あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

まだ紅葉残る師走初日の航空記念公園へ(埼玉・所沢)

2024-12-19 12:43:39 | 所沢だより
 2024年12月1日(日)

 今日からもう師走、関東周辺の紅葉便りも終わりに近くなったが、まだ見られそうなの
で久しぶりに、所沢航空記念公園を巡ることにした。

 10時30分頃、西武新宿線の航空公園駅東口を出たら、 駅前ロータリーの街路樹に、
たくさんの実が色づいているのに気付いた。




 駅前広場の東南側、市道沿いのケヤキの彩り。


 近くに常設展示されているYS-11型旅客機


   
 市道を横断して市役所前の通りへ。航空記念公園の西北側、ケヤキやイチョウの高木。

 
 日曜日だが開いていた、市役所1階の市民ホールへ。



 東側窓際には、市内の業者が作成したと思われる正月用の羽子板が並んでいた。


     

          

     


 市役所別館もあるNTT東日本のビル前から航空記念公園に入る。近くのカエデやケヤ
キなどの高木の紅葉、黄葉。
     


 市立図書館前のソメイヨシノは残る葉がわずかに。


   
   そばの大きなモミジ


 穏やかな日曜日なので、航空発祥記念館前の広場にはかなりの市民が訪れていた。



 日本庭園の西側入口近くのモミジの彩りはもうピークを過ぎ、そばのエノキもすっかり
葉を落としている。


 近くのモミジ


     
     日本庭園への門くぐる入ると、年末恒例の木製のトナカイが迎えてくれる。




   
      南へ回って東屋(あずまや)近くから樹林内の園路へ。
      


 樹林の中ほどにある数本のモミジは、よい彩りを残していた。










 樹林下の園路を、最上部に回って東屋横へと折り返す。


 池の北側、茶処・彩翔邸(さいしょうてい)前の園路を東へ。
     

   
     池の東北側に残るススキの穂
     


 その先から東屋や樹林の彩りなどを振り返り、東北側出口から日本庭園を出た。


 航空発祥記念館前に常設展示のC-46型輸送機の背後のイチョウは、もう少しで葉を
落としそう。
 

 県営 航空発祥記念館前の広場の人出


   
     公園の中心部、放送塔横のイチョウの高木も、まだかなり葉が残る。
     

 放送塔前から南に延びる園路沿い。



 ロータリー東側のイチョウ下を進んで東に延びる園路へ。



 さらに中心部の園路を東進して、時計塔から北に延びる園路沿いのイチョウ並木へ。



 かなり葉を落とした木もあるが、まだ黄葉は結構見られた。

 公園の東北端近くの芝生広場に並ぶイチョウ並木。右手背後のアンテナ塔は、東側にあ
る東京航空交通管制部のアンテナ塔。


  
 時計塔下のロータリーに回り、ケヤキやモミジなどを眺めながら樹林の中を横切り、公
園の東南端底部にある池の東側へと下る。





 池の南側園路沿いに並ぶメタセコイアは、もうかなり葉が落ちていた。


      
     その下を西進し、北側の木々の彩りや池のカモ、池畔のモミジなどを眺める。








    
 池に流れ込む人工の流れ、むさしの川の南側から子ども広場にかけては、ケヤキの高木
の彩りがよい。
   

      




 子ども広場に設けられた遊具の周辺は、家族で訪れた子どもたちで賑わう。





 広場の西北側には、毎年きれい彩りを見せるモミジが2,3本あり、彩りのピークは過
ぎ多感じながら、まだ十分見応えがル。












     




 そばの梅林の西北側背後に立つ大イチョウも、間もなく落葉しそうな彩りながら豊富な
葉を残す。




 放送塔前から南に延びる園路の南端付近に進み、南駐車場沿いの紅葉も眺める。


 放送塔方面をふり返り、12時22分過ぎに公園を後にした。

 
 公園の南側を走る国道463号線を西新井交差点で横断して、所沢駅方面に向かった。

 
 



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「大宮スケッチ会 作品展」から大宮公園へ(さいたま市)〈後半:氷川神社から大宮公園〉

2024-12-16 21:15:02 | 写真展・スケッチ展(個人・グループ)観覧
 2024年11月25日(月) 〈後半:氷川神社から大宮公園へ〉

 「第17回 大宮スケッチ会 作品展」の観覧後、従来と同様に氷川神社から大宮公園に回る
ことにした。 

   氷川の杜文化館の北西側には、小さな神社がある。
   

   
   その横から氷川神社参道に戻り、三の鳥居を入って氷川神社境内へ。


   
   左手の社務所横にクスノキの大木が、社務所の前には新しい「戦艦武蔵の碑」が。


 9年前の平成27(2019)年に、戦艦武蔵顕彰会により建立されたよう。


 神池の西側を眺めながら朱塗りの橋を渡り、武蔵一宮・氷川神社の楼門を入る。



 正面に舞殿があり、その横を回って背後の拝殿に参拝した。


 東側回廊の前には七五三参りのご家族が納める絵馬掛けが。



 さらに右手には、普通の絵馬掛けに数知れぬほどの絵馬が納められている。


     
     「ふくろ絵馬」もたくさん。



 東側の門から出て、県営大宮公園のひょうたん池の西側へ。対岸のサッカー場寄りの
モミジやイチョウがよい彩り。
          

   

 池の東北側に立つ2本の大イチョウは、まだ緑を残している。


   
   池の北側にある日本庭園に入ると、右手のナンテンに実がいっぱい。



 庭園の中央部、東屋の辺り。



 池の周辺にはたくさんのツワブキがあり、花を咲き競う。


     


 ところどころにある、モミジの彩りも眺める。




 日本庭園を北側に抜けて、イチョウなどを眺めながら園路を北へ。



 春先には花見で賑わう、たくさんのソメイヨシノはほぼ枯れ枝になっていた。


 さらに進んで舟遊池の南岸へ。

 池の東岸には、今年復活したボート乗り場が。


 対岸の木々などを眺めながら、西岸沿いの園路を進む。




     

