最初はSAH

2000.11にくも膜下出血(SAH)発症。無事後遺症もなく生還。今興味あること:脳のこと,教育のこと,テニスのこと

父の命日

2020-04-26 15:55:21 | くも膜下出血
今日は、父の40回目の命日です。
中学の教師だった父は、1980年3月、60歳で定年退職して、
わずか26日目に、くも膜下出血で亡くなりました。

5歳の娘を公園で遊ばせていた時に、
夫が走ってきて、
「お父さんが倒れたって!」
と言ったので、慌ててくるまで、病院に駆けつけると、
父は、ベッドの上で大声で、
「ウワー!ウワー!」
と、叫んでいました。
まず、医師に
「これだけ大きな発作で、助かった人は見たことがありません」
と言われました。
「呼吸が悪いので、気管切開します」
と言われ、切開したとたん、声は止みました。
それから、1時間くらいでしょうか?
全てが終わってしまいました。

ホントにあっけなくて、母と私は、呆然としてしまいました。

生きていたら100歳です。

あれから40年間!(綾小路きみまろじゃないけど…)、
本当に世の中は色々なことがありました。
バブルがはじけたり、阪神大震災があったり、サリン事件があったり、東日本大震災があったり…。

生活はIT社会になったりして、大きく変わりました。
色々問題はあるものの、よくなってきたことの方が多かったと思います。

私自身は、幸運にも、それほどつらい経験をせず、ここまで生きてくることが出来ました。
今、社会は新型コロナウイルスによる、パンデミックで大揺れに揺れています。

父は、大学卒業してすぐ、戦地に行って兵士となって、戦いました。
戦争中、戦後と本当につらいことも沢山あったでしょう!

父と同じ年に生まれ、今も健在で100歳を迎えられている方は、
つらい、戦争を経験して、戦後の高度成長経済を味わい、今のIT社会を見ている。
その変化を見られるってすごいことです。

そう思うと、私も長生きして、これから先色々見てみたい気もします。
でも、もしかして、ものすごい辛いことが起こるかもしれないと思うと、
その前に終わった方がいいかと、思い迷ってしまいます。

まぁ、運を天に任せるってことですかぁ~
コメント (2)
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