に
ベニカミキリに産卵され、幼虫に食べつくされてスカスカになるので対策が大変。
火をつけると3日3晩、窯口で火を焚き、熱風を絶え間なく送り続ける必要があります。年に2回の
重要な活動ですが、最近は近くまで住宅が建ち始め、臭いの苦情が来ることもあるとのこと。
地域住民の理解を得ながら、今後も活動を継続してほしいと願います。
2019年5月18日 東京都稲城市にて オリンパスTG-5
稲城市社会福祉協議会が企画した「里山さんぽ」で、地元の南山の自然を体験し、里山を守る様々な
グループの活動を直接現地で聞くことが出来たのは大変有意義でした。
どこかのクループに入りたい気持ちはありますが、団地の植栽サポーター活動、須玉の管理組合活動等が
あってなかなか難しそうです。