 大宮公園の北端にある、水泳場のスタンドが見えてきた。






     

 池の北岸近くの道路際にある大ケヤキ


     
     北岸の尖端部付近からふり返る舟遊池


 西駐車場を抜けて斜面を上がり、県立歴史と民俗の博物館前へ。いつもなら観覧して食
事もしたのだが、今日は休館日なので通過した。


 東武アーバンパークライン(旧野田線)の大宮公園駅に向かう住宅地の、路傍に咲くサ
ザンカ。


 以前来たときにも並んでいた駅近くのラーメン店。手前の歩道にも、この後列が続いて
いた。


 12時20分に東武アーバンパークラインの大宮公園駅に着いた。



 駅前の花壇に咲く花





 12時25分発大宮行普通電車に乗り、大宮駅へ。


 JR大宮駅から埼京線と武蔵野線を乗り継ぎ、13時20分に新秋津駅で下車した。


 
 西武池袋線の秋津駅への連絡通路の途中にある「なか卯」に入り、「牛すき丼京風つけ麺
と味噌汁」(810円)を注文して、いつものように遅い昼食を済ます。

 
 秋津駅14時06分発下り電車に乗る。西所沢駅に下車後、スーパーで買い物をして帰
宅したのは14時55分だった。

   今日巡ったrエリア
 
 
 



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「大宮スケッチ会 作品展」から大宮公園へ(さいたま市)〈前半:作品展の観覧〉

2024-12-13 20:03:33 | 写真展・スケッチ展(個人・グループ)観覧
 2024年11月25日(月) 〈前半:スケッチ会 作品展の観覧〉

 前回の「日本188札所スケッチ巡礼 結願記念展」の案内をいただいた、カントリーウオ
ークグループの仲間だったTさんから、自らのグループの作品展の案内も届いていたので、
会期2日目の今日、観覧に出かけた。
   

 自宅を9時前に出て、西武池袋線からJR武蔵野線と埼京線を乗り継ぎ、大宮駅で10
時10分に下車する。


 東口駅前に掲示の、「中山道まつり」と氷川神社のパネル。

 
   少し北側から細い通りを東に抜け、さらに北進して東北東に伸びる一の宮通りへ。
   

 通りには古い建物も残る。


   

 一の宮通りの末端で武蔵一宮・氷川神社参道の二の鳥居近くに出ると、沿道のケヤキが
色づいていた。


     二の鳥居の手前に立つ「氷川神社」碑
     

   
   二の鳥居を入り参道を北進する。沿道のケヤキやモミジの多くも色づいている。
   





   

   東側に並走する車道の向こうに、竹林が見えてきた。
   

 竹林の東側がスケッチ展会場の「氷川の杜文化館」で、以前はこの木戸から入れたのだ
が今回は木戸が閉じていて、左手を回り北側の正門から入るようになっていた。


 正門を入り、10時45分にスケッチ展会場へ。



 受付にはIさんも居られ、会場には4日前に観覧した「日本188札所スケッチ巡礼 結願
記念展 」の刈谷さんも来ておられるとのこと。

 刈谷さんにお声がけして、いただいた四国巡礼と世界遺産スケッチの旅の冊子の御礼を
申し上げてから、会場を一巡して今回のスケッチ展を観覧する。


 Tさんに会場での撮影について了解いただいたので、作品の幾つかを。 


    北慶館(北浦和)
 

    表慶館



   
    大隈記念講堂


 緑の中の館(川口グリーンセンター)



   
    秋晴れ(東大農場)

        
         初夏の渓流

   
    秋模様(鬼怒川)




    天満神社(氷川参道)


    新宿公園


    赤い屋根のホテル(南会津)



      
       喜多院


    秋(南会津)


    南会津(ホテル南郷)




    彼岸花の咲く頃


    雲と風景


    庭園の中の池(六義園)


 
   
    平家の里   土田氏

      
       懐かしい風景 
  
   
       船溜まり




    彼岸花と橋(日高市・巾着田)

        
    茅葺屋根の駅


    嵐山渓谷の飛び石
   

    ホテルに続く道




    奈良の浮御堂


    柴山沼の梨畑


    平家の里(湯西川)


    古河総合公園




    見沼自然公園

      
       新宿の小さな公園 



      
       かずら橋(高知県)  


    里山の朝


    見沼の桜


    収 穫




    三学院(蕨市)

      
       赤羽自然公園  


    慈恩寺


    喜多院の秋

      
 作品の対照は、私も訪れたことのある埼玉県内や都内、会津などの風景がほとんどで、
皆さんのこの1年間の力作の数々観覧して、11時20分に会場を後にした。

 この後は、いつもここへ来たときと同様に、武蔵一宮の氷川神社から大宮公園に回るこ
とにした。                                〈続く〉





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「日本188札所スケッチ巡礼 結願記念展」へ(埼玉・さいたま市)

2024-12-09 20:29:13 | 写真展・スケッチ展(個人・グループ)観覧
 2024年11月21日(木)

 カントリーウオークグループ仲間だったTさんから、自らのスケッチグループのメンバ
ーの方の標記スケッチ展の案内をいただいたので、観覧に行くことにした。

 10時前に自宅を出て、西武池袋線、JR武蔵野線と埼京線を乗り継ぎ、11時03分
に南与野駅で下車した。



 西口に出て、駅前広場の北側にある鈴谷西公園に入ると、園内のソメイヨシノやモミジ
バフウなどが色づいている。
     


 
 公園の北西側交差点から西へ、次の交差点の北側すぐ近くのこの建物の1階が会場。


 1階入口前に、このような「水の音」という彫刻が。


 その横が会場の「ギャラリー カフェ ラルゴ(Largo)」入口.で、入口に掲示のスケッチ
展のパネル。
     

 会場は、店名の通りギャラリーとカフェが一体になっていて、そのギャラリーの壁面に
作品が展示されていた。

 日本188札所とは、四国八十八か所・西国三十三札所・板東三十三札所・秩父三十四札
所のあわせて188の観音霊場のこと。

 私もこれら札所のうち、四国八十八か所は3回、秩父三十四か所は2回、ほぼ全コース
を歩いて巡拝しており、西国三十三ヵ所は寺社巡りなどで14か所、板東三十三か所はカ
ントリーウオークなどで24か所、あわせて160か所は参拝しているので、大変興味深
いスケッチ展と思い訪れた。 いただいた案内はがき
   

