前回のブログで、
「私は脳動脈瘤が見つかって良かった。
何も知らないで、いきなりくも膜下出血になるより
破裂リスクを下げる生活を心がけるし、
経過観察していれば、急に大きくなった時に
手術という根本治療もできるから」
と書いたが、それはあくまでくも膜下出血から無事生還した
私の場合の話しで、人によって、積極的に脳ドックを受けて
脳動脈瘤があるかどうか確かめることが、いいことかどうかは違うと思った。
あさイチの取材の話をして、私は息子に向かって
「一緒に取材を受けた方たちだって、結局、見つかったからこそ、瘤を潰して命が助かったのだから良かったのよ!
お母さんも、お祖父ちゃんも、大叔母さんもくも膜下出血になったし、
Tさん(父の従妹)も大きな脳動脈瘤があって、K先生に手術してもらって助かったのだから、
あなたは、くも膜下のリスクは高いのよ。早めに脳ドックで診てもらって、もし脳動脈瘤があったら、
経過観察すればいいと思うの。もし手術が必要なら、K先生みたいに上手な先生にしてもらえばいいのだから大丈夫よ!」(「SICUで」)
といったら、とてもイヤな顔をして黙っていた。
そう、もし脳動脈瘤が見つかった場合、「良かった!」と思える人がどれだけいるだろうか?
小さくてさしあたって、今のところ破裂の可能性は低い。
経過観察で良いと言われても、脳動脈瘤があると言うことはくも膜下出血のリスクは無い人よりずっと高い。
まして、手術適応なほどの大きさや形の瘤が見つかったら、我が息子など、すぐ胃潰瘍になってしまう気がする
(だいたい男の方が、恐がりだから…)
私も、自分自身が頭の手術を受けて、大丈夫だったので、手術すればいいと思うようになったが、
その前は、友人が脳腫瘍の手術を受けた話を聞いた時は、怖くて、その友人が平然と話すのを聴いていられなかったのだからなぁ…
facebook に書き込んでくれた友人も
「私は検査は怖いから受けません!」 て、書いていた。
脳動脈瘤ってほんとに厄介者!!!