昨秋受けた人間ドック検診結果で、「白内障」の疑いと書かれ、 精密検査を受けるようにと書かれていました。 白内障は年をとれば、誰でもなる病気。 根本治療は手術以外ない。 友だちに訊いたら、既に同年代で二人、もう手術をした人がいた。 一人は、普通の手術をしていて、もう一人は多焦点レンズを入れる手術をしていた。 多焦点レンズを入れた人が、 「近くも遠くも、眼鏡が全くいらない、しかもはっきりとして、こんな快適なものはない。 白内障の手術はぐずぐずせずに早く受けるべきだ!」 という。 私は元々視力はいい方だった。しかし、近年、遠くも近くも見えが悪くなり、 眼鏡が必需品になってしまった。それがとても煩わしくて、その話を聞いたら、 混合診療で7~80万円かかるそうだが、やる価値があるかもと思った。 |
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彼は慶應大学病院の眼科でやってもらったと言った。そこで、ネットで調べてみた。 白内障手術時に眼内に入れるレンズでは、現在単焦点眼内レンズが一般的です。 しかし、単焦点眼内レンズでは、手術後は眼の調節機能がなくなるため、 焦点(ピント)があう範囲は限定されます(すなわち、完全な“老眼”の状態になります)。 したがって、通常の場合、術後は少なくとも1種類以上の眼鏡(老眼鏡など)が必要になります。 その欠点を補うように登場したのが多焦点眼内レンズです。 遠近両用眼鏡と類似のはたらきをもつことで、白内障手術によって失われる調節機能を一部回復させる可能性があります。 このレンズを挿入した場合、めがねの必要性が軽減し、術後にめがねが全く不要になる場合もあります。 ただし、これらの効果は全員の方に保証されるわけではありません。 (慶應義塾大学医学部 眼科学教室>白内障手術と多少点眼内レンズ>高度先進医療白内障手術) 知り合いの眼科医に訊いてみたが、まだ、完全ではなく、あまりお薦めではないような口ぶり。 さらに、慶應大学病院で使われると書いてあるレンズが、 使用後に通常よりも高い頻度で眼内炎または炎症が発生したため、自主回収を開始していることが判明。 な~んだ!まだやらない方がいいと思いました。 そんなことを考えて、ぐずぐずと精密検査も受けずにいましたが、 やはりちゃんと検査してもらおうと思って、近くの眼科医に行ってきました。 視力検査、視野検査、瞳孔を開く薬を入れて眼底写真検査をして、 結果、 「白内障、緑内障、その他治療すべき状態のものはありません。 ドックでは瞳孔を開く薬を使わずに写真を撮ったので、白内障のような状態に写ったのだと思う。 眼鏡で充分見えるようになるので、白内障の手術はまだ全く必要ない。 多焦点レンズは、まだ問題点が多く、 貴方が手術が必要になる頃には、もっといいレンズが出てくるようになると思います」 ということで、半年後にまた検査に来るようにと言われました。 言われていたけど、瞳孔を開く薬を入れていたので、帰りは眩しくて、周りがよく見えなくて 家まで帰るのが、怖いほどでした。サングラスを持ってくるようにといってくれたらよかったのに… |