すぎなの風(ノルウェー編)       ∼北欧の北極圏・トロムソから∼

北欧の中のノルウェー、
北極圏でも、
穏やかで住みやすいトロムソから
お届けいたします。

ケアマネージャーさんと頭の体操!

2009-02-26 | 縁側の日

縁側の日
 月に一度
 中道和弘さんをお招きして開いています。
 認知症に関心のある人、
 どなたでもどうぞ!

2009年2月5日(木)より

この日の参加者は、8人。
家族に認知症の方がいる方、
ケアマネージャーを仕事としている方、
さらに、
参加者の家族担当のケアマネージャーがお二人も。
ヘルパーをしている方の新しい参加もありました。

偶然にも顔見知りの方があり、
「え~!」という驚きもありました。

今日は一体どんな場になるのだろう?
いつもに増して、ドキドキと始まりました。

●カッコつけられない「頭の体操」

今日は、認知症の方がおられません。

それならば!
とニヤニヤ中道さんが出してきたものは・・・!?

かな拾い、数字入れ、式つくりなど・・・
頭の体操になるものばかり5種類!

 「えー、わからん~!」
「私、小学校からやり直した方がいいわ」
「あれ、これなんとしてもわからん!」
「なあ、答え合わせして」
「もいう一回一緒にやってもらえる?」
「あれー、あと一つ見つからん!」
など・・・ワイワイ・ガヤガヤ。

カッコつけたくても、つけられません~!
恥ずかしくても、あきらめざるをえません。

ケアマネージャーさんにも
弱みもあり、頭も回りにくくなっている。
私と同じじゃーん!(あら、ごめんなさい!)
一人の人間の素の面が見えて、
私は大いにほっとしました。

「ケアマネージャーさん」には、、
私の悩みを聞いていただいたり、
母のケアプランの相談に乗っていただいたり、
アドバイスをいただくばかり。

いつの間にか、「頼れる人」であるのが、当たり前になりがち。

その関係が、この場で取っ払われる様な気がしました。

わからないときは、「わからない」。
おかしいことは、「おかしい」
とお互いに言える。

そんな関係でいたいもの。

それは、
こういう型をはずしたつきあいから生まれたり・・・
介護もさらにスムーズになるのでは・・・?

なんて、私は思ってしまいました。

●「迷惑」から「知ってもらうチャンス」

「おじいちゃんがあちこち出かけて、
自転車を間違えて帰ってくるので、
謝るのに疲れてきました」
という話がありました。

そこで、皆さんから出てきたのは・・・

・おじいちゃんのことを叱らないで、
 一緒に謝まりにいくなんて、
 なんといいお嫁さんなんだろう。

・長い年月、よくやってきたねえ。

・外に出るって、すごく刺激がある。
 家にばっかりこもっていたら、
 きっともっと認知症は進んでいたのではないかしら。

・謝るときに、
 事情を説明して鍵をかけてもらうように
 頼んでもいいよね。

・スーパーなどで、自転車がなくなったら、
 うちかも知れないから連絡をくれるよう、
 連絡先を事前に知らせておいてはどうだろう。

・おじいちゃんに自転車を間違われた人は、
 きっとこれから、鍵をかけてくれるよ。
 だから、そのうち鍵をかける人が増えて、
 件数が減っていくんじゃないかなあ。

・今後、おじいちゃんと似た症状の方が現れるかもしれない。
 これを機に地域の人に知ってもらっていたら、
 次の人・家族の人は楽になるかもしれないよ。
・地域の人に事情を話して、
 認知症のことを知ってもって、
 協力してくれる人を増やすチャンスだよ。

・たくさんの人と知り会うチャンスとも言える。

などなど・・・

いろんな人がいると、
いろんな意見がいただけるものです。

ありがとうございます。

コメント
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