 会場にあった出品目録によれば、会場に展示されているのは四国88札所が12点、西
国 33札所は10点、板東33札所が10点、それに秩父34札所8点のあわせて40点
のよう。   

 ほかの観覧者が撮影しておられたので私も撮らせてもらうことにした。

 展示順とは違うところもあり、照明の違いによる色彩の違いや反射光などで見にくいも
のもあるが、その一部を以下に紹介する。





    西国1番札所・青岸渡寺(和歌山)


    西国5番札所・葛井寺(大阪府)


    西国8番札所・長谷寺(奈良県)


    西国16番札所・清水寺(京都市)

   
      西国23番札所・勝尾寺(大阪府)


    西国30番札所・宝厳寺(滋賀県)


    板東1番札所・杉本寺(鎌倉市)


    板東3番札所・安養院(鎌倉市)


    板東6番札所・長谷寺(厚木市)


    板東13番札所・浅草寺(東京都)


    板東18番札所・中禅寺(日光市)


    板東29番札所・千葉寺(千葉市)

   
      板東31番札所・笠森寺(長南町)


    秩父4番札所・金昌寺   


    秩父7番札所・法長寺    


    秩父20番札所・岩之上堂   


    四国74番札所・甲山寺(香川県)    


    四国81番札所・白峯寺(香川県)   


    四国86番札所・志度寺(香川県)   

   
      四国88番札所・大窪寺(香川県)



   

   
       秩父34番札所・水潜寺     

      
          秩父31番札所・観音院     


    秩父22番札所・童子堂     

 後になったが、会場入口前の壁面の作品の幾つかも。


   
      四国5番札所・地蔵寺(徳島県)


    四国60番札所・横峰寺(愛媛県)


    四国68番札所・三角寺(愛媛県)

 会場中央のテーブルには、各札所ごとに総ての札所のスケッチのファイルや、世界遺産
のスケッチファイルもあり、ひととおり拝見した。

 作者の刈谷さんも居られたので一巡後、ほかの方との会話が途切れた機会を見計らいお
声がけして、撮影させてもらったことの了解をいただいた後、私自身も四国遍路を3回歩
いて巡礼したことや、ほかの札所のことなどもお話ししたところ、それではと「四国巡礼
と世界遺産 スケッチの旅」をいただけることに。
   

 四国の各札所のスケッチは何れもよく覚えていて懐かしく、ほかの札所も巡ったところ
が多く、世界遺産のなかでもフランスのパリやモンサンミシェル、チェコのカレル橋やチ
ェスキークルムロフ、クロアチアのドブロブニク、カンボジアのアンコールワットなど、
訪れたとこもあり、思い出深い大変貴重な作品が多く、感謝申し上げていただいた。

 粕谷さんは、四国八十八ヵ所は公共交通機関と歩きにより巡拝され、各札所では2時間
かけてスケッチされたとのこと。日付を見ると猛暑の8月もあり、雨や雪の日もあったよ
うで、大変貴重な作品集であることを改めて認識した。

 ちなみに、四国八十八札所は四国4県を一巡する約1,200㎞、西国三十三札所は和
歌山県から岐阜県の2府6県約1,000㎞、板東三十三札所は関東1都6県約1,300
㎞、秩父三十四札所は埼玉県秩父地方約100㎞、あわせて約3,600㎞という長い行
程になる。


 観覧後、カフェでコーヒーを注文し、外のテーブルで休憩して周辺を眺めながらのどを
潤す。 
     

    
 入口近くに咲く皇帝ダリアを眺め、12時40分に「ギャラリーカフェ ラルゴ」を後
にする。

 この後は、以前に与野七福神巡りなどで何度か訪ねているところを少しだけ回り、ひと
駅先の与野本町駅に向かうことにした。

 ビルの前の車の少ない道路を北へ、突き当たった国道463号線をすぐ東側の交差点で
横断する。

     
 住宅地を少し進むと左手にカヤの大木が立ち、傍らに金毘羅天堂が祭られていた。


   

      

          
 国指定天然記念物の「与野の大カヤ」で、ここは北側にある妙行寺の金毘羅天堂境内に
なり、「新・日本名木百選」にも選定されている。


 その説明パネル


 金比羅堂のそばに立つ「大榧(かや)と金毘羅天」伝説のパネルも。


   


