「月刊Hanada」1月号に「徴用工を焚きつけた反日日本人」と題した桜井よしこ氏と西岡力氏の対談記事が載っている。
韓国大法院(最高裁)は日本による植民地時代に強制徴用された被害者らへの賠償を日本企業に命じた。その判決は「日本の朝鮮併合が無効であった」ことを根拠としており、その論理は元々は日本人が唱えたものだということがこの記事のキモである。
東大名誉教授の和田春樹氏、津田塾大名誉教授の高崎宗司氏らは、2010年5月「韓国併合100年日韓知識人共同声明」を東京とソウルで発表した。この声明は日韓双方で二百余名が署名した。そこに署名した日本人は百余名いるが、署名な名前を挙げれば次のようである。
姜尚中(東京大学教授、評論家)
大江健三郎(作家)
沢地久枝(ノンフィクション作家)
鶴見俊輔(哲学者)
吉見義明(中央大学、慰安婦をSex Slave とした英文の著作がある)
吉岡達也(ピースボード共同代表)
左高信(「週刊金曜日」発行人)
外村大(東京大学准教授、著書「朝鮮人強制連行の記録」)
また「強制動員真相究明「ネットワーク」(共同代表 飛田雄一、上杉聡、内海愛子)という組織もあり、韓国に情報提供で協力している。
【頑固爺の所感】
これら反日運動家の主張は「日本の韓国併合は無効である」ことであるが、それならば英国(インド)、オランダ(インドネシア)、フランス(ベトナム・カンボディア)などの植民地所有も無効であったことになる。価値観は時代とともに変化するものであり、過去の事象を現代の価値観で評価するのは誤りだと思う。
ところで、言論の自由が保障されている日本だから、これら反日日本人が活躍できるのだが、中国だったらとうに処刑されているだろう。日本人でよかったね(笑い)。