2010年2月
包丁の会の名人の、鋸目立て作業に触発された訳ではないが~自分の鋸を目立てすることにした。(~実際は触発されている(笑))
実は、鋸の目立てをするのは初めてではない~でも頻繁にするわけでもないので、上手でもないが切れるようにはなる~切れなくなったらまた研げばいい~それでいいってな感じの技術レベルだ。
僕は、替刃鋸は買わない性分だ。カッターナイフならともかく、あの刃を燃えないゴミとして捨てる気にはならず、最初から買わないことにしている。メンテは好きだから、愛着も出てくるというものだ~という昔堅気の肥後モッコスですが~なにか
さて鋸は、手鋸は各種6本、電気丸ノコ2枚、電気チェーンソー1台を持っているが、今回手がけたのは、独身時代に買った折りたたみ式の鋸~もう30年モノくらいになる。
目立て作業は、テーブルの上に新聞紙を敷き、辺の角に押し当てたり、テーブルの上でやっている。小さい鋸なので、『鋸万力』など要らず、左手で押さえて十分できる。
歪み取りの『金床』も無いが、床の上で『歪み鎚』代わりの金づちでコンコンすればたいがい治る。
”アサリ出し”は、ラジオペンチでやってて、鋸刃をポキッと折った事があるので、しない事にしている~。
それに、目立て作業の前の、『ひっこき』(鋸目の高さが均一になるように、刃先をヤスリで水平にさっと削る作業)もしない。
何もしないようだが、結局やることは、三角形の刃の面をヤスリで削るだけ。しかし、一つ置きに△の刃の1面を削っていく~一つの△には2面の刃があり、一つ置きだから、全部研ぐためには、表面・裏面からと2往復しなければならない根気のいる目立て作業
文章では説明しにくいので、△▲を鋸の刃と見立てて説明すると~。
横から見た鋸の刃=△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△
上から見た鋸の刃=△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△
これにヤスリをかけるには、例えば▲の刃の▼面を研ぐには、一つおきに平行的に進め、表面・裏面からと2往復しなければ、▼△の両面(合計4面)を研げないのです。
サンドペーパーで、ミネ(横っ腹)の錆を落として、オイルを塗れば新品の様な輝きになりました。
この作業は、晩御飯食べてからの夜ナベの仕事で、2本の鋸を2晩かけて仕上げました。
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