 道路を隔てて北側の東永山妙行寺境内へ。


 山門を入った右側には京都の名木・北山杉の若木が数本、左手には妙行寺縁起が。




 まずは正面の大本堂に参拝後、境内をザッと一巡する。






 昨夜のわずかな雨で濡れた葉


 13時過ぎに山門を出て、住宅地の続く東側の市道をさらに北進する。沿道のハナミズ
キかと思われる葉の紅葉。



 500m余り進み、十字路を右折して東北側墓地の数段の石段を上がり、与野七福神の
ひとつで無住の「鈴谷大堂」に参拝する。
     

          
          階段近くにある「鈴谷大堂改築記念碑」とその碑文
   

 墓地前の道路を東進し、JR埼京線や東北・上越新幹線などの高架の手前で左折、埼京
線の与野本町駅に向かう。


 途中の民家に咲く菊



 少し先から駅前広場にかけてバラの植栽が続くが、花の見頃は過ぎているので見栄えの
ある花は少ない。






 駅近くの公園のカエデだろうか、黄葉も終わりに近い感じ。


 
 こんなモニュメントも。





 13時40分頃、JR埼京線の与野本町駅に着いた。

 まだ昼食前なので、以前も入ったことのある駅改札近くの「VIEDE FRANCE Cafe」へ。
パンの販売もしている。


 奥のカフェコーナーで、注文した「小海老のトマトクリームパスタ」とセットドリンク
のコーヒー(1,060円)で遅い昼食をした。



 昼食後、JRガード下の反対側にある「フードガーデン」で食品の買物をする。


 改札を入ってJR埼京線ホームに上がると、東北方間近にJRさいたま新都心駅周辺の
高層ビル群が望まれた。



 14時34分発の快速 新木場行き電車に乗る。15時43分に帰宅した。




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秩父市中心街に残るレトロな建造物を巡る③(埼玉・秩父)

2024-12-05 20:56:16 | ウオーキング
 2024年11月16日(土) (3/3) 〈秩父神社の西側、3つの通り沿い〉

 秩父神社を後にして秩父鉄道の御花畑駅や西武秩父駅方向に向かい、3本の沿道にある
国登録有形文化財の建物などを眺めながら西進することにする。

 秩父神社鳥居横の ボードには「秩父夜祭」と北隣の小鹿野町の「鉄砲まつり」のポスタ
ーが。


 神社前の十字路を北へ、すぐ先の十字路で左折した黒門通りに入ると、国登録有形文化
財の建物が3棟残っている。


 最初は「秩父銘仙出張所二」、大正から昭和時代に秩父銘仙の取引が賑わった頃、近郷
の織物工場が製品取引をするための出張所だった建物のひとつで、昭和初期建築のよう。

 現在は「山くるみそば」という蕎麦店として活用されているようで、秩父銘仙を着て来
たのだろうか、和服姿の女性が当時をしのばせる。


 西隣も国登録有形文化財で「秩父銘仙出張所三」だったところ。同様に昭和初期の建築。


 左側は、カフェ&バー「Shuhali」として営業していた。


 その先の国登録有形文化財の建物は「秩父銘仙出張所一」だったところで、やはり昭和
初期の建築という。  
 
 現在は「藤澤泰山堂」という印鑑の店舗で、左側は「泰山堂cafe」になっていた。 

 さらに西へ少し、わずかな間隔で続く二つの十字路の二本目を左折して南への通りに、
一部二階建の洋館風の建物が目に入る。 

 昭和2(1927)年建築の「近藤歯科医院」で、国登録有形文化財。

 近代の医院建築が数棟残る秩父市内でも、和洋の両特徴を兼ね備えた一例の建築として
挙げられる貴重な建造物だという。

   
 すぐ先の十字路を右折した左手には、「不思議な木」と呼ばれる1本の木が立ち、その
下には小さな諏訪神社(諏訪本宮)が祭られている。


 小さな社殿だが、ここに祭られているお諏訪様は秩父夜祭と深い関わりがあようで、そ
のことが傍らのパネルに記されていた。
    

 少し西進し次の十字路を左折して南へ、「天王横丁」とよぶ通りへ。秩父神社の鳥居前
から伸びる表参道「番場通り」との交差点際に、2つの国登録有形文化財の建物が並ぶ。


 手前(北側)は「パリ-」と表示された洋風建築は「カフェ・パリー」で、昭和2年建
築の店舗兼用住宅。   
   
 外側は近代洋風の様相になっているが、内部は店舗部分の調理場と客席を除いて従来の
木造建築の様相になっていて、昭和初期から昭和30年代にかけての秩父の賑わいを今に
伝える、近代商店建築の一つとして貴重な建造物だという。

 パリーに並び、番場通りに面していまも店を続けている登録有形文化財は、創業大正5
(1915)年という安田屋。
   
 昭和5(1930)年建造の木造建築の店舗兼用住宅で、味噌漬を販売している。


 回ってきた天王横丁を挟んで東側(秩父神社寄り)に並ぶ国登録有形文化財の建物は、
「旧大月旅館別館」で大正15(1926)年建築の木造2階建て。  

 屋根の四周に外壁を立ち上がらせた簡潔な装飾で統一されていて、アールデコの衣装を
感じさせるたたずまいで、当時は2階が遊技場で1階が従業員の部屋だったよう。
 
 現在は「Bar Shob 」として営業されているよう。

 交差点の南東側も国登録有形文化財の建物で「小池煙草店」だったところ。

 通り側の壁を高く立上げて背面側に鉄板葺きの片流れ屋根を架け、通り側は隅を丸めた
壁面としていて、窓周りの縁取りなどと壁面を色や仕上げで分けた、装飾性に富む昭和初
期の店舗兼用住宅。

 北面には赤の、西側には白ののれんが掛かっていて、現在も店舗として活用されている。

   その十字路から望む秩父神社への表参道 番場通り。
   

      
      反対の西に向かい、秩父夜祭の「東町屋台収蔵庫」前を過ぎる。


 右手に、淡い彩りの木造2階建て洋館が目につく。病院のようだが現在は営業してないよ
うで、中には入れない。 

 国登録有形文化財ではないかと思われるが、そのパネルなどは確認できなかった。
     


 次の十字路の東南側には、古くから営業していたらしい八百屋さんがあり、「八百好の
やさい屋さん」の看板が。




 御花畑駅と西武秩父駅の間を南北に走る、スタートしてすぐ通過した道路際に戻る。
時刻を確かめると、西武秩父駅発の次の電車にはわずかに間に合いそうにない。

 時間調整のために、往路では通過したそばの秩父三十四霊場第十三番札所の慈眼寺に参
拝することにした。

     
          門外にある地蔵堂にまずは参拝。堂内には大きなお地蔵さんが。
          


 西側の山門を入り、正面にある本堂に参拝した。

 慈眼寺は、その名のとおり「目」のお寺として知られ、眼病治癒の御利益があるとか。
     

 慈眼寺のパネル


 門に近い北側に「柴原弘道先生像」という石像があるが、どのような人か説明はない。
     


 向かいの南側にある蔵造りのお堂は経蔵で、中央部は一切経1630巻が納められた輪
蔵で、これを回すことで一切経の功徳にあずかれるという。
     

                    

