相方さんも家で仕事をし、
二人でずっと家で過ごすようになって、2か月。
トロムソ生活3年。
日本にいたときとは、
インテリア観が変わっていることに改めて気づきました。
私たちは相方さんのお父母さんが住んでいた家に住んでおり、
彼らが残してくれた物を好んで、
私流に使わせてもらっています。
今日は、うちのリビングのお話をしますね。
●四季以上に明確に変わる「日照時間」
日本は温暖化が進んでも、
草木の種類、季節行事などで、四季が明確です。
しかし、ここでは「春」と言っても雪がいっぱいだし、
明確な四季がありません。
ただ一つ、明確に変化するものがあります。
それは、日照時間。
一日約10分ずつ日が長くなり、短くなる。
1日中、太陽が出ない時期もあれば、
太陽が沈まない時期もある。
これは、特別です。
4月28日 20:45
●カーテンのない大きな窓は、キャンパス。
トロムソでは、どの家もカーテンを閉めません。
冬は、家の中から外を照らす大事な役割がある。
夏の夜は彩が美しい。
4月30日夜中の12:16 ベランダより
こうきたら、カーテンは閉めないわけです。
その分、リビングの窓は大きくて、まさにキャンパスです。
●カーテンを年に2.3回替える
でも、ちゃんとカーテンはあるんですよ。
家にいる時間が長いから、
カーテンはインテリアの大事な要素。
ただ、夏期と冬季では自ずと色遣いも違ってきます。
例えば、始終暗い中、
派手な赤が、灯りで温もりを醸し出します。
その赤が太陽の光を受け、かつ24時間ときたら、
全く落ち着かないでしょう。
だから、カーテンを替える習慣が生まれたのでしょうね。
私は、カーテン(お義母さんの手作り)を一年に2~3回替えます。
暗い時期、明るい時期、クリスマスの時期。
これで、極夜の時もどれだけ心が和むことか。
先日明るい時期用に変えたのですが、
垂れ部の幅を15㎝短くしてみました。
キャンパスがさらに大きく、
部屋はもっと明るくなりました。
明るいときは、存分に明るさを楽しむ!
お天気や、逆光で暗い写真になってしまった!想像してください。
●コーディネートに活躍するテーブルクロス
多種にあるのが、テーブルクロス。
その時節、状況に合わせて、
ころっと雰囲気が変わるのも、
それを考えるのも楽しいですねえ。
ぼこぼこする手編み、
特に白いレースに新たな魅力を発見。
この厚みがあるから、
光を反射もすれば、程よく吸収もするようです。
レースをもっとうまく使いたいと思う今日この頃。
これから芽吹く若葉色 客人がなくなり、すっかりお二人様仕様
●花が冬を越す場所
雪が解け土から芽が出てくるのが5月、
花のある期間も短い。
でも、部屋はいわば温室。
光が満ちてくると、鉢で花をつけるのです。
この瞬間を待ちわび、愛しむ。
庭や屋外の花に馳せるのも、
その心は同じなんですね。
だから、「冬を越す花の場所」が大切になりました。
プリムラ、見事に同時に、花をつけました
この子(hengertake)は、なんと太陽が出ない時期にも花をつけるのです!
●窓から鳥を眺める
春の訪れを真っ先に知らせてくれるのは、鳥。
2月頃から、どこかで冬を凌いでいた鳥が庭に来始めます。
この長い静かな雪景色に
歌声とともに揺らぎをもたらす小鳥たちは、魅力的。
北欧のモチーフに鳥が多いはずです。
窓は、小鳥を眺めるのにも大切な存在です。
カラスの仲間シューレ 向こうの樹には、小鳥が沢山来ます。
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その場所、その家、
そこに住む人に合ったインテリアがある。
そう、つくづく思います。
と言いつつ、このブログはキッチンで書いています。
作業、場所を変えて、
気分転換するようにしているんですよ。
でも、ついついキッチンにいる私です。
キッチン、落ち着くんだよなあ。