すぎなの風(ノルウェー編)       ∼北欧の北極圏・トロムソから∼

北欧の中のノルウェー、
北極圏でも、
穏やかで住みやすいトロムソから
お届けいたします。

縁側の日、やりますよ~!!

2011-08-31 | 縁側の日

またまたご無沙汰してしまいました。

豊吉さんは大丈夫かなあ?
と心配してくださっている方もあるかと思います。

いつもありがとうございます。

今回は、「ヘルパーさんに私が教えなきゃいけない」ということが、
結構私のプレッシャーになっていたようです。

でも、実際にはヘルパーさんは、さすがヘルパーさんで、
少しお伝えしたら、もうOK!
気長に優しく母に接してくださいます。

私よりもずっといい!!

このわかりきった事実がわかった時点で
私の気持ちがぐっと楽になりました。

ヘルパーさんと一緒にとにかくこの一ヶ月やってみます。
そのうちに何か見えてくるはず。
そんな気持ちでやっています。

現実としては、ちょっと買い物に家を出るくらいで、
リズムの不確かな母と自分の時間をどうやりくりするかが私の課題。
ストレスがたまらないようにね。

私の希望としては、
気楽に我が家を訪ねていただける方があれば、
助かります。

というわけで・・・

明日の「縁側の日」は、もちろんやります!

ご都合のつく方、お待ちしています~\(^o^)/

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

タッピングタッチで、じゅぅわぁ~!

2011-07-08 | 縁側の日

●2011年7月7日より

今日は、三重看護大学の伊藤薫先生をお招きして、
タピングタッチを皆さんで実践しました。

今日の参加者、8人。

二人一組でたっぷり、ゆったりとできました。

タッピングタッチって何?

という方、どうぞご覧下さい。

http://fujikko92.exblog.jp/14500399/

震災でも、心のケアに大活躍しているそうです。


これ、「気持ちがいい」というだけのものではないんですね。

私のことでお話いたしますと・・・。

私は、やってもらいながら、涙流してました。(ははは・・・)

タッピングタッチって、
二人一組になって、
普通の人が何の技術がなくてもできるんです。

その「人の手のぬくもり」が何とも言えない!

不思議と硬くなった筋肉や心が溶けていくような・・・・

そして、今度は役割交代。

タッピングタッチをする人は、
「この人のために」とか「いいふうになりますように」なんて、
思わない方がいいそうです。

何も考えないで、
ふわふわと自分が気持ちよくやるのがいいのですって。

また、これが気持ちよくなってくるんですねえ。

縁側の日というのは、いつも近況報告をします。

私の場合、必然的に母の近況。

お陰さまで、昨日母は、
スプーンだけで全部食べることができました。

そして、7月末には、
生協病院からリハビリ専門の病院に変わることが先日決まりました。

その病院に母が入院できる可能性は、
非常に小さいと言われていたんです。

ですから、入院が決まったという報告に、
担当医も看護婦もMSWさんもケアマネージャーさんも 
「よかったなー!」と皆さん、驚きながら喜んでくださいました。

私は、母のことの運びを
本当に嬉しく、ありがたく思っていたのですよ。

ところが、今日皆さんにお話して、
なんと母にピッタリのところに、
いかに運よく入れていただけることになったかが、
さらによくわかってきたのです。

また、「在宅」を応援する想いの連携が、この度の結果を生んだのではないか、と思い当たりました。

そして、また、ここでも皆さんが、喜んでくださって・・・。

そういう流れもあったのでしょうが、
タッピングタッチをしてもらっていたら、
急にありがたくて嬉しい気持ちがこみ上がってきて
じゅうわぁ~とあったかいものが流れ出てきた・・・。

「人」って、
目に見えない力をまだまだたくさん持っていると私は思っています。

それも「一人」では生まれてこないけれど、
「一人」から出てくる力を。

そんなことをまた一つ実感させてもらった「縁側の日」でした。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「預かってもらっている」は、やめた方がいい!

