最初はSAH

2000.11にくも膜下出血(SAH)発症。無事後遺症もなく生還。今興味あること:脳のこと,教育のこと,テニスのこと

膵臓癌

2009-03-13 21:25:44 | 医療と健康
NHKの朝ドラ「だんだん」で、お祖母ちゃんに膵臓癌がみつかり、
余命1年といわれ、告知せずに抗ガン剤治療をはじめ、
本人も副作用に苦しみ、家族が本人に告知するかどうか迷う場面が出てきた。

病気は早期発見で早期治療というのが一番いいとされる。
しかし、いろいろな病気で、違いはあるが、
どんな時期にみつかるかで、本人にも家族にも大きく影響する。

母の場合、思い返せば、去年の夏過ぎから、いろいろな症状は出ていたと思う。
11月の京都旅行の前に膀胱炎になってひどく痛んでその日は医者に行けなかったが、
次の日にだいぶ良くなったので、医者に行ったら、尿検査をしたが細菌はみつからず、
食生活の指導を受け、1週間の食べたものを記録して持っていったら、
果物の食べ過ぎだから、少し控えるようにと言われたと言って、果物を減らして食べていた。
医者にかかっていたし、本人もその後調子はそう悪くなさそうだったので大丈夫だろうと思った。
今思えば、あの時に、みつからずに本当によかったと思う。
みつかっていたら、あんなに楽しい京都旅行は出来なかったろうし、
まだ、抗ガン剤を使うか迷っていただろう。
もう本当に末期の末期になって、初めてみつかったからこそ、
本人も、癌だと思わずに緩和医療のみで、そう苦しまずに亡くなったと思う。

最近はいろいろな検査で、精度も上がって、病気がみつかるようになったが、
みつかっても、どうするかを考えなければならない。
薬を飲んだり、つけたりすれば簡単に完治できるものならば、
迷わずその治療を受けるが、治療自体も苦しい、
どの程度効き目があるかもわからないとなれば、
いったいどうすればいいのかを苦しむ。
年令や家庭環境その他いろいろな条件でも違ってくる。
現代医学は、昔にくらべて病気を治せることも多くなったが、
違った意味で苦しみが増した面もある気がする。
コメント (4)
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