すぎなの風(ノルウェー編)       ∼北欧の北極圏・トロムソから∼

北欧の中のノルウェー、
北極圏でも、
穏やかで住みやすいトロムソから
お届けいたします。

皆さんにもクリスマスカレンダーをお届けいたします!

2020-12-02 | アイリッシュハープ

今日から12月。

1日からは、クリスマスカレンダーが開き始めます。

クリスチャンでもない私には、縁がなかったのですが、
今年は、私にもクリスマスカレンダーが届きました!

NHM(nordic harp meeting)で
皆が自分の動画を送り、
それでメンバーの一人がカレンダーにしてくれたのです。
その日に一曲ずつ聞けるようになっています。

すごいですねー!

私が相方さんと弾いたのは、
Nordnorsk Julesalme(北ノルウェーのJUL賛歌)。

いい曲だと思っていたところ、
去年ある人が歌うこの曲に改めて聞き入り、
私のレパートリーにしたいなあ、
なんて密かに弾いていた曲です。

歌詞に思いを込めてゆったりと静かに歌う。
それをハープで弾いて聞いてもらう?

あんた50年早いわ!

わかってるわー!

それでも、やってみたくて・・・

結果、自分で聞いて・・・

笑えるわ、あきれるわ、恥ずかしいわ。

でも、他の人の曲をこんな方法で聞けるなんて!

なんて素敵なことでしょう!

自分が何日に登場するかは、
私たちも知らないんですよ。

毎日ワクワク、ドキドキです!

よろしければ、皆さんも
NHMのクリスマスカレンダーをお楽しみくださいませ。

※「NHMのクリスマスカレンダー」をクリックしてください。

※  Nordnorsk Julesalme(北ノルウェーのJUL賛歌)

 訳(by Haruko & Tor)を下に載せますね。

北ノルウェーのJUL賛歌 

   ~Nordnorsk Julesalme~


フィヨルドと共にある日に感謝し
大地を照らす光に感謝し
希望や救いの手となる
永遠の命の言葉に感謝する
貴方に導かれ私たちが移り住んだとき
与えてくださった細やかなものを守りたまえ。
そうすれば、私たちにわかるだろう。
私たちが貧しく過酷な労働にいても
貴方は決して私たちを見捨てない、ということが。

私たちは裕福な人に頭を下げて生きてきた。
しかし、信念を強く持ってきた。
そして、私たちがわかっていること;
私たちは多くに耐えている、あなたのように。
今私たちは最も厳しいときを迎えている。
私たちは、光に JULに向かっているのに
前に進むことができなくて疲労している。
ベツレヘムがある南までが、遠い。

山や丘をめぐる神の恵み。
私たちが築き暮らすこの場所を実らせたまえ。
牧舎の動物たちの また
凍てつき作物も育ちにくい土地の神の安らぎ
貴方は、陽の昇らぬ大地に生きる私たちを見守り
貴方は、永遠の命の言葉で祝福してくださる
家々、山々、湖や海、
そして、ここ北の地に生きる人々を

 

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今年の極夜前は、ひときわ映える

2020-11-16 | アイリッシュハープ

10月に降り積もった真白な雪
見事なオブジェを創り出す霜

ところが今、雪も霜もないんですよ。
暖かいんですねえ。今日は5℃。

しかし、こちらは、正確にやってくるんだなあ。

今週です。

Mørketid(モルケティドゥ・極夜)。


今年は、
町のカフェで友だちと会ったりするのも減るだろうな。
そう予測する分、
ひときわお日様が愛おしくなりました。

想像してみてください。

太陽が、落ち日のよに低いところにありながら
瞬時に落ちることなく、
ゆっくりと照らし続けるときを。

こういう時間が2か月ない、ということを。

お日様もなごり惜しんでいるような
少しでも長くこの地に光を届けようという
お慈悲のような。

今日は、霜の頃から、トロムソの光をお届けいたします。

雪ではなく、霜景色。
 




太陽と反対側の空に映える

雲に
 
山に


街に

枯れ木でさえ、輝かせてしまう
 

石も
 

輝く家々、わかります?カヤック、ヨット、グライダーから、いいなあ。
 

いま、練習ですか。。。 来夏は、私もやってみよーかなあ!!
 
 
コロナ & mørketid- 極夜
みなさん、無事過ごせますように。
 
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コロナ期に、ハープがますます大切なものに

2020-11-10 | アイリッシュハープ

久しぶりのコロナ報告です。

ノルウェーでは、11月5日で
新感染者621人、死者合計284人。

トロムソは少なかったのですが、
先週高校で感染があり、全生徒がテストを受け
30人以上が陽性反応と判明。

外出はかなり慎重になっているところです。

極夜にも入るし、どう乗り切ろう、
と案ずるのは私だけでないはず。

幸いにも、私はハープに随分救われています。

会えなくても一緒に弾ける

3月、家籠りのお蔭で、
Arctic Harp Circleの相棒アンゲラと
毎週ZOOMで弾き始めました。

ネットでは音がずれるのをミュートの切り替えで補ったり、
パートを録音・送り合って練習したり。

7月、実際に会ってすぐ弾けた
あの達成感と心地よさは、
この時期に得た貴重な体験です。
(コロナが落ち着くと、時間が取れなくなった。)

