優勝したナダル選手(WOWOWテレビから) |
2022全仏オープンテニス、男子シングルス優勝は、 レジェンド・ナダル(36)でした。 赤土の王者と呼ばれ、全仏14度目のタイトル。 グランドスラム優勝は、史上最多22度目です。 人間業ではありません。 若手も強くなってきたし、3月に肋骨を疲労骨折したり、 足の故障も伝えられていたので、 ナダルは、優勝は無理かな?などと、素人考えで思っていました。 でも、ナダルは、ナダルのままでした。 どんな時にも手を抜かない、相手に対して常にリスペクトの気持ちを忘れない その紳士的なテニスプレーに、世界中の多くのファンが魅了されています。 |
しかし、優勝後のインタビューでも語っていましたが、 足の痛みは、非常に悪い状態で、毎回、痛み止めの注射をしながら、試合をしていたそうで、 今後、現役続行するためには、さらに、新しい治療をして、よくならなければ、プレーは出来ないので、 ウィンブルドン出場については、ハッキリとは言えないとのこと。 最近のテニスは、どんどんスピードとパワーが必要になって、フィジカルの強さが、 人間の限界を超えてきているように見えます。 シングルスは、試合時間が5時間以上になることもあり、 短期間に世界中を回って、試合をし続けなければなりません。 特に決勝戦まで進める強い選手は、数日後には、次のツアー戦に出場することになります。 出場しなければ、ポイントも稼げず、シード選手になれません。 そのため、強い選手が、怪我で長期間ツアーを離脱することも多く、 よくなって、復帰しても、なかなか順位を上げることが出来ません。 準決勝で、ナダルと対戦したズベレフも、ものすごくタフで、エクサイティングな試合でしたが、 途中で足首をひねって、松葉杖姿で、途中棄権でした。 錦織選手も、長いことツアーに参加できていません。 スポンサーの顔色ばかり伺っているのではなく、アスリートファーストで、改革していって貰いたいものです。 |