今日は、父の40回目の命日です。 中学の教師だった父は、1980年3月、60歳で定年退職して、 わずか26日目に、くも膜下出血で亡くなりました。 5歳の娘を公園で遊ばせていた時に、 夫が走ってきて、 「お父さんが倒れたって!」 と言ったので、慌ててくるまで、病院に駆けつけると、 父は、ベッドの上で大声で、 「ウワー!ウワー!」 と、叫んでいました。 まず、医師に 「これだけ大きな発作で、助かった人は見たことがありません」 と言われました。 |
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「呼吸が悪いので、気管切開します」 と言われ、切開したとたん、声は止みました。 それから、1時間くらいでしょうか? 全てが終わってしまいました。 ホントにあっけなくて、母と私は、呆然としてしまいました。 生きていたら100歳です。 あれから40年間!(綾小路きみまろじゃないけど…)、 本当に世の中は色々なことがありました。 バブルがはじけたり、阪神大震災があったり、サリン事件があったり、東日本大震災があったり…。 生活はIT社会になったりして、大きく変わりました。 色々問題はあるものの、よくなってきたことの方が多かったと思います。 私自身は、幸運にも、それほどつらい経験をせず、ここまで生きてくることが出来ました。 今、社会は新型コロナウイルスによる、パンデミックで大揺れに揺れています。 父は、大学卒業してすぐ、戦地に行って兵士となって、戦いました。 戦争中、戦後と本当につらいことも沢山あったでしょう! 父と同じ年に生まれ、今も健在で100歳を迎えられている方は、 つらい、戦争を経験して、戦後の高度成長経済を味わい、今のIT社会を見ている。 その変化を見られるってすごいことです。 そう思うと、私も長生きして、これから先色々見てみたい気もします。 でも、もしかして、ものすごい辛いことが起こるかもしれないと思うと、 その前に終わった方がいいかと、思い迷ってしまいます。 まぁ、運を天に任せるってことですかぁ~ |