 
恒例のNHMも オンライン参加型で。

もう一つ、ネットで会う回数が増えたのが、

NHM(ノールディック ハープミーティング)

今週は、年に一度のイベントがありました。

もちろん、オンラインで。

北欧の民族音楽のコンサート、レッスンはもちろん、
ハープ系の古楽器を通して、
音楽、歴史を自分たちで発掘、探求し合う姿が、
私にはとっても興味深いんです。

プロもアマチュアも一緒にやっているのも、面白い。

今年の主催者曰く、
「食事タイム、入れるのを忘れた!」

見事にぎゅうぎゅうのスケジュールで、
しかも中身は濃い。
今年は北欧周辺だけでなく、
アメリカからの参加もありました。

この大変な時期の創意工夫、その熱意に感心しました。

NHMの中心Erik Ask-Upmark(スウェーデン)ハープ以外に
夫婦で作るDråmでは、スウェーデンのバグパイプ、ニッケルハルプも聞ける


SteinVillaはノルウエーハープの復刻者で、楽譜の形でも継承に貢献している。
妻のMaritsは、ランゲレイクというハープを弾く。
ランゲレイクとノルウェーハープのコラボは、軽快な音色を生み出す。

 

トラブルが発生し、レクチャーを待っている時のこと。

「この絵でお話作ってくれる人いる?」

と誰かが言うと、

ユーモアたっぷりに話を始める人、
それに 誰かがハープを弾き始める。
じゃあ、これはどう?と別の人が始める。

こういう所で、日頃の姿・力が出るんですねえ。

なんて素敵な人たちなんでしょう。

自分のことで、意外だったのは、
英語が、以前より少し(!)わかるようになっていたこと。
日々ノルウェー語しか使っていないのに。

それにしても、英語だけって、疲れますわ。
(ノルウエー語だって疲れるー!)

おまけに、YoutubeやZOOMやFBや、
ヘッドホン?テレビ?いやステレオか、
とツールの使い分けにも疲れましたわ。

でも、

自分の姿を消して、お茶して適当に息抜きする。

この手も覚えました。

日頃のオンラインレッスンに支えられ

この度、初見で指使いが楽になってる!と自覚。
ハープを弾き始めて8年というより、
今年5月から始めたオンラインレッスンの成果です。

先生は上原奈未さん。

昨年のNHMに参加され、
トロムソでコンサートをしてくださった
hatao & namiの奈未さん。
アイリッシュ・北欧音楽を演奏する数少ない日本人の一人です。



hatao & nami 4 枚目のCD「5分間の魔法」発売!オリジナル曲満載
どのCDにも 北欧の曲が入っている

シャナヒー:結成22年の奈未さんのもう一つのグループ
ハープ、フィドル、パーカッション、オルガンなどで、 
北欧の昔話の世界が愉快に妖しく広がる
 

彼女がオンラインレッスンを始めると知り、
速攻、申し込みました。
「ノルウェーの曲を中心に」という注文までつけて。

日本語でノルウエーの曲を学べる。

さらに、奈未さんが発掘するノルウェーの歌の歌詞を訳したり、
私も一役買わせていただけるのです。
(私と相方さん、二人で一役)

こんな有難いことがありましょうか。


トロムソ図書館で借りた民族音楽の本から写す奈未さん(2019年我が家で)

 師走前のひとときに

6月、コロナ期に
奈未さんは、ハープのソロで初めてアルバムを出されました。

SØLVHARP  Celtic &Nordic music for harp

アルバムのカバーデザインから
歌詞の訳、楽譜集、全て自作。
渾身の一枚です。



その中の一曲だけ、私たちに訳してほしいと言われ、
畏れ多くも引き受け、使って頂きました。
(Haruko & Torのデビュー作!)

「Jeg Vet Om En Kilde(いのちの泉)」。

ノルウェー中世の聖歌で、魅惑的です。

他には、子守歌、静かな曲から、
アイリッシュの小気味よいリズム曲、
北欧の優美なダンス曲と、
バリエーション豊かに、
しっとりとアレンジされています。

静かな夜長に 染みます・・・

ハープ、やっててよかったぁ。

 

日本もコロナが増えていますし、
師走が近づく時期。

どうぞ皆さん、
家のよき時間が増えますように。

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ノルウェー代表料理・フォリコールになるはずが・・・

2020-11-02 | アイリッシュハープ

皆さんは、お肉料理がお好きですか?

私は好きですが、がっつり派ではありません。
日本で初めて食べた羊の肉が悪かったのか、
羊の肉は、あえて食べたいと思ったこともありませんでした。

しかし、ここに来て、
その私の好物に「ラム(子羊の肉)」が堂々入り!

11月、さすがに寒くなってきた頃。
今日はラムを使ったお料理をご紹介いたします。

ノルウェーの代表的料理・フォリコール

ここ暮らして3年。
フォリコールが、ノルウェーの代表料理
というのにも納得するようになりました。

フォリコールは、Fårikål。

Får:羊の肉、i:~の中に 、kål:キャベツ

この3語がくっついてできた名前。

つまり、「キャベツの中の羊のお肉」。
その名の通り、
たっぷりのキャベツと羊(ラムが多い)のお肉を
コツコツ2,3時間煮込んだお料理です。

味付けは、塩とコショーのみ。
ただし、胡椒の実を丸ごとふんだんに使います。

このシンプルな味付けは、素材の旨味を最高に引き出し、
柔らかくて、実に美味しい。

秋は羊の肉もキャベツも旬。
山から帰ってくるラム2kgが1500円ほど、
キャベツは1玉100円もしないほどで、
スーパーにゴロゴロ出ます。

安くて、簡単で、美味しい!

ノルウェー人はこの季節に1回はフォリコールを食べる、
と言っても過言でないかも。

フォリコールのはずが、意外なお料理に

先日、もう一回フォリコールを作ろうか
と思っているところに、義妹夫妻が来訪。
ついでに、料理好きな義弟は、準備していたラムで
別の料理を仕込んでいってくれました。

まず、とりだした鍋にびっくり!

うちのキッチンにあるにも関わらず、
使ったことがなかった鍋。

どうやって使うのか?

この鍋でラムの表面を焼いて、
塩コショウ、タイム、ローズマリーなどハーブを少々。
そこに野菜を入れて、ガラスの蓋をして、
鍋ごと(!)180℃のオーブンで焼くこと2.3時間。
焼きあがってから、
作っておいたブラウンソースを絡めて、出来上がり。

美味―い!!! 
ラムが、さらにもっちり柔らかくなって旨味が出ている。

これには、驚きました。

それにしても・・・

私:あの鍋があんなふうに使えるって、知らんかったん?
相方さん:アハハ・・・今日、思い出した。

この冬は、相方さんを当てにせず、
料理をもっと学びましょう!

 


夏の山では、自由に過ごす羊たちに出逢います。
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白夜の季節の恵みを受けて

2020-06-22 | アイリッシュハープ

カラマツの新緑と針葉樹(名前不明)の新芽の膨らみが爽やか

 

前回のポスト後、雪は1週間ほどで解け、
夏が一気に始まりました。

ベランダでは、30度を超す日もあるんですよ。

今は仕事も、ダンスやノルウェー語会話なども、
まだ始まっていない。
日本にも帰れない。

お蔭で、この白夜の季節に朝から晩まで、
念願の庭の手入れ、畑作りにたっぷり時間を注ぐことができました。

採りたてを食べれるほど贅沢なことはない。

日本を離れ、ますます私はそう思います。

今日は、日本とはちょっと違ううちの畑から紹介いたしますね。

ジャガイモ、苺、アニス、ケール、レタス、ホウレンソウ、レッドビートなど

雪に倒れたリップスのサポートから

雪に強いリップスと言えど、
今年は固くなった2m以上の雪の下にいたのです。

さすがに、古い枝は折れ、
多くは地面にはいつくばっていました。

しかし、姿勢のよい木には被害がなかったのです。
つまり、
まっすぐに育つサポートが、夏のうちから必要だったのですね。


サポート後、真上にどんどん伸びる
 

リップスだけでなく、
傷んだ枝、成長しすぎの枝を思い切って剪定しました。

すると、これが冬のストーブの薪になるんですって。
それで、せっせせっせと薪作りもしました。


乾かして、次は薪割り? うわっ、たくましくなるわ!

苺には、黒いビニールシート

苺を植えて3年目。

雑草防除と温暖のため、苺に黒いシートを使うのもここでは普通。

それでもこの2年、実の成りが悪かったのです。

今年は、粘土質気味の土を改良してみました。
とにかく、ここで採れるイチゴは美味しいんですよ。


うーん、いい感じ。花がつくのが、楽しみ~!

「木の枠」もサポートだった?

ここでよく見かけるのが、「木の枠」。
長い冬を越し、すごいスピードで大きく成長する雑草たちの根は、
太く長く強い。

だから、レタスなど弱いものは、木枠で囲うと育ちやすいんですね。
草抜きもしなくていいし。

少量には、木枠は、まさにサポーター。

前回書いたミントたちも木枠の中に植えてみました。


これで、ミントティー1年分になる??? 検討を祈る。。。

食べれるものは、雑草(?)も頂きましょう。


マリーコッペ

雑草というのでしょうか。

どこにでも生えているマリーコッペ。

当初は、かわいー!と眺めていたのも束の間、
その繁殖力には参りました。

しかし、このマリーコッペが食用になると聞きました。

ならば共存。
美味しく頂きましょう。

 
パスタソースの中にも入ってます。苦くもなく、さっぱりした味

の木の葉のお茶が美味しく、体にもいい。

ここではBjørk(ビヨルク)という樺の木が、
林という林に生えており、うちの裏にもあります。

この若葉がお茶になり、体にもよいそうです。
今年は、たんと作ってみました。


Bjørkの葉の香りが、玄関中に。この季節の香りになりそう。

コーヒー好きの国にいると、
ハーブティ・薬草茶を自分で作れるって、
なんて素敵なの!

お茶好きな日本人ならばこそ!

と自分では思っています。

木陰の場所が、転々と変わる

畑仕事の合間は、休憩も食事も木陰で。

一日中陽が照る、ということは、
時間帯で木陰の位置が変わる、休む場所が変わる。
これもまた楽しい。


自家製krøkebær(クラウベリー)のジュースに摘みたてミントを入れて。

期間限定ですもの、
お日様の下にはおれるだけ、おりたいものです。

ただし、この楽しみは、「日焼けつき」。

ドンマイ(^^)

 昨日の日曜日は、夏至。

昨日で一区切りつき、
後は収穫を祈るばかりです🍀

梅雨の時期ですが、皆さん、元気でいましょうね!


夏至の夜中 6月21日から22日へ 夜中の12:00
 
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アイリッシュハープ フェスティバルから

2019-07-26 | アイリッシュハープ

 

朝、散歩に出ると、麦畑が輝いていた!

皆さん、お元気ですか?
長かった梅雨も、そろそろ明ける頃でしょうか?

こちらは、真夜中の太陽が沈むようになりました。

「アイルランドのサマーコンサートに行ってきます!お楽しみに」

と書いたものの、収穫が多すぎて、なかなかまとまりませんでした。
ハープを弾く人ならきっと興味津々でしょう。
とにかく、ざっとですが、書くことにします。

 

この中に会場、宿泊施設、全てあるのです。

参加者約70人子どもも半数近くいたでしょうか。

・私の他に3人日本人の参加(一人は、ダブリン在住)があり、大いに救われました。

・到着してまず、ハープを借りる

 私が日頃弾いているのは、Dusty Stringsの26弦。
 お借りしたのは、アイルランドのメーカーKILLARNEYの34弦
 弦もしなやかで、音も優美!低音が弾けるってなんて素敵なの!

・初日には、メーカーが来てハープがずらり。
 全部弾いてみました、買いませんが(^^) 

・一人ずつ先生の前で一曲弾き、クラス分けされます。
 私のクラスメートは4人、先生はAnne Marieさん。


 Anne Marie先生、ご自身のアレンジした楽譜で、いつも美しく聞かせてくださいます。

先生方は、素晴らしい経歴の持ち主が勢ぞろいです。
(あのCDは、この方の演奏だった!
 あの楽譜の編集者が、彼女!
 といきなり生身のますます尊敬する存在になりました。)

毎晩のコンサートは、半端ない素晴らしさ。
 金属弦ハープから笛、アイリッシュバグパイプ、アイリッシュダンス、 詩の朗読まで。
 伝統的な音楽スタイルだけでなく、
 どんどん進化しているのが私でもわかりました。
 ただただ感嘆のひととき。

 

 コンサートは外部から来れるので満席。聞くのに集中するようコンサート中は撮影禁止。

・コンサート後は、施設内パブでセッション
 こういう場で一緒に弾けるようになりたい、が、何年かかるか?

・若者は、ハープ以外の楽器もできる子が多いんですねえ。

・敷地内に宿泊施設があるので、とても便利でした。

時には外で。曇りの多いアイルランドでは、珍しく快晴続きで、暑すぎたり・・・

・朝、昼、夜と食事は、たっぷり(過ぎるくらい)。ベジタリアンにも対応してくれるんです。

夕食には、いつも手作りデザートまで出ます。

アイルランド語の古き歌の時間もありました。

・外部からも参加できるセッションのワークショップでは、約150台のハープがずらり。
 New York 在住のMaeve Gilchristさんのアレンジと指導で、
 全員の演奏で、斬新な一曲が見事に出来上がったのには、
 目から鱗でした。 
 これだけの規模は、このハープフェスティバルでも初めてだったとか。

・日本でも有名なJanet Harbisonさんワークショップに登場。 
 彼女の早いペースに、子どもたちもついていっている‼ 
 私はついていってる振りすらできませんでしたが・・・。

演奏を間近で生で聞き、生で演奏者とも触れ合える。
なんという贅沢な時間を過ごさせてもらったことでしょう。

関心のある方は、ネットをご覧ください。

http://www.cairdenacruite.com/

アイルランドでは、他にもサマースクールがいろいろあります。

全体から伝わってきたのは、
「アイリッシュハープの後継者を育てよう」という情熱と愛。

このハープフェスティバルは1960年に始まっているのですが、
アイリッシュハープ自体が途絶えたかけた時期でもあると思います。

先生方が自分の教室の演奏を生徒と披露する時間もありました。

子どもたちの巧みな指さばき、
教室ごとの個性ある奏で、
先生が生徒さんの中で一緒に演奏する姿。

こうやって受け継がれているんだなあ。

アイルランドだから、当然なわけじゃない。

何事も、意思ある人たちがいて、継承されているのですよね。


ハープでは、私には消化しきれない刺激を頂きましたが、

別にもう一つ頂いた大きなお土産がありました。

やっぱ、英語勉強せなあかんわ」。

この2年、敢えてしてこなかった英語をいよいよ始めました。(>_<)

私の頭、どんなことになるんでしょ・・・?

 

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ノルウェーのハープの波に巻き込まれた?

2019-02-10 | アイリッシュハープ

トロムソで「ハープ仲間がほしい!」と願い、

初めて出逢ったのがAngelaさん。
「やっと出会えた!」と喜び合い、
二人でArctic Harp Circleを作りました。

と言っても、彼女が住んでいるのは、
トロムソから本数も少ない船で約1時間半+バス・・・
とそう簡単には会えません。

また、去年のNordic Harp Meetingでは

ノルウェー在住の新たな3人に出逢えました。
彼女たちは、南ノルウェーに住んでいます。

この4人からハープセミナーに誘ってもらい、

オスロの近くのヴォクセンオーセンまで行ってきました。 

 1952年 オスロオリンピックのジャンプ会場が近くにありました

このハープセミナーは、

グランドハープ(オーケストラでも演奏される大型)と
フォークハープ(レバーで音を調節する小型のもの)の
どちらを弾く人でも参加できるというのです。

内容がよくわからないままの参加でしたが、
セミナーを受けてみて納得。

これは、ハープ人口の少ないノルウェーだから生まれたもの。

どうも貴重な渦に巻き込まれたようです。

 ひぇー、他にも上手な子どもがいっぱい! びっくり!汗汗

ハープセラピーのお話

最初の時間、隣に座っていたAngelaさんが、
前に出て話し出すではないですか。(聞いてないよー!)

彼女のハープセラピーとの出逢い、学ぶ過程、現場でのエピソード等々・・・。

 緊張もせず堂々と話す彼女は、頼もしいわあ!

●ハープと体と意識の使い方

ハープを弾くときの姿勢は、
「首、背中、鎖骨」を意識するだけで変わる、というお話。

モデルに弾いた人のハープの姿勢も音も、明らかに変わりました。

●ノルウェーハープのお話

ノルウェーの古楽器「ノルウェーハープ」について。
消えてしまったノルウェーハープを復元した人、
それを弾き続けている人が少数ながらいるのです。

この時間は、プロとして活動を続けるToneさんのお話と演奏でした。

ノルウェーハープの音色に魅せられ約50年。とっても気さくな方です。

この日の参加者ほとんどが、初めて見た、聞いたと言っていました。
私は、トロムソで彼女のコンサート、Nordic Harp Meetingでも

ノルウェーハープの音色を聞いたことがあるのです。

彼女の語り、歌声とのコラボ。

らためて、ノルウェーハープの円やかな音色に浸りました。

●プロのコンサート、プロによる個人レクチャーあり!

Erik(スウェーデン)、語りもできるRebecca、共にNordic Harp Meetingのメンバー

グランドハープ、フォークハープとも、
通常なら高いチケット代を払う内容を
間近で見れて聞けて、何とも幸せな贅沢な時間でした。

その上、彼らから、直接一人ずつレクチャーを受けることができたのです。

ただし、その時間がグランドハープだけだったのは、残念しかり。

すでにHarp Societyができているというフィンランドのプロたち

でも、その間、フォークハープの人たちで話せたのですから、

私にはありがたい時間でした。

●Harp Society を作る?

2日目、4つのグループに分かれてディスカッション。

テーマは、「ハープを弾く環境に望むこと」。

この時間で、やっと私はこのセミナーの真髄がわかりました。

「グランドハープもフォークハープも同じハープ。
 一緒にこのノルウェーで、Harp Societyを作りましょう!」

こういうことだったのですね。

ディスカッションでは、
もっとハープを知ってもらい、誰でもハープを始められるよう
「ハープのレンタルシステム」、
プロ、アマチュア、指導者が連携した「教育システム」、
定期的なハープコンサート、
学校でのハープワークショップなどなどなど、
子どもも意見をどんどん言うので、驚きました。

欲していたのは、私だけではなかったのです。

それがよくわかり、

「トロムソのハープ人口が増えてほしい」と願う私は、
随分勇気づけられたわけです。


それにしても、英語とノルウェー語だけでしょう。

聞いて理解できない分、たえず推測し続けているわけですから、
私の頭はクッタクタも、くったくた・・・。

それでも、こんな場に参加できるようになったんだよ、よー!
と自分で自分を褒めつつ、
家に帰り、頭も戻ってきて、思うのです。

それはそれ。

まずは、「ハープで楽しめる曲数を増やしたい」。

ほんと乏しいもので・・・

現実は、これですわ。

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ハープが紡いでくれる「出逢い」

2018-11-19 | アイリッシュハープ

私はトロムソに来てから、仕事として

「私に何ができるのか、私は何がしたいのか」と
ずっと探してきました。

11月に入ってから「ライフワークは、これでやってみよう」と思えています。

ただ、自分では全く自信もなく、自分を勇気づけるためにも、
ブログで綴ってみようと思います。

お付き合いいただけましたら、ありがたいです。

それは、何かと言いますと・・・

「ハープでできることに絞ろう」。

私が言う「ハープ」とは、アイリッシュハープ、レバーハープ。小さなハープです。

「ハープを始めてよかった。続けてきてよかった」と痛感する今日この頃。
指導して下さった方から、一緒に弾いてくださった方、
少しでも聞いてくださった方まで、
ハープが紡いでくれた出逢いの数々に感謝を込めて、
まず、振り返らせてくださいね。

1. ハープが私をハープの国に連れて行ってくれた。

20年程前に出逢ったケルトハープのCDには、
離婚前から癒されてきました。
7年前自己閉塞感を打破したく
一週間の海外ホームステイを決めたものの、行き先が決まらない。
そこで私は、このCDの故郷を選びました。

そのアイルランドは、ケルトハープを国章とする国でした。

「アイルランド 国章」の画像検索結果

2.ソラと肩を並べる「ハープの聞き手」現る。

実は、このアイルランドで今の相方さんに出逢ったんです。
この人が、人生だけでなく、
愛犬ソラと肩を並べる有難い私のハープの聞き手、
さらに、ギター、ホイッスルで私の演奏の相方にまでなるなんて!

3.三重県にアイリッシュハーピストがいた!

アイルランドから帰った私に友人が紹介してくれたのが、
松尾紗都呼さん。
紗都呼さんのお宅で初めてハープをつま弾かせてもらい、
CDにはなかった体中をめぐる優しい響きに思ったのです。

「弾きたい」、と。

半年迷った末、ハープを購入、
紗都呼さんに習い始めたのが、6年前。

楽譜もすぐに読めない、人の何倍も練習時間がいる私に
紗都呼さんは気長に教えて下さいました。

紗都呼さんのブログ:https://ameblo.jp/satokomatsuo/

  2015.恒例となったクリスマスコンサートで紗都呼さんと

  4.クリスマスにハープ弾いてほしいわ~!で「トリニティ」誕生。

「The Tea House」という紅茶のお店をしているNさんが、
私とKさんがホイッスルとハープで「Sally Garden」を演奏するのを聞いて、
「うちの英語教室のクリスマスパーティーで演奏してほしいわ」
と言ってくれました。
習い始めて8か月の私に。
しかも、当日の朝、歌のMさんとは初めて練習し、
「トリニティ」と名づけて、3人でデビュー。(恐ろしすぎ!)

5.「トリニティぷらすマイナス(出入りする私と相方さんに合わせて改名)」誕生。

「トリニティ」に時には、私の相方さん、Sさんのギターも加わって、
毎年「The Tea House」のクリスマス、音楽会で演奏させてもらうようになりました。
このようなチャンスを頂けるなんて、本当にありがたいです。

他の楽器とのアンサンブルの面白さを知り、
彼女たちが習う北欧音楽も教えてもらえます。
彼女たちはトロムソにも訪ねてくれて、一緒に演奏もできました。

 2018.8.11.ボーカルとホイッスルのMさん手作り北欧風髪飾りで

6.「クローバー(仮名)」誕生。

私の周りには「アイリッシュハープってどんな音色?」という人が沢山。
そこで、紗都呼さんのコンサートがSLSすぎなの12月の恒例行事となり、
ハープを弾く人が3人生まれました。

念願のハープのアンサンブルが実現し、
日本に帰ると一緒に弾いてもらえます。

 

2018.8.一緒に弾けたのは短時間だったけど、心地よいハーモニーに自分たちで感動!

7.日本から「ノルウェー」を送ってくださる存在。

大阪であったアイリッシュフェスティバルで、
「私ノルウェーの曲が好きなんです」と
ノルウェーの曲を全く知らなかった私に、
その場でハープを弾いて数曲紹介して下さったのが、
上原奈未さん。

相方さんも知らないノルウェーの曲を素敵にアレンジされ、
ノルウエー音楽の情報を日本から送って下さいます。
大阪・奈良のお仲間とも出逢わせていただいています。

奈未さんのHP: http://namiuehara.com/

奈未さんのblog: http://diary.namiuehara.com/

 奈良のアンサンブル教室「あおぞら音楽サロン」で弾く奈未さん

 8.琉球筝、フルート、ハープで「日本の曲」をやってみよう。

トロムソに住むTさんとYさん。
お互いの楽器が珍しくて、聞き合っているうちに
「一緒に演奏してみる?」ということになってきました。
今「さくら、さくら」を練習中。まだまだほんのお試しですが。

  日本にいても聞いたことがなかった琉球筝曲。Cさんの歌がまたいいんです。

9.「Arctic Harp Circle」誕生!

トロムソではハープを弾く人に全く出会えず、

やっと出逢ったAさんは船で1時間半ほどの所に住んでいました。
彼女もずっと一緒にハープを弾く人を探していたと、二人で即結成。

アコーディオン、ホイッスル、ダンスもこなす彼女は、頼もしい先輩です。

  アイリッシュダンスコース、アコーディオンでも伴奏するAさん。(椅子に座ってます)

10.2018.11.1.「Nordic Harp Meeting」に参加して。

  エストニアのダンス曲とダンスのレクチャーより

Aさんに誘われて、言葉もハープも拙い私でいいのか、と思いつつ参加。
今年の開催地ルンド(スウェーデン)までは一人旅、参加者は11か国から。
ハープを通して、北欧の民族音楽、ハープの種類、歴史、伝承歌、ダンスなど
沢山触れさせてもらいました。

中でもノルウェーに住むハープ仲間との出逢い、
貴重なノルウエーハープの音色との出逢いは、
大きな励みと希望となりました。

ノルウェーハープとランゲレイク(これもノルウエーの楽器)でノルウエーの曲を教えてもらいました。

もう年齢や音楽経験の有無を言うのは、やめましょう。

日本からノルウエーに来るにあたって、
仕事を止め、友人と一緒に活動していたこともできなくなる。
承知の上だったとはいえ、
寂しくてさみしくて、どれほど泣いたでしょう。

その一方で、
ノルウエーに来ても続けてこれたハープに癒され、
このように人との出逢いも授けてもらっている。
なんと有難いことでしょう。

「君にはハープが要る」と
内緒でハープを注文してくれていた相方さんに改めて感謝です。

「私に何ができるのか、私は何がしたいのか」と探してきましたが、
もう探すことはやめましょう。
年齢や音楽経験の有無を言うのもやめましょう。

「仕事」になろうがなるまいが、
今は、好きなハープでできることに絞ってみることにします。

 今年の9月、うちで(トロムソ)音楽会。トリニティぷらすマイナス、Aさん、Tさん、Yさんも勢ぞろい!

●伝承歌を日本語訳にして、ワクワク!

「Nordic Harp Meeting」で教わったノルウェーの伝承歌の意味を

相方さんに教えてもらい、私が日本語に訳す。

この作業が楽しい!と感じている自分に驚いています。

これに伴奏をつけてノルウエー語で歌う。
思いもしなかった今の私の夢。

私自身が癒されてきた大好きなハープ。
素敵な人たちに出逢わせてくれるハープ。

そのハープを弾く人がトロムソにいないとしたら、
「私でも『0』よりまし。伝えたい」と思うようになってきました。

とにかく「楽しい」と思えることから始めてみますね。

と言っても、ボチボチのペースは、何も変わりません。

ただ、もう迷わない、ということです。

ついに公言しちゃったなあ。

皆さん、最後まで読んでくださって、ありがとうございましたm(__)m

さあ、トロムソでは今日から極夜がはじまります(^^

      

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最後のイベント"♪ハープでクリスマス♬♪"

2016-12-28 | アイリッシュハープ

今年の大きな決心。

今年いっぱいで、すぎなのスペースを閉じる。
イベントもしばらくはしない。

すぎな最後のイベントは、
25日の“ハープでクリスマス!”でした。

すぎなで初めてさとこさんのコンサートを開催したのが、
4年前。
私が習い始めたアイリッシュハープの音色を聞きたい!という要望に応えて。
あれから、毎年大人の時間と子どもの時間をそれぞれしてきました。
子どもの部は、すぎなの生徒が対象で、何人かは毎年のように参加してくれました。

アイリッシュハープを身近に感じ、

アイリッシュハープっていいな、って思ってもらえたら嬉しいのです。

ありがたいことに、5回目の今年は、
さとこ子さんと
ハープの仲間と一緒に
企画・演奏してもらうことになりました。

"♪ハープでクリスマス♬♪"

遅ればせながら、ご一緒にどうぞ。

今日は、クリスマス。

クリスマスってどんな日?

そこで、「クリスマスおめでとう!」のお話で始まりました。
とってもシンプルでわかりやすいんです。

お話が終わると同時に
「神の御子は」「諸人こぞりて」をアンサンブルで。

このアンサンブルが、私はずっとしたかったんです。
 
ハープ4台+フィンガーシンバル。

まだまだ未熟な私たちですが、

一人ではできないハーモニーが生まれます。

しょうこさんのフィンガーシンバルがいい感じ!

さあ、お馴染みさとこさんの演奏!

 

以前好評だったノルウェーのクリスマスソング。

お菓子で休憩。
後半、皆にも参加してもらいますからね(^_-)

メンバーの2人が勉強中のミュージックケアを使って。

スカーフの優しい色に柔らかい動き。

落ち着いたアナ雪メドレーのピアノ演奏に合わせて、
ふぉわ~~~ん、ふぁ~~~ん。

最後の花にも、わぁ~!

今度は、ハープに合わせて
皆さんもご一緒に。

楽器は、すず、ハンドベル、小さなマラカス、
その他、優しい音色のもの。

さあ、ノリノリついでに、踊っちゃおう!
スウェーデンのダンス曲‟スラング ポルスカ“を私とさとこさんで演奏。
手をつないだり、くる~り!と回ったり、自由にやってるやってる。
弾いていても楽しくなります。

では、次は私たちのソロ演奏聞いてくださいね。

「ジュ・トゥ・ヴ」をなおみさん
「アベマリア」をみちよさん。
「ジョン・コーナーズ(アイルランドの曲)」をはるこ。

あつこさんの朗読「月夜のみみずく」に合わせて、さとこさんが効果音をハープで即興演奏。


さらに、さとこさんから、スイス、オーストリアなどの静かなクリスマスキャロルメドレー。

最後は、サイレントナイト(聖しこの夜)を尚美さんのハープとさとこさんのフルートで。
そして、最後は皆で歌いました。

「メリークリスマス!」
「よいお年を!」

こうして、「ハープでクリスマス!」は終わりました。


なんて素敵な一日だったことでしょう。
すぎなの部屋に優しい陽がさし、穏やかなこの空気。

私は、この子たちにどんなに癒されてきたことでしょう。
どんなにたくさんの人が来てくださり、
「私」を受け止めてもらってきたことでしょう。

今こうして、ハープの仲間とともに
最後の時を惜しんでもらっているようでもあり、
共に新しい一歩を踏み出し、祝い合っているようでもあり・・・

なんとも幸せな日となりました。

さとこさんが皆との別れ際に弾いてくださったのが、「THE ROSE」
「THE ROSE」は、私の歌だと言って・・・

ここで私は歌うべきだったのでしょうが、
とてもとても歌えませんでした。
だって、やっぱり笑顔で皆さんをお見送りしたいですもん。

これまでS.L.S.すぎなに足をお運びくださった皆さん
あらためまして、心から感謝申し上げます。
ありがとうございました。

今度お目にかかる時は、
どんなお話を聞かせてもらえるでしょう?
私はどんなお話をするのでしょう?

その時を楽しみに元気でイキイキと過ごしたいと思います。
皆様のご健康と益々のご活躍をお祈りしております。

すぎなの風を読んで下さっている皆さん、
今年もありがとうございました。

よい年の瀬
よいお年を
お迎え下さいませ。

           

 

 

 

 

 

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アイリッシュハープが広がる!

2015-12-20 | アイリッシュハープ

先週12月13日(日)にアイリッシュハープコンサートをしました。

4回目、できたねえ!

 SLSすぎなでするアイリッシュハープコンサートも4回目です。
 私がアイリッシュハープを習い始めて、
「アイリッシュハープって?聞いてみたい!」
 という教室の生徒の声に応えて先生の紗都呼さんを呼んだのが、1回目。
 準備を手伝ってくれた人から「来年もしようよ」と言ってもらってしたのが2回目。
 3回目の去年は、「来年はない」と思っていました。
 私が教室を閉じてノルウェーと日本を行き来する決心をした直後だったので(*_*)

 ところが、教室を閉じるとき、

 これまでコンサートに来れなかった元生徒からの手紙にこうあったんです。

「晴子さん、またハープのコンサートをしてください」。

 紗都呼さんとの日程も合い、今年もできることになりました!

一緒に準備してもらえる有難さ

 これまでは11月頃になると、
 誰からともなく教室の飾り付けが始まったものでした。
 それで、12月のコンサートの時には
 自ずと教室の雰囲気は上がっていたのです。
 
 ところが、今年はその生徒たちがいない・・・
 でも、元生徒たちにも来てもらいたいし、 
 いい感じで迎えたい。

 そこで、今年は私が作ることにしました。
 そう決めると、
 「かわい!使えるかも」と買ってあったのを思い出したり、
 アイデアがひらめいたり。

 北欧にはね、
 ニッセ(Nisse)という小人?妖精?精霊?がいるんですって。
 このニッセがいたずらもすれば、ラッキーなことも運んでくる。
 もちろんクリスマスには、スペシャルなことをしてくれる。

 こりゃ、ニッセも作らなくっちゃ!

 「創る」ことにワクワクする。
 8月以降、プッツリ消えていたんだなあ、この感情。

 今年は、3回とも手伝ってくださった方々の都合が悪かったり、
 人と合う時間がなかったりで、
 何かと準備を一人ですることになりました。
 正直・・・えらかったっす!

 これまで手伝っていただいていた皆さん、
 ありがとうございました~~!

 あらためて感謝に泣いてました(#^^#)

●それで、コンサートどうやったん?

 そうそう、コンサート、今年も素敵でしたよ~!
 子どもたちと一緒にいっぱい歌ったり、
「どこかで、誰かが星をみた」という本を読んで弾き語りをしてくださったり。
  このコンサートの前日に浮かんだとい新曲を披露してもらったり。
 さとこさんが手作りした“ライアー“の音色も聞かせていただいたり。

 とても優しい空間に包まれました。

定番サンドは、"すぎなサンド"と命名

● いろんな出逢いに恵まれて


 今アイリッシュハープの音色と出会うべき人に来ていただきたい。
 それがどなたかは、私にはわからない。
 ただご縁に任せるだけです。

 お陰様で、
 元生徒さんたち、
 入院先から来てくださった方、
 何年かぶりにお目にかかれた方、
 おじいちゃんが初めて孫と二人の時間を過ごしている間に来れた方、
 さとこさんの生徒さん、
 さとこさんからではなくハープを習っている人、
 リピータの方々等・・・

 そして、ありがたいことに
 「次回はもっと早くからデザート作りなど一緒に考えるところから手伝いたい」
 と言ってくださる方もありました。

 ご縁でつながった大切な方々と私の大好きな音色をうちでお届けすることができる。

 私は、なんと恵まれていることか・・・

 来たくても来れなかった人も、参加してくださった皆さん、
 ありがとうございますm(__)m


 さてさて、もうすぐクリスマス。

 皆さま、今年の残りあとわずか、

         よき時間となりますように。 

。。。

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