先日、私のこのブログに、こんなコメントが寄せられました。
突然失礼致します。
SAHを調べている過程で「はじめはSAH」のブログに出会い、そしてすべて拝読させていただきました。
私の26歳になる息子は今年3月30日に前交通動脈瘤破裂によるくも膜下出血で4月2日に亡くなりました。
息子は、脳動脈瘤の破裂をおこす4週間前の2月28日に人生最大の頭痛と申し、救急外来を受診しました。
しかし、頭痛が突然ではなく、半日ぐらいをかけて徐々に増悪している。
発熱もあるということから脳とは関係のない頭痛との診断のもとCTを撮ることもなく痛み止めの処方のみで診察を終えました。
その際息子は、手の痺れを訴えていたこともあり「CTを撮らなくても良いのですか 手の痺れもあるようですが」
と言い寄ったのですが、担当医は「脳ではありません手の痺れは過呼吸によるものであり被爆のリスクもありCTは必要ありません」ということでした。
担当医は後期研修医という若い医師でした。
私は最初の頭痛と死亡は因果関係がありCT撮影を行っていれば脳動脈瘤が発見され息子は助かっていたのではないかと残念でなりません。
26歳で突然この世を去った息子の無念を、不憫を思い何もせずにはいられなくなり弁護士を立て戦うべきか悩んでいます。
まや子さんのご意見をお聞かせいただけてばありがたく思います。
読んでいて震えが出るほどでした。
くも膜下出血と診断され、亡くなった4週間前に
「人生最大の頭痛」といって救急外来を受診したとのこと。
しかし、頭痛が半日かけて憎悪していて、発熱もあるということで脳とは関係の無い頭痛と判断されたという。
そして、CT検査はしないで、頭痛薬のみの処方だったという。
「26歳の男性」「人生最大の頭痛」「救急外来受診」」という要素がありながら、
なぜ、他の要素を重視してCT検査を行わなかったのだろう?
以前、NHKの「ドクターG]という医療番組で、救急外来の医師は症状をきいて
「まず命に関わる疾病では無いかを疑い、その懸念を潰していく」
と、言っていた。
私は、医師では無く、単にくも膜下出血罹患経験者ですが、
今まで、くも膜下出血について色々調べました。
自分で調べたり、今までかかった脳外科医の話からすれば、
この赤字の3つの要素で、他はさておき、まず、「脳疾患」を疑うべきで、
なぜ、脳と関係ないと決めつけたか、本当に疑問です。
私は、この最初の頭痛のときにくも膜下出血は始まっていたのだと思います。
くも膜下出血になっても、かなり短い時間に出血は止まるそうです。
頭痛は流れ出た血液が、脳脊髄液の中に拡がり、
脳圧が変化することによって起こるそうです。
出血があるかないかは、CT検査で分かります。(難しい場合もありますが)
一度目のこの出血が止まった時に手術で、脳動脈瘤の破裂箇所を手当てせずにおくと、
再破裂を起こしやすく、再破裂は一度目よりずっと大きな出血となり、死亡率は非常に高まります。
この息子さんは、再破裂で亡くなったものと思われます。
親御さんの無念の気持、痛いほど分かります。
しかし、裁判となると、きっと、検査をして見落としたわけではないので、
検査をしなかったことが、どう影響したかを証明しなければということで、難しいこともあるのでしょう。
医師は、もっともっと勉強して、患者を救う使命を感じて欲しいと思います。
つい最近、私の友人が頭痛がひどく、吐き気もしたので、
念のため、近くの脳外科クリニックに行ったら、
CT検査をして、脳内出血の診断を受け、すぐにそのクリニックから救急車で病院に運ばれて、
緊急入院となり、治療を受け、ホントに軽い目の後遺症が遺ったものの、無事だったという話を聞いたばかりです。
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