2011-06-05 | 縁側の日

2011年6月2日(木)より

先月の縁側の日にちょうど私の母の様態が悪くなり、
縁側の日は中止させてもらいました。

今月は、予定通り第一木曜日にできました。

今日は、
久々に参加する人、
初めて参加してくださる方もあり、8人。

施設を見学し探している話、
施設で熱が出たときの対応について、
年金減額で在宅介護に戻そうと準備している話、
施設で様態が悪くなったときの
医者、施設、救急医療の利用の仕方など、
またまた盛りだくさんでした。

私の心に残った言葉からひとつご紹介いたします。

『預かってもらっている』という姿勢は、やめた方がいい」。

施設に入ると、
家族はほっとして感謝感謝!
の気持ちになるでしょう。

でも、その一方で

「見てもらっているのだから・・・」
と言いたいこと、
聞きたいことを我慢してしまうという傾向もあるようです。

でも、本当は伝えることで施設も勉強してもらえるだろうし、
それでよりよい関係を作っていくこともできるのです。

もちろん伝え方は、よく考えて・・・

それでも、うまくいかないとしたら、
それは施設側にも問題があるのだろう、
という話が出ました。

又、規約なども読んで、
緊急時にどうなるかなどを知っておくのも大事なこと。

利用者の家族が勉強をして、
賢くならないといけないんですね。

まあ、「何もかも知る」ということはできませんので、
何かあったときに聞くところを作っておく、
というのが賢明かも!

縁側の日での出逢いは、
そういうネットワークつくりもしているんだなあ、
とつくづく感じました。

ありがたいことです。


来月は、7月7日(木)10:30~12:00

看護大学の伊藤薫先生をお招きして、
「タッピング」を教えていただきます。

皆さん、ほっと一息つきましょう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

その時、選んだことが最高!

2010-10-18 | 縁側の日

2010年10月7日より

7月以来、久しぶりの縁側の日です。

今日の参加者は8人。

伴侶の方が入所した、
新しいショートステイ、デイサービスに行き始めた、
認知症のおばあちゃん、おじいちゃんとの暮らしで
精神的にまいっていたお孫さんが、
自分の道を歩みだした!(拍手!!!)

などなど、
皆さんの状況は、大いに変わっていました。

その中で、入所時の家族の心境をご紹介いたします。

声がかかるのも「ご縁」

「施設に入る時期」というのは、
家族の思いと一致するとは限りません。

というのは、
施設はどこも「待ち状態」なので、
あちこちに早くから登録しておく。
これは、常識なんです。

つまり、入所の時期は、利用者で選べないのです。

いざ声がかかると、
「待ってました!」ということもあれば、
「まだ早いんだけど・・・」ということもあるのですよね。

今日の参加者の方もその1人。

なんと19箇所に申し込んだとか・・・。

声がかかった中で、気に入ったところに入所を決めたものの
そこでよかったのか、
まだ自分でもできたのじゃないか、
早かったのではないか・・・
と今だに悩んでいるということでした。

その気持ち、私にもよくわかります。
私もそうでした。

楽をさせてもらうと、
「まだできたのじゃないか・・・」という思いも出てきたり、
思っていたのとは違う、という点も見えてきたり・・・。

だけど、私はこの度、痛切に思いました。

グループホームさんに入っていてよかったと。

脳梗塞は、いずれは起こっていたでしょう。

私一人のときに起こったら、
私がパニックになっていたこと間違いなしです。

救急車を待つ時間、救急車の中、病院での待ち時間、入院中・・・。
いずれを考えても、ぞっとします。

一緒に怖い思いをし、「こわかったよねー」と言い合える人。

そういう人がいてくれることで、どんなに助けられることでしょう。

私にとって、それがグループホームの人たちだったのです。

早いかどうかはわかりません。

これは、「ご縁」としか言いようがないように思います。

大いに泣いて、すっきり!

ああすればよかった、こうすればよかった。

後になって気づくことって、多いものです。

これまた、私もそうでした。
私もこのたび母の脳梗塞に関して、たくさんありました。

だけど、どんなに悔しくても
その時の自分にはできなかったのです。
そうすることに気がつかなかったのですから、
選ぶこともできなかったのです。

それは、次に生かすしかないですよね。

だからと言って、泣いてはいけないわけじゃない。

車でどこかに出かけたとき、
近所が騒々しいとき、
お布団の中・・・などなど、

皆さん、いろいろなところでうーんと泣いている!
とニコニコとおっしゃいました。

そしたら、すっきりするよ!
とも。

皆さん、たくましくなってますね~!

