韓国人の徴用工問題に関する日本の大手新聞の本日の社説は、朝日も含めて、「韓国の裁判所が既に決着している事案を覆したのは理不尽だ」という論調で共通している。与野党も、ノーコメントの共産党を除き、同様だ。珍しく、国論が統一された感がある。
一方、韓国の中央日報は「日本政府は強制動員が不法植民支配から始まったものであり、かつて真の謝罪の姿勢を取らずこの問題を悪化させたという点を再確認しなければならない」と、焦点をずらして、「日本が悪い」と批判している。
日本に移住して、韓国論の著作が多数あるシンシアリー氏も、ブログで似たような趣旨の意見を述べている(10月30日)。
結局、議論はまたもや同じところに向かいます。「併合時代そのものが違法なのか、合法なのか」です。日本が国際司法裁判所にこの件を訴えることになって、韓国側のやり方が国際法違反だと主張する際には、もちろん他にもいろいろと用意すべき資料があるでしょうが、「併合は合法だった」という事実を主張することで、韓国側の主張のほとんどを打ち砕けるのではないでしょうか。
韓国のネットユーザーは、そんな理屈はどうでもよく、裁判所の結論にただただ「マンセー」と欣喜雀躍の様子だ。
https://www.youtube.com/watch?v=hmBPuR14sA8
(前半は飛ばして下さい)
【頑固爺の所感】
文在寅大統領としては、裁判所が原告の訴えを退けてくれる方が有難かったと思うが、裁判官たちがそうしなかったのはなぜか?
裁判官たちは、法理を重視して原告の訴えを退けると、親日という烙印を押され、社会的生命を失う結果になることを恐れたのではないだろうか。