 経蔵の右手の山門際には稲荷神社も祭られている。


 慈眼寺を出て門前の道路を南へ、秩父鉄道御花畑駅西側の踏切を越えて、西武秩父駅前
に戻る。



 駅前広場にあった「不思議な石」とその説明パネル。

 

 往路でも立ち寄った駅併設の「祭の湯」の商店街を抜けて土産を一品だけ求め、15時
34分に西武秩父駅改札前に戻る。

 
 15時42分発の飯能行き始発電車に乗る。


 今日巡った中の4か所で求めた土産品。


 今日巡ったエリア

                                      (了)



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秩父市中心街に残るレトロな建造物を巡る②(埼玉・秩父)

2024-12-02 13:06:15 | ウオーキング
 2024年11月16日(土) (2/3) 〈秩父まつり会館と秩父神社〉

 秩父鉄道 秩父駅と同じビル内にある「駅そば屋 ははそ」で昼食後、隣接する「じばさ
ん商店」に回る。












 秩父らしiい魅力的な商品が沢山あったが、1品だけ求めて13時38分にビルの西北側
から出た。



 駅前広場の西側には、秩父市のイメージキャラクター「ポテクマくん」デザインのマン
ホール蓋(ふた)が。





 広場の西北端から延びる通りを少し進むと「秩父まつり会館」がある。


 これまで周辺を通っても入ったことがないが、2日前に川越市の「川越まつり会館」に
入っていたので、ここも入館することにした。(入館料500円)
               

 秩父まつり会館は、毎年12月2日・3日に行われる、秩父夜祭りに関する笠鉾(かさ
ぼこ)・屋台(やたい)を主とした関係資料を展示しているという。

 秩父夜祭は、京都の祇園祭、飛騨高山の高山祭とともに日本三大曳山祭のひとつ。国指
定重要有形・無形文化財でtユネスコの無形文化遺産にも登録されている。

 1階の山車展示室に並ぶ笠鉾・屋台は、昭和の名工、坂本才一郞の手によるもので、
妙見信仰に関する因んで衣装を配していて、2台とも黒漆塗り金具打ち、彫刻は極彩色の
本格仕様の見事なもののよう。

 2階の資料展示コーナーでは、秩父夜祭の歴史、構成、関係省を展示しているという。

    
 「秩父まつり会館」の2つ折リーフレット表紙↑と裏面掲載の「秩父祭の屋台行事と神
楽」↓



 入館してまず目に入るのは、1階ロビー掲示の秩父地方各地の祭のポスター




  今年の秩父夜祭のポスター
  

   
   照明を落とした山車展示室に入り、2台の傘鉾と舞台を観覧する。


     







     
          秩父は夜祭なので何れも照明がきれいで、精巧な彫刻も素晴らしい。
          


 位置を変えながら一周して観覧し、周辺の展示パネルなども眺めた。


 この後2階に上がり、資料展示室を回って夜祭り関連の資料や展示パネルなども。
     









 秩父夜祭りの空を彩るスターマイン花火のいくつか。


 

       
          最後に、2階からも山車の上部を眺めた。
          











 14時13分に秩父まつり会館を出た。

 北側の「柞(ははそ)ノ森」と呼ばれる一帯は秩父神社。西南側に回り正面鳥居を入る。

 
 秩父神社は、秩父地方の総社で創建は二千年前といわれ、徳川家康が再建した権現造り
の本殿、幣殿、拝殿が並んでいて、本殿は埼玉県無形文化財という。

 なかでも左甚五郎作の「つなぎの龍」が有名。「子育ての虎」「お元気三猿」も人気が
あるよう。

 社宝の御輿(みこし)は県下最古で県文化財、例大祭は、いま観覧した秩父夜祭である。

 鳥居を入ると左手に、2021年7月7日の東京オリンピック聖火リレー第4区スター
ト地点のパネルが。


   
       右手、手水舎と会館のような建物の間のイチョウや北側の大ケヤキがよい彩り。
       
 

 正面の階段を上がり、朱塗りの門を入ると左手には開催中の菊まつりのテントがあり、
ちょうど見頃な菊の花が迎えてくれる。








 少し並んで拝殿に参拝した。



 拝殿上には極彩色の彫刻が目につき、これが↓「子育ての虎」だろうか・・・
 


 左手(北)に回り、屋根下につづく極彩色のみごとな彫刻を順次眺める。逆光になり、
少し見にくいが・・




 こちらが「お元気三猿」


 本殿前に奉納された秩父の銘酒樽



 背後の回廊にも菊花展の作品が並んでいた。








 南側に回って、さらに彩色豊富な彫刻を眺めながら進む。



 名工・左甚五郎作という「つなぎの龍」

 色鮮やかな彫刻は、2年前に完成した保存修理によるよう。

 一周して拝殿の右手前に戻った。拝殿前に結ばれたおみくじ。



 左手の菊花展を見ながら、境内を鳥居方向に向かって戻る。


     中門を出て左手の流れには、色とりどりの落ち葉が。
     




 14時35分に秩父神社を退社した。                  〈続く〉




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秩父市中心街に残るレトロな建造物を巡る①(埼玉・秩父)

2024-11-28 17:47:59 | ウオーキング
 最近は原稿入力や写真の整理などに時間がかかり、投稿の間隔がどんどん遅れてしまい、
今回は半月近く前のレポートです。