「今」を生きる

「その時は、その時選んだことが最高!」と
考えたらどうでしょうか?
という話が出ました。

その時その時は、それが最高!
それで、今がある。
今は今で一生懸命考えて、今できることをする。
それが、今できる最高のこと。
それ以上最高のことはない。
それで、また明日がある。

それが、「今を生きる」ということではないでしょうか。

わかってはいても、
いつのまにか過去に行っちゃうってあるんですよね。

でも・・・

その時は、その時選んだことが最高!

そう思えたら、その時の安心もきっと増えますよね。


やっぱりぽかぽかの縁側の日でした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

触れ合い、癒し合う。

2010-07-09 | 縁側の日

●2010年7月1日(木)より

この日は、看護大学の伊藤薫先生を講師にお招きしました。
題して・・・

「ケアする人のセルフケア」

と言いましても、お話しというより、
参加者同士での実践でした。

紹介していただいたのは、二つ。

① アロマオイルを使った“ハンドコミュニケーション”
② 掌のぬくもりと優しさが伝わってくる“タッピングタッチ”

 どちらも日頃気楽にできて、やる方もやられる方も気持ちがいい!
だから、やり合いっこすると、とってもいいコミュニケーションになると思います。

相手は、おじいちゃん、おばあちゃん、子ども、ご主人・・・
どなたでもokですよ~!

触れてもらっている。
それだけで、あったかく癒されてくるのは、不思議。

きっと人間は皆そうなのでしょうね。

私の息子が、反抗期のとき、
「足のうらの踏みあいっこ」というスキンシップで
お互いの心が緩み、救われたものです。

●【ハンドマッサージ】

自分の手にアーモンドから取ったオイルをたっぷりとって、
それを、自分の掌でぬーるぬーるとひろげる。

その時点で好みの香りが広がって、気持ちがいい。

さあ、相手の腕から掌をマッサージしてあげましょう。

少し圧力をかけては、すっともどす。
少し圧力をかけては、すっともどす。

これを繰り返します。
リズムがつかめてくると、
やってる方も気持ちがいいんです!

●【タッピング・タッチ】

これも、ぜんぜん難しくありません。

ただ、掌を広げて背中全体を触ってあげるだけ。

ハート型に。
大きく四角く。
右よーこ、下、左よーこ、下、右よーこ、下、・・・。

ゆっくり、ゆっくり。
動きはそれだけなのですが、熱いくらいの温かさが伝わってきて、
まるで背中の細胞が徐々にほぐれていくような感覚があります。

背中って、自分では触れることができない・・・。
人がいて初めて触れてもらえる場所。
だから、「触れ合い」が生まれるのでしょう。

人間には、そういう関係が生まれるように、
そういう掌からの力が備わっているんですね。

これは、使わなきゃもったいない!

今日は言葉でなく癒しあえました。

中でも、認知症のおばあちゃまの手つきの優しかったこと!

とてもかないませんでした。

 

= その他、一言メモ =

★本の紹介:「認知症介護はセロトニンで楽になる」。青春出版
★三重短期大学・看護大学の図書館は、夜9時まで一般公開されている。
 専門的な本を見たいときにはいいかも!
★年に逆らわず、年を受け入れよう!
 アンチエイジング ⇔ グッドエイジング
★自分で心地よいポジションを見つけよう!
★遊び時間をとろう!
 上手に遊べる人は、いい仕事をする。
 上手に遊べる人は、予測して段取りをつけるのがうまい
 上手に遊べる人は、自分を解放させるのがうまい。

 

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「グリーフケア」も縁側で

2010-05-15 | 縁側の日

縁側の日

 月に一度
 
中道和久さんをお招きして開いています。
 認知症に関心のある人、
 どなたでもどうぞ!

