東福寺 |
母と姉と3人で秋の京都を堪能してきました。 16日東京を出る時は、雨が降っていました。 天気予報でも雨は西からあがってくるということなので、 京都に行けば、あがっているかもと思って、 新幹線を降りると、どんよりとしてはいるものの もう雨は上がっていました。 まず、駅に近い三十三間堂にいって 居並ぶ千体の千手観音像を見て、 東福寺に向かいました。東福寺は京都屈指の紅葉の名所。 つく頃には空も晴れて日が差してきました。 通天橋という橋廊を渡ると、もうすっかり色付いた紅葉が、 私たちを待っていてくれました。夕日が当たって 「秋の夕日に 照る山紅葉~♪♪」歌そのままです。 一日目から、ここまで良い天気で 紅葉を楽しめるとは思いませんでした。 |
仙洞御所 北池 |
仙洞御所 紅葉橋 |
二日目は、仙洞御所見学。後水尾上皇の御所として江戸時代に建てられたもの。 仙洞御所は1854年に大火で焼失し、再建されていない。 今ある御所は、皇太后のための大宮御所で、 1867年に造営されたものです。 現在も天皇皇后両陛下、皇太子殿下や外国元首等が入洛された際には使用されています。 宮家はここを使わず、ホテルにお泊まりになるとか… 「でも、きっとホテルのほうが快適だと思います」なんて案内の方が言われてました。 その後、お茶漬けを食べて、御所の北にある相国寺で八方睨みの鳴き竜を見て(ちょうど公開されていた) 太秦の広隆寺の弥勒菩薩に癒され、錦市場を楽しんで、 町屋を改造したおばんざい懐石料理「百足屋」で美味しい京料理をいただき、 ライトアップされた高台寺を見てホテルに帰ってきました。 学生時代の友人が車で案内してくれましたが、かなりの距離歩きました。 83才の母はよく歩けたと思います。 | |
桂離宮 松琴亭 |
桂離宮 天橋立 |
三日目はホテルの目の前の二条城(↓)見学。 二条城は徳川家の京屋敷。 大政奉還で有名な建物は二の丸御殿で 誰でも知っていますが、 奥へ進むと本丸御殿があります。 ありますと言っても元の家光の建てた天守閣も殿舎も 火事で焼失し、今ある建物は 京都御苑内にあった旧桂宮邸だそうです。 庭の清流園は、江戸初期の豪商角倉了以の屋敷から、 建物の一部と庭石約800個を譲り受け、これをもとに 1965年に完成したもの(新しいものなのね!)だそうです。 そして、午後からは桂離宮。 一度見学したいと思いながら、 わざわざ申し込まなくてはいけないので、 見学したことがなかった。 1615年頃から1662年にかけて八条宮家(桂宮家)の 別荘として建てられたもの。 |
桂離宮 古書院 中書院 |
二条城 清流園 |
ここは他と違って、建物は火災などにあうことなく、 建てられた時のまま(改造などはあったようだが)である。 桂離宮は小堀遠州作と歴史で習った気がしますが、 最近では八条の宮智仁親王(としひと)と その志しを受け継いだ子息の智忠親王(としただ)の 自らの構想、設計とされているそうです。 それにしても、どこから見たらどう見えるかを 考えに考えた神経質過ぎるほどの庭の設計。 日本庭園の美の極 日本料理と何か相通ずるものがある。 ここでも天気はついていて、 到着した時は小雨が降っていたが、 歩き始めて10分くらいでさ~っと晴れて、 青空の下で見学できました。 何とも素晴らしい母娘京都旅行でした! |