Goo・ちょき・パーで、なに作ろう!

定年退職してしまいましたが、再任用でまだまだ老後の蓄えをしなくてはなりません。それでも悔いのない人生にしたいと思います。

大人のおもちゃ?子どもの身も心も痺れた、ハッドキ!展示会!

2012年05月23日 23時13分43秒 | Weblog

2012年5月20日

この日、菊陽町のさんさんの湯で、ハッドキ(石油発動機)の展示会があった
本命はホームセンター:ハンズマンでの買い物予定だったが、懐かしさに思わず立ち寄った
昔の発動機はどれも重厚な作りだ
『熊本県石油発動機愛好会』のみなさんは、ユニック車に4~6台くらい積み込んで集合 どのトラックにも○○自動車整備会社の名前があった。



駐車場の1ラインに、約20台もの昭和40年代くらいまで実際に使われていた石油発動機が並べられた
どれも昭和初期製造のモノで、今では無い会社ばかりだが、kubotaも見つけた




これは、水道ポンプとして使われていたそうで、イメージを再現。
青いパイプに短く黒いパイプが、井戸に伸ばす長い水道管のつもりだという






これは珍しい一品
左の茶色のタンクは、プロパンガスボンベを切ったもので、20L位の冷却水補給の水タンクの外付けを自作したものだった長時間運転無給水を狙ったものだろう



タグをインターネットでググったら、どうやらアメリカ製らしい



オッサンたちは、あちこちでエンジンを起こしていた
点火プラグ式も最初は燃えやすいガソリンを少し注油して、デフコン(デフ・コンプレッサー)レバーで圧縮を抜き、弾み車を回して惰力が付いたところでデフコンレバーを戻しシリンダー内の圧縮をかけ始動する仕組み。
エンジンがかかれば、石油(灯油や軽油)に燃料を切り替える



どうして詳しいかと言えば、我が家にもハッドキがあって、小学校上級生になった頃には始動を任せられていたからだ
その頃の呼び方は発動機ハツドウキではなく、ハッドキだった




内燃機関で冷却は水冷式なので、時間が経つと沸騰し始める
ヨモギを突っ込んで煮てあった(笑)



点火プラグ式が普及する前は、焼き玉式(グローエンジン)
外部から小さなボイラーを炎を出して燃やして、焼き玉付きシリンダーを充分に熱したら、シリンダー内に燃料(重油)を