========================================

 2024年11月16日(土) (1/3) 〈秩父往還沿い〉

 11月14日の県民の日にあわせて発売される県内鉄道各社のフリーきっぷ、西武鉄道
では11月14日(水)~17日(日)に発売され、購入当日に限り県内の区間を何回で
も乗降できるので、これを利用して今日、秩父市内を巡ることにした。

      
 西武池袋線 西所沢駅の券売機でフリーきっぷ(800円)を求め、9時02分発下り飯
能行きに乗り、飯能で西武秩父行きに乗り換える。

 終点のひとつ手前、横瀬駅付近から望む日本二百名山のひとつ武甲山はやや霞んでいる。


 10時24分に西武秩父駅に着いた。





 まずは駅前の秩父観光情報館に入り、用意してきたガイド↓の最新版が無いか聞いたが、
数年前のもので現在はないという。
   

 それではと持参のガイドで、市内の中心市街地に残るレトロな建造物を巡ることに。

 駅前のイチョウは色づいているが、今にも降り出しそうな天気で色は冴えない。

 

 駅に併設の「駅前温泉 祭の湯」の土産物店街を少しだけのぞき、10時45分にスター
トした。


 東側に少し下り、秩父鉄道の御花畑駅西側の踏切を渡り北へ向かう。


 秩父三十四観音霊場の第13番札所慈眼寺は、寄らずに門前を通過する。


 秩父地方庁舎の辺りでは霧雨模様になったが、今日は傘は用意してない。



 すぐ先の十字路を右折して東へ少し、井上活版の小さな店舗の古い看板は逆版に!


 南東方に見える二子山も、霧雨に霞んでいる。


 秩父庁舎前の通りに戻り北へ、次の上町1交差点で県道73号線に出て、左折してすぐ
先にある矢尾百貨店へ。

 寛延2(1749)年に酒造業から始まったという、秩父で唯一の百貨店。1階の店内
のみ巡ったが、秩父の地場商品など魅力的な品ぞろいで客も結構入っている。



 2点ほど買い物をして店を出て、県道を東に向かう。


 沿道の両側には、古い商家などの建物が幾つか目につく。




     
      秩父童子像  
     
 本町バス停の周辺




 T字路の南西側にあった「本町 知々夫ブランド館」に入る。



 秩父夜祭りの紹介パネルや、秩父の小物などの販売もしていて休憩もできる。
     





 コーヒーセット(焼き菓子付400円)を注文して小休止した。


 次の本町交差点の手前に、2つの国登録有形文化財の建物があった。

 手前は旧新井商店の店舗と主屋・商品倉庫など。

 明治初期から大正初期建築のもので、北隣の皆野町にあった仲買生糸商・新井商店の建
物を移築したよう。


 東に隣接する国登録有形文化財の建物が「秩父ふるさと館」


 秩父銘仙や小物などの販売、「知々夫手づくり工房」、蕎麦処などあり一巡したが、買物
や食事は省いた。








     

 本町交差点を北へ、すぐ先の十字路の北東側に残る古い2階建ての建物。


 その十字路を右折、細い通りを東進すると、秩父の織物産業隆盛の頃の名残、ノコギリ
屋根の建物が残っている。

  
 道路南側のウルシが色づく。


 次の小さな十字路の北西側には、「たから湯」と呼ぶ銭湯の建物も残っている。


 その角を右折してを南へ、本町交差点から東に伸びる国道299号線・秩父往還に戻る。

     
 すぐ先の路地を北に入ると、蔵造りの建物が「ギャラリーかみいし」(入館無料)があり、
「森 花枝 個展」を開催中。
         




 不在だが「自由にご覧を」との書き置きがあり、一巡して観賞した。
     

          


 
 隣接する以前は映画館だったという建物。今日は貸切営業になっていて、間もなくコン
サートが開催されるようで入館者が並んでいた。



 すぐ先には、明治初期建造の商人宿を活用した「ほっとすぽっと秩父館」が。



 手づくり小物など彩り豊富な商品がたくん並び、休憩スペースもある。






     

 左手中ほどの棚の下には、100年以上前から内井戸として使われた古い井戸が残って
いる。

 「柞の井戸」と呼ばれ、井戸の水脈は「平成の名水100選」に選ばれた武甲山の伏流
水で、パワースポットとして人気のよう。



 入口横や縁側では地場野菜の直売も。


 東側の駐車場の奥には、やはり武甲山の伏流水だという「やまとの井戸」もある。



 次の、秩父駅前からミューズパーク方面に延びる通りとの交差点の先には、ちょうちん
店が。   


     


 さらに国道299号線を東へ、次の交差点の東北側に武甲酒造の重厚な店構えが目につ
いた。やはり国登録有形文化財である。
     


 入口上に大きな杉玉が下がり、店内にはたくさんの銘酒が並ぶ。




 普段わが家では日本酒は飲用しないが、正月用にでもと考え小さい300㎖の特別純米
酒「武甲正宗」(495円)を購入した。
                          
 秩父駅に通じる交差点に戻り、左折して秩父駅に向かう。古い食堂の壁面一面を覆うツ
タが色づく。


 道路の南面突き当たりが、秩父鉄道の秩父駅と地場産業センターの建物。
                                     


 1階正面が秩父駅の出会札口で、右手の「じばさん商店」に入ると、秩父市のイメージ
キャラクター「ポテクマくん」が迎えてくれる。


     

 すぐ横のコーナーは「駅そば屋 ははそ」で、その奥では秩父の産品や土産物などを販売
している。



 13時近いので、まずは駅そば屋に入り、肉汁うどん(880円) を注文にして腹ご
しらえをした。                              〈続く〉      
 

 



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埼玉県民の日・川越の美術館や博物館など巡る③(埼玉・川越)

