すぎなの風(ノルウェー編)       ∼北欧の北極圏・トロムソから∼

北欧の中のノルウェー、
北極圏でも、
穏やかで住みやすいトロムソから
お届けいたします。

自宅隔離 明けて触れた「現実」

2020-04-05 | ノルウェーの福祉

皆さん、桜の美しい季節、

いかがお過ごしでいらっしゃいますか?

実は、私の37~37.5℃の熱と頭痛は、
まだ続いておりました。

まさか、コロナ?

咳も喉の痛みもないのですが、
コロナに感染していてもおかしくありません。

私は、観光客が多い店で働いている。
私は、トロムソで骨折した日本人旅行者を手伝って
病院のホテル、空港を行き来していた。

無症状で感染しているのを知らずに
感染を広めていた症例もある。

これは、2週間の自宅隔離が要る。

コロナの検査は、感染経路の明確な人優先で、
症状の軽い人は、病院に行くより、自宅隔離するよう、
政府も勧めてました。

2週間後、医者に行ってみると・・・

いつ咳が出てくるか、とヒヤヒヤ。

隔離2週間経て、咳は出ず、頭痛もなくなったものの、
依然37.5℃が続く。

一体、何?
尿感染の自覚が無きにしも非ず。

日曜だったので、
相方さんは保険会社の医者に電話で相談してくれました。

指示通り、試薬品を薬局で購入、チェックして報告すると、
明朝一番尿を取って担当医に連絡するようにとのこと。

明朝、担当医から打診を受け、午前中に予約が取れました。

原因がわかる。
久々に外界に出れる!

でも、病院でコロナもらわへんやろか?

ウキウキ、恐る恐る病院に行きました。

コロナ仕様に変わっていた担当病院

病院に着くと、入口には鍵がかかっており、
いつもと様子が違います。

モニターで確認・開錠・入室。
待合室に人がおらず、
背中合わせか、2m離れた座席のみの使用。
予約のため、待ち時間はほとんどなく、
前後の患者とすれ違う以外、患者同士の接触はない。

担当病院の待合室

コロナのテスト機関は病院外にあり、

症状の重いコロナ陽性者は
大きな病院で治療を受けることになっていますが、

小さな病院も
コロナ対策をとったシステムに完全に変わっていたのです。

私の結果は、感染するものもない、
尿、血液、血圧異常なし。仕事もしていいとのこと。

「何かあったら、すぐ連絡して」と医者が言ってくれるので、
まあ、ひと安心です。

久々に仕事に行き、またも現実に触れる

職場EDELに事情を伝えると、
「店を開けているのは4時間だけだし、
客もほとんどないから来る?」
ということで久々に私は出勤しました。

当然、ここにもコロナの影響があり、
店長は、大きな決心をしていました。

今、ノルウェーは不要不急の入国を禁止しているので、
観光客はゼロ。
学校の閉鎖は、4月13日までに延期され、
子どもも大人も自宅学習・勤務。
通常、人でいっぱいのメイン通りにも人はいません。
ホテルや旅行関係以外も、
街の店は軒並み休業。
まったく先は見えません。


水曜日午前10時 EDELの前のメイン通り、Storgata

EDELは開けているものの、客がほとんどない。
つまり、収入がない。
しかし、店の賃貸料の支払いはある。

国の経済支援もあるのですが、彼女の結論は、

「一旦店を閉めて引っ越す。
 だけど、必ずここに戻ってくる」。

店長は、相変わらず
通りゆく数少ない人と笑みを交わしながら、

話してくれました。

想像はしていましたが、
あらためて身につまされます。

**** ** *** ** ***

今年は、異常な量の雪が、

4月になっても振り続けています。

先日、久々のオーロラ!
コロナ(爆発的に天から降り注ぐような現象)も現れました。

あんたこそ、コロナやったなあ。
そのパワーで、このコロナども、
地球から連れ去っとくれーーーー!


雪が積もって、キッチンの窓半分まで!ちなみにキッチンは2階です。
 
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ノルウェーのコロナ対応(そ... | トップ | 気分転換に プチ・北ノルウ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ノルウェーの福祉」カテゴリの最新記事