最初はSAH

2000.11にくも膜下出血(SAH)発症。無事後遺症もなく生還。今興味あること:脳のこと,教育のこと,テニスのこと

脳と性格

2005-10-13 19:39:22 | 医療と健康

記念館の庭に咲くタマスダレ

 人間の性格は
 
 脳によって形づくられている。
 
 おしゃべり、無口。楽観的、悲観的。

 明るい、暗い。
 
 よく「自分は性格ブスだから、

 この性格を変えたい 」
 
 等と思うことがある。
 
 若い頃私もよくそう思った。
 

そして、色々考えてやってみる。
 
何かをきっかけにとか、年を取るにつれてとかで、
 
変わっていくことはある。自分で努力して、ある程度変えられるのかも知れない。

長い間合わなかった友達が、久しぶりに会うと前とは全然違って

無口だった人がものすごくおしゃべりになっていたなんて事もある。

しかし個人で努力して変える場合には、急に変えることはできない。


脳の病気で怖いのは、病気によって、

性格がガラリと変わってしまうことがあるということだ。

普通の人でも明るい、暗い。積極的、消極的等性格は色々ある。

その普通の範囲内なら、何とか周りも適応できるのだが、

普通の範囲を超えてしまうこともあるようだ。

本当にまじめなで少し固すぎるくらいの人が、

ものすごいエッチおじさん(オバサン)になってしまったり、

優しい誠実な性格だった人が、ウソをついたり、人の悪口ばかり言う人になったり。

おとなしい人が、暴力的な人になったり。そういう脳の後遺症は、

本当に困ることだと思う。

性格に関係している部位はある程度分かっているようだが、

微妙な性格に脳や神経のどの部位が関係しているかは細かくは分かっていない

急性期の一時的なものならば、よくなることもあるが、

ある程度固まってしまうと治すことが難しくなってくる。

脳って本当に不思議で怖い。


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