2024-11-25 17:10:00 | 美術館・博物館・展覧会等の観覧
 2024年11月14日(木)(3/3)=川越城本丸御殿から喜多院へ=

 川越市立美術館と博物館の観覧を終えて、道路を隔てた南側の川越城跡へ。


 東側の初雁球場では試合中のようで、場内放送のアナウンスや歓声が聞こえる。


 南側にあるのが埼玉県指定有形文化財の「川越城本丸御殿」。ここも今日は無料公開
(通常は入館料100円)されており、正面の玄関から入館して順路に従い観覧する。


   まずは「川越城本丸御殿」リーフレットから「川越城の歴史」と「本丸御殿の歴史」
   

      

 本丸御殿案内図
 



     







 観覧順路の途中にあった「空から見た川越城跡のパノラマ」 
























     
     建物内を一巡して玄関に戻り、13時32分に本丸御殿を後にした。

 
 東側の三芳野神社境内には入らずに西側の園路を南へ、神社参道の南西端付近にある
ハナミズキがよい彩り。


 人通りの少ない市道を南へ、川越市上下水道庁舎前を通過する。


 庁舎前には「川越市民憲章」のパネルが。


   すぐ先にある浮島稲荷神社境内に入ると、大イチョウが色づき始めていた。
     


 拝殿に参拝して境内を南へ、鳥居の方に向かって進む。



 
     浮島の一角に、もうスイセンが咲いている。
     

 かなり色あせて読みにくいが、昭和57(1982)年製の説明パネル。


 近くで、バラが何輪か咲き残る。


     
 鳥居を出てさらに南進して喜多院(きたいん)入口交差点を渡り、広い境内の喜多院の
東側にある山門前へ。


 山門の右手前には、2007(平成19)年3月28日、天皇・皇后両陛下(現在の上
皇后さま)がスウェーデン国王・王妃陛下とともに訪問された時の行幸啓(ぎょうこうけ
い)記念碑が。
     
 
 背後は、喜多院第27世住職で将軍家康公の信頼あつく宗教政策の顧問的存在だったと
いう、天海大僧正(てんかいだいそうじょう)(1536~1643) の立像。
          

 山門を入り、まずは正面の本堂に参拝。


 喜多院は、830(天長7)年の創建で川越大師として信仰を集め、正月のだるま市が
有名。「家光誕生の間」や「春日局化粧の間」など重要文化財が数多く残っている。

 本堂の左手前にあった「苦ぬき地蔵尊」にも参拝した。



 このあと、境内で開催中の「小江戸 川越菊まつり」会場に入り、見事に仕立てられた菊
の数々を鑑賞する。




     

          





     


     

 こちらは、会場の一隅にあった小学生による「新聞紙によるちぎり絵」の展示。





 さらに反対側のエリア(北側)に回り、入口方向へ向かう。














     



     

          






   菊花展会場を出て、北側の木遣塚↑や多宝塔↓の横を通過する。
   

 14時10分過ぎに境内北側から喜多院を後にした。

     
 かなり遅くなったが昼食をと思いながら進むと、すぐ先右手(東側)に時の鐘のミニ版
のような塔が目につく「茶そば 寿庵」という蕎麦店があったので入ることに。


 以前も、喜多院に来たときには何度か目にしていたが、入るのは初めて。

 
 抹茶入りのとろろそば「やまびこ」を注文(1050円)する。

 盛りもたっぷりあり、美味しくいただいた。

 14時47分に寿庵を出て、本川越駅方向に向かう。喜多院の北西側の路地にある民家
のみかんが色づく。


 埼玉病院横を西進して少し南へ、10月11日(金)に「丸広川越店」での仏像彫刻展
に来た際にも入った川越市の産業観光館「小江戸蔵里(こえどくらり)」に東側から入る。


 小江戸蔵里には4つの土蔵造りの建物があるが、こちらの「つどい処」と呼ぶ展示蔵は
初めて。だが展示物などはわずかで、ザッと見ながら通過した。




     

          隣の「ききざけ処」は、10月にも入ったので通過するのみに。
          




 最後に「おみやげ処」に入り、「川越芋カステラ」のみ購入して駅に向かう。


     


 本川越駅も入る駅ビル「PePe(ぺぺ)」に北側から入り、商店の間を抜けて西武新宿線
本川越駅へ。



 15時37分発 西武新宿行き急行電車に乗り、帰途につく。

   今日巡ったエリア
   

                                      〈了〉

 



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埼玉県民の日・川越の美術館や博物館など巡る②(埼玉・川越)

2024-11-20 10:16:52 | 美術館・博物館・展覧会等の観覧
 2024年11月14日(木)(1/3)  =川越市立美術館と市立博物館=

 川越市の蔵造りの街並みを巡り川越まつり会館を観覧後、市役所通りを東進して、川越
市立美術館前へ。



 10月26日(土)~12月8日(日)、特別展「江戸のお洒落装身具」展を開催中だ
が、当館も県民の日の今日は無料公開なので入館して観覧する。(通常の入館料600円)。


   特別展の狙いなどについて、リーフレットから。


   
 江戸の装身具として、袋物や髪飾り、そして江戸風俗の世界が紹介されていて、撮影禁
止なので、リーフレットでそのわずかな一端を。
      

 会場は「1 袋物さまざま」 「2 女性のお洒落・男性のお洒落」 「3 オランダ好み」
「4 お洒落アイテム逸品・稀品」の4つのコーナーに分かれている。

 展示されていたのは、縫袋、煙草入れ、守り袋、袂落とし、鏡入れ、懐中鏡入れ、箸差
し、千代紙、飾り箸など、あわせて252点という多数の小物などで、江戸の人達のお洒
落のための持ち物などが多彩だったことが伺えた。

 常設展示室では「小特集:中村一美 相原求一郎の画業3」という展示を開催していた
が、こ地らも撮影禁止だった。

   
 1階の小さい展示室のひとつでは「古民家惠比壽屋 織り工房 英」の展示があり、美し
い反物などを展示していたので、観覧して撮らせてもらう。
  





     

          

     

          



 さらに、向かいのタッチアートコーナーで展示の「有田有紀展 おもちゃカラー」展も
一巡して観賞した。
   









     



