くも膜下出血発症時の症状についてのアンケートは7/1のブログで発表しましたが、
その後も寄せていただいたり、mixiに「くも膜下出血」というコミュニティがあることを知って
経験者に体験を書いていただき、データはさらに増えて全部で51人分になりました。
50人を越えるとデータとしても意味を持ってくるかな?と思ってまとめてみました。
7月1日の結果と比べてみると下のようになります。
7/1の結果 ①突然激しい頭痛……………………… 11 ②突然頭に異変、のち激しい頭痛……… 5 ③突然普通とは異なる頭痛 ………………11 ④突然頭や身体に痛みとは異なる異変… 11 | 今回の結果 ①…13 ②… 6 ③…18 ④…14 |
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今回の結果と、前回の結果を比べてみると、全体としてそう変わっていない。
やはり、くも膜下出血発症時の症状はよく医学書にある
“ハンマーで殴られたような激しい痛み”という表現は当たっていないという結果だ。
“今までに経験したことのない頭痛”と書いてある医学書も多いが、これは当たっていると思う。
この二つの症状がドッキングして
“今までに経験したことのない激しい頭痛”となっているものも多い。
しかし、これは、認識がちがう。
“今まで経験したことのない頭痛”とは風邪の頭痛、偏頭痛、緊張型頭痛などとはまったくちがった
「えっ!これはいったい何?」という表現の仕様のないような痛み(痛みとも言えないような?)なのである。
そして、最大の特徴は“突然”ということである。
激しい痛みを経験した人もしなかった人も症状は突然起こっている。
お産の時“陣痛”という言葉があるが、お産の経験のある人はあの痛みがわかるが、
経験がないとわからない。女性なら、生理痛のような痛みといえばまだわかるだろうが、
男性にはわからないだろう。あの痛みは子宮の収縮の痛みで、
下痢をした時やガスが溜まってお腹の張る痛みとはちがう独特な痛みである。
くも膜下出血の痛みは“くも膜下痛”とも言えるかも…
激しい痛みがないために自分自身も周りの人も、医師でさえ
くも膜下出血を見逃して、2度目、3度目の脳動脈瘤破裂になってしまった例は、
ブログなどでも多数見かける。ぜひこの結果は、多くの人が知ってほしい。