● 5月6日より

5月の縁側の日から、
印象に残ったことを
3日に分けてご紹介いたします。

今日は、その3日目。

(Vol.3

●「グリーフケア」って、ご存知ですか?

縁側の日に来てくださっている方のお母様が亡くなられました。
まさに縁側の日、その日がお葬式でした。

縁側の日を始めて、初めてのお葬式です。

ずっとご自宅でお父様と一緒に介護していらしたのです。
先月は、
お母様が日々心地よく暮らすための対応を
皆で考えていたのですから、
この訃報に皆驚きました。

これは早かれ遅かれ、
どの人の家庭にも起こることです。

そうは思っていたものの、
いざ現実を目の当たりにして、
急に切実感におそわれました。

この日も話題になりましたが、
避けては通れないものの一つが、
「グリーフケア」

「グリーフケア」とは・・・

愛する人を失えば、
誰しも悲嘆(GRIEFグリーフ)を感じるもの。
その程度は、人によって違うが、
予測もしないような特別な精神状態になり、
それが長期にわたることもある・・・。
それは乗り越えなければいけないし、
乗り越えることで人は成長する。

しかし、一人でするには、つらい作業でしょう。

そのプロセスを支えて見守ることが、「グリーフケア」。

 

縁側の日は、きっと「グリーフケア」の場にもなることでしょう。

「縁側の日」があってよかった。

そう思う日が、遠からず来るのでしょう。

こういう心の準備をさせてもらえるというのも
また「縁側の日」があってよかったと思うことの一つです。

故人のご冥福をお祈りいたします。
そして、
見送った方々の快復を陰ながらお祈りしております。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

言葉がすっと出ないこと、あります?

2010-05-13 | 縁側の日

縁側の日

 月に一度
 中道和久
さんをお招きして開いています。
 認知症に関心のある人、
 どなたでもどうぞ!

● 5月6日より

5月の縁側の日から、
印象に残ったことを
3日に分けてご紹介いたします。

今日は、その2日目。

(Vol.2)

●言葉がすっと出ないこと、あります?


この日した言葉遊びゲームが、またまた脳を刺激してくれました。

どうぞお試しくださいませ。

【○に一文字入れて、言葉を作りましょう。】

★例題★

1.○に○  ⇒ 解答例) あにき、えにし、かにや・・・・
2.○ろ○○ ⇒ 解答例) いろみず、えろほん、ころしや・・・
3.○○○な○ ⇒ 解答例)なさけない、きれいなこ、おぼえなし、・・・・

という感じです。

どうでしたか?

これ、結構出ないんですよ。

他にもいろんなことに気づかされました。

私の場合は・・・・

・自分で言葉を生み出すことを意識的にしていないなあ。
・最近、「書く」ということをサボっているのも関係あるなあ。
・流し読みになりがちで、言葉を味わっていないんだなあ。
・一つ浮かぶと、そればかりで、違う角度からの発想が乏しい・・・。

こりゃ、いかんわ!

そう実感させてもらったのが、一番の効果。

そこで、「丁寧に読む」ということを心がけてみようと思いました。

 

そうそう、頭のトレーニングと言えば、「音読」。

あれは、耳、口、目、想像力、理解力を同時に使うのですから、
脳をいろいろな方向から刺激してくれます。

そこへもう一つ、
「一字一字をしっかりと見る」
これも脳にとって大きな働きなんじゃないかなあ?

今日初めて気がづきました。

そこで、「新聞の10分音読」をやってみようと思います。

その成果は、またの機会に!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

同じデイサービスに行ける夫婦ですか?

2010-05-12 | 縁側の日

 縁側の日

 月に一度
 
中道和久さんをお招きして開いています。
 認知症に関心のある人、
 どなたでもどうぞ!

● 5月6日より

5月の縁側の日から、
印象に残ったことを
3日に分けてご紹介いたします。

(Vol.1)

「お互いに尊重し合える関係」作ろうとしてますか?