 12時10分頃、川越市立美術館を出た。建物の南側に展示されていた鉄製のアート。

 「オニムシの夢」という金沢健一氏の作品のよう。


 隣接して並ぶ、美術館と同様な和風の建物が川越市立博物館。ここは入館したことが
ないが、美術館同様に今日は無料公開なので入館することに。(通常の入館料200円)


     リーフレットに掲載の、当館の案内とレイアウト
     



 最初に常設展示室へ。入口を入り正面が「《近世》小江戸 川越」展示コーナー。江戸
を支えた城下町川越の特色を、町と村、文化、新河岸川(しんがしがわ)の舟運などの
テーマでの展示している。

 展示物は沢山あるが、ほかの各コーナーとも目についた展示の一部を紹介する。


     





 この後行く喜多院の前身、北院の第27世住職・天海僧正(1536?~1643)

     









 次は中央部北側の「《近・現代》近代都市川越の発展」というコーナーへ。






     



     

          

 奥まで進んで南側の「《原始・古代》川越のあけぼの」コーナーに回る。








 さらに「《中世》武士の活躍と川越」コーナーへ。
     
          太田道灌
          

     
          
 一番奥の「《民俗》川越の職人とまつり」というエリアは省略した。

   
 常設展示の観覧後、右手の特別展示室で開催中の「第51回企画展 ノガタとサトカタ 
-武蔵野の農業と技術-」会場へ。
     






 水塚の家










 代掻き(しろかき)の写真





 私も、県内小川町(当時は隣村)での小学生時代、旧暦10月10日の「とうかんや」
に用いたことがある「ワラデッポウ(藁鉄砲)」。
  
 これを庭先で叩き、音に驚いたモグラを追い出すという行事だった。 
                                

 武蔵野の落ち葉堆肥農法の用具など               


 明治43(1910)年8月、市中心部を流れる赤間川(あかまがわ)が氾濫した様
子だという。                            



 企画展を観覧後に中庭に出た。

 庭にはたくさんツワブキが咲き、その中ほどにある水琴窟(すいきんくつ)のところで
石に水を流して軽やかな音を聞いた。




 入口付近まで戻って思い返し、省略した左手奥の展示、「《民俗》川越の職人とまつり」
コーナーをざっと一巡して観賞した。                
     





     
 
 13時12分に川越市立博物館を出て、南側にある川越城本丸御殿に向かう。〈続く〉




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埼玉県民の日 川越の美術館や博物館など巡る①(埼玉・川越)

2024-11-17 22:04:21 | 美術館・博物館・展覧会等の観覧
 2024年11月14日(木)(1/3)  =蔵造りの街並みと川越まつり会館=

 「埼玉県民の日」の今日は、県内の公立の博物館や美術館などが無料公開されているの
で、それらを複数観覧できる川越市内を訪ねることにした。

 西武新宿線下り電車で、終点の本川越駅に定刻より3分遅れた9時44分に下車した。


     
 改札を出て斜向かいにある「本川越駅観光案内所」で川越市内のパンフレットなどを
入手して、9時52分に東口をスタートする。

 北側の広場では来る本位置を開催中で、幾つかのテントに古書店が出店していた。


 その先には、写真入りの立派な観光案内パネルが。

 
 北進して、以前より拡幅された通りを少し進むと蔵造りの建物が残っていた。





 連雀町交差点の先は、以前と同じ片側1車線ずつの車道で歩道も狭いが、着物レンタ
ル店や趣ある店舗も幾つか目につく。
     

          

 川越七福神のひとつ、「連馨寺(れんけいじ)」には参拝せずに通過する。


     


 仲町交差点を過ぎると蔵造りの町並みとなる。
 

 市の伝統的建造物に指定されている洋館「山吉ビル」。もとは呉服店や山吉デパート、
丸広百貨店として使われていたよう。

 
 その先にも、古い洋館が幾つか目につく。



 蔵造りの建物が増えてきた。






 その中心辺りの交差点際にあるのが、国の登録有形文化財の「りそなコエドテラス」。
   
 大正時代に建築された旧八十五銀行本店で埼玉銀行の時代が長く、最後は埼玉りそな
銀行川越支店だった建物を活用した施設で、現在は1階にカフェのみオープンしていた。


 さらに蔵造りの通りを進む。


   2つめのT字路を入った東北側には、川越のシンボルともいえる「時の鐘」が。
   






 蔵造りの家並の終わりに近くに「川越まつり会館」がある。

 いままで何度も川越に来ても通過していたが、県民の日の今日は無料公開(通常の入
館料300円)なので入館した。


    館内は、今年3月1日にリニューアルオープンしたという。
   




 
     
 廊下を進んで突き当たりを左折すると、天井の高い広いエリアにユネスコ無形文化遺
産や国指定重要無形文化財になっている川越まつりの山車が2台展示されている。
 
      
     照明が低めで撮りにくいが、周辺の飾りもの幾つかとともに。
                  

      右の山車は、旭町3丁目の「松平信綱の山車」
     

          

     

          

     左の山車は、菅原町の「菅原道真の山車」    
       

          

     

 周辺のディスプレイも。


 展示室の左手の映写室では、3面スクリーンで川越まつりの魅力を伝える映像を定期
的に上映しているが、この先で幾つもの建物などを回る予定なので観覧は省いた。

 2階に上がってこちらでの展示も順次観覧する。






 10時52分頃、川越まつり会館を出て、すぐ先、北側の札の辻交差点で右折して市役
所通りへ。


 川越名物「芋ようかん」の店など。


 市役所の方からは、環境に優しい電気ボンネットばすが。



     次の交差点の北東側が川越市役所で、敷地の西南端には太田道灌立像がある。
     


 さらに進むと、南側に「川越城中の門堀跡」が復元されていた。







 

 「道灌まんじゅう」の店の前を過ぎると、川越市立美術館が近い。〈続く〉




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