北斎の富岳三十六景と広重の東海道五十三次の一括展示を観ようと、暫くぶりに熱海のMOA美術館に行ってきた。1年前に改装したとき、展示場のガラスを映り込みが少ないものに変えたので、だいぶ見やすくなった。
MOAのウリは展示物だけではない。相模湾を見下ろす眺望が素晴らしい。写真には入っていないが、初島の後ろの海まで見える。つまり、水平線の手前に初島全体が見えるわけだ。こういう雄大な景色を見ると、自分の心まで広やかになるような気がする。
一階カフェからの眺望
裏手にある和風の庭も趣があるが、その奥にある「二条新町そばの坊」(2017年2月開店)の蕎麦は秀逸である。漬け汁にトロロ、おろし大根、天ぷらなど数種類あって、楽しめる。本館一階にできたビストロも、外から覗いたかぎりでは雰囲気がよさそうだ。次回の楽しみとする。
この門の奥に、蕎麦店などの和風グルメ店がある。
MOAはグルメでも魅力がある。