日本の夫婦は、
二人が同じデイサービスに行くと
家の中の関係(例えば支配などの力関係)が続いてしまう。
それを防ぐために
夫婦でも別々のデイサービスに行く場合がよくあるそうです。

一方、欧米では
二人が同じディサービスに行ったとしても、
一人ひとりが別々のことをしているので、
二人で同じところに行っても
問題にならないことが多いのだそうです。

長い間の夫婦関係が、老後にそのまま出るのでしょうが、
どこでこの違いが出てくるのでしょうか?

お互いにお互いのしたいことを尊重し合えるような関係・・・・。

あなたは、お連れ合いと、
お互いに尊重し合える関係ですか?

うーん????

その日の参加者の反応でした。

自分が我慢するだけでなく、
わかってもらえるように話す。
自分のしたいことを主張するだけでなく、
相手のしたいことも尊重する。

言うのは、簡単ですが・・・

こういうことを日々少しずつ実行しようとすると、
心や頭をとっても使うことでしょう。

(たぶん、すっごく使う!かな?)

ということは・・・これも頭の体操・・・?

そして、
時間と共にお互い楽な関係ができていく。
年老いた頃には、気が楽でいられる。

(ああ、そうなりたいものだ~!)

夫婦って、ほんと人育てなのですね・・・。

 

「夫婦の話なら、関係ないわ」というあなた。
独り身だからって、関係なくもないのです!

だって、そういう練習なら、
いろんな場でできますもの。

夫婦に限らず、
「個々の関係を作っていく」というのが、
よき老後を、よき社会につながるのですね。

だから、おひとり様も大丈夫です!
(実は、自分を励ましている)

理想を追いかけてないで、
やっぱり日々自分磨き!関係作り!

そういうことですかねー(^_^.)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

心を開けば、社会資源となる

2010-04-09 | 縁側の日

縁側の日

 月に一度
 中道和久さんをお招きして開いています。
 認知症に関心のある人、
 どなたでもどうぞ!

2010年4月より

縁側の日から  

今日の参加者は、中道さんを入れて9人。

先月に続いて、韓国からの留学生の参加もありました。
その方の関心は、
介護者・家族への社会的支援について。

認知症の家族の会などは、
行政などが中心になって行っているものはあるのですが、
「縁側の日」のように
家族の人が自主的にしているものは、
少ないのだそうです。

でも、こういう場の方が、
日常的でフレンドリーで、情報交換もできるし、
とても有効的で効率的だというのです。

そういう意味では、

「縁側の日」って先進的なんですって。

びっくり!

でも、「縁側の日」が有意義な場になっていることは間違いありません。

私たちって、ラッキー!


●訪問看護の意味

お母さんの介護をしているお父さんが、
介護に自信をなくしかけている、
という話が出ました。

体力的にも精神的にも
一人で見る自信がなくなっている、
というのです

そこで紹介されたのが、「訪問看護」。
医療・看護の面からサポートしてもらうためのもの。

それは、わかります。

でも、ここで提案された訪問看護には、
もう一つ大事な意味がありました。

お父さんを励ますため。

家族の人が自信をなくして、
うつになっていったり、
病気になったり・・・
というのは、大いにあることなのです。

せめてこの時点で励ましてくれる助っ人にいてもらえたら、
全然違ってくるでしょう。

●認知症だけが、病気扱いされにくい。

「風邪をひいている」という人が目の前にいれば、
「ゆっくり休みなさい」
「水仕事はしなくていいよ」
と言いますよね。

でも、明らかに「認知症だ」という人がいても
「無理しなくていいよ」
「がんばらなくていいよ」
と言ってくれる人は誰もいない。

そう中道さんは言われました。

確かに・・・

「認知症」は、脳の働きの病気である。

このことをもっと周りの人に知ってもらう努力がいる。

そのためには、家族の人から近所の人などに話した方がいい。

だけど、実際には

言うのは、恥ずかしい・・・・
本人にとって失礼なことではないか・・・・

そう思っちゃう方が多いんですよね。

でも、決してそんなことはないんです。

だって、周りの人に知ってもらえたら、

本人も家族の人も助かりますよ。
「地域」が、
社会資源になるのです。

そのきっかけになるんです。

そして、それは自分たちだけでなく、
今後、認知症になる人やその家族の人にもきっと役立つでしょう。

今の時代は、
デイサービス、ショートステイ、訪問介護など
とても恵まれています。

その上、近所の人に話して、
そのようにちゃんと対応してもえらたら、
こんなに心強いことはありませんよね。

もっともっと
社会資源を有効に使わせていただきましょう!
遠慮なくお世話になりましょう!

ただ・・・・・

この心境になるまでに、
時間がかかるようです~~~~^_^;

 

 

 

 

 

 

 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

笑って終わろうや ~ 今年良かったこと その3 ~

2009-12-18 | 縁側の日

●12月3日より

「縁側の日」で出ました「よかったこと」。

連日報告、今日で三日目・最終です。

これは、参加者にも見ていただき、直してもらって

発信させていただいています。

さらに参加者から

「イニシャルよりも何かネーミングをつけてはどうかしら?」

というアイデアをいただきました。

皆さんも

それでこのような形になりました(^_^)v

 

では、皆さん、

 来年も「縁側の日」をよろしくお願いいたします 

 

●‘きみはいつまでも’さん

 外出好きだった母(84歳)が、
2年前の脳梗塞の後遺症で左側に麻痺が残ってから
外出をほとんどしなくなりました。

「今年の秋にアイスランドで結婚式を挙げたいので来てほしい」
と孫の言葉に
「行こうかな…」と母。

職場の仲間に「こんな機会は2度とないから…仕事はまかせて」
と背中を押してもらい
私も行く決心ができした。

 私たちも母も不安がありましたが、
家族は母を連れて行くことが大きな目的になりました。

まず、
身体状況チェックや歩行能力を知りたくて?

ドライブや団体旅行のバスツアーに誘い
いっしょに行動してみました。

自分ですら行ったことのない北のはて、
何が起きても後悔しない決心で行きましたが、
無事、感動して楽しんで帰国しました。

困ったことは長い飛行機の中で、
日付け変更線と何回もの機内食です。

食後の薬は何回服用??

 帰国後、
母は私たちの知らないうちに
老人会の日帰り旅行や名古屋の同窓会に
公共交通機関を乗り継いで出かけるようになりました。

 びっくりした私に一緒に旅行した兄嫁が
「地の果てまで行ってくることが出来たのだから、名古屋くらいは庭よ」
と笑いました。

 母の人生が変わったようで、本当に行ってよかったと思いました。

中道さんから、
「あんたがお母さんに連れて行ってもらったんだよ」
は納得の一言。

 すべては母の「いこうかな」の一言から始まった今年の一番良かったことです。

●ひと昔前のひまわり娘さん

6月に母が亡くなりました。

3月、食べることも飲むこともできない車椅子の母と一緒に
母が行きたがっていた沖縄に行ってきました。

この時点では薬の副作用と思っていて
最後だとは全く思っていなかったのですが、
あの状態でよく行けたなとは思います。

娘が一緒に行ってくれたから、実現できました。

行けたことは母にとっても私にとっても嬉しいことでした。

この旅行をきっかけに 
娘は、「看護師になる」と決めたそうです。

娘二人は母のことが大好きだったのに、
母が発病する前から反抗期で母に対して無愛想な態度をとるようになっていました。

そのことが気になっていたのでしょう。
詫びる気持ちを5枚もの手紙に書いて、
棺おけに入れていました。

これも私には嬉しいことでした。

母のおかげで、いい時間を送らせてもらった一年でした。

●中道さん

 今年は、
僕がケアマネージャーをしていたときの利用者さんとの
5年越しの約束を果たすことができました。

「金は残しておきますから、私が死んだら、散骨してくださいね」
と頼まれていたのですが、
その方は本当に遺言状にその旨をつづり、
その旅費にと100万円を残してくれてあったのです。

家族を含む8人で
思い出の場所での散骨に行かせてもらいました

思い出を語る時間を頂き、
このような形で供養に参加させてもらえるなんて、
ケアマネージャー冥利に尽きます。

こんなことがあるんだ、と感慨深く嬉しい今年の出来事でした。

 

以上です。

ありがとうございました!!

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする