アメリカの首都ワシントンを流れるポトマック川沿いに3000本の櫻並木がある。私も在米中に見にいったことがあるが、見事なものである。
この櫻の木は1912年に日米友好の証として東京市が贈ったものだが、最近韓国人が「これは済州島産の櫻だから、Korean Cherry Treeと呼び名を変えろ」と主張し、韓国の新聞もこの話題を取り上げたらしい。
https://www.youtube.com/watch?v=C_aoZmPWXPg
戦後間もない頃、韓国の李承晩大統領が、「この櫻は済州島産だから、Korean Cherry Treeと呼ぶべきだ」とクレームしたらしいが、それから60年も経ってから、米国在住の韓国人が「済州島産に違いないから、よく調べるべきだ」と主張している。
その主張の前提には「日本にそんなに多くの櫻の木があるはずがない」という思い込みがあり、「だから済州島産に違いない」という飛躍した推測になるのだろう。この人は櫻の咲く頃に日本にきたら、その思い込みが間違っていることに気づくに違いない。
彼はワシントンの櫻祭りが賑わっているのを見て、腹立たしく思ったのだろう。日本起源のものはなんでも韓国起源と主張するウリジナル思想がここでも遺憾なく発揮されている。ウリジナルもここまでくると、笑い話ではなく哀れを催す。