縁側の日
月に一度
中道和弘さんをお招きして開いています。
認知症に関心のある人、
どなたでもどうぞ!
2009年2月5日(木)より
この日の参加者は、8人。
家族に認知症の方がいる方、
ケアマネージャーを仕事としている方、
さらに、参加者の家族担当のケアマネージャーがお二人も。
ヘルパーをしている方の新しい参加もありました。
偶然にも顔見知りの方があり、
「え~!」という驚きもありました。
今日は一体どんな場になるのだろう?
いつもに増して、ドキドキと始まりました。
●カッコつけられない「頭の体操」
今日は、認知症の方がおられません。
それならば!
とニヤニヤ中道さんが出してきたものは・・・!?
かな拾い、数字入れ、式つくりなど・・・
頭の体操になるものばかり5種類!
「えー、わからん~!」
「私、小学校からやり直した方がいいわ」
「あれ、これなんとしてもわからん!」
「なあ、答え合わせして」
「もいう一回一緒にやってもらえる?」
「あれー、あと一つ見つからん!」
など・・・ワイワイ・ガヤガヤ。
カッコつけたくても、つけられません~!
恥ずかしくても、あきらめざるをえません。
ケアマネージャーさんにも
弱みもあり、頭も回りにくくなっている。
私と同じじゃーん!(あら、ごめんなさい!)
一人の人間の素の面が見えて、
私は大いにほっとしました。
「ケアマネージャーさん」には、、
私の悩みを聞いていただいたり、
母のケアプランの相談に乗っていただいたり、
アドバイスをいただくばかり。
いつの間にか、「頼れる人」であるのが、当たり前になりがち。
その関係が、この場で取っ払われる様な気がしました。
わからないときは、「わからない」。
おかしいことは、「おかしい」
とお互いに言える。
そんな関係でいたいもの。
それは、
こういう型をはずしたつきあいから生まれたり・・・
介護もさらにスムーズになるのでは・・・?
なんて、私は思ってしまいました。
●「迷惑」から「知ってもらうチャンス」へ
「おじいちゃんがあちこち出かけて、
自転車を間違えて帰ってくるので、
謝るのに疲れてきました」
という話がありました。
そこで、皆さんから出てきたのは・・・
・おじいちゃんのことを叱らないで、
一緒に謝まりにいくなんて、
なんといいお嫁さんなんだろう。
・長い年月、よくやってきたねえ。
・外に出るって、すごく刺激がある。
家にばっかりこもっていたら、
きっともっと認知症は進んでいたのではないかしら。
・謝るときに、
事情を説明して鍵をかけてもらうように
頼んでもいいよね。
・スーパーなどで、自転車がなくなったら、
うちかも知れないから連絡をくれるよう、
連絡先を事前に知らせておいてはどうだろう。
・おじいちゃんに自転車を間違われた人は、
きっとこれから、鍵をかけてくれるよ。
だから、そのうち鍵をかける人が増えて、
件数が減っていくんじゃないかなあ。
・今後、おじいちゃんと似た症状の方が現れるかもしれない。
これを機に地域の人に知ってもらっていたら、
次の人・家族の人は楽になるかもしれないよ。
・地域の人に事情を話して、
認知症のことを知ってもって、
協力してくれる人を増やすチャンスだよ。
・たくさんの人と知り会うチャンスとも言える。
などなど・・・
いろんな人がいると、
いろんな意見がいただけるものです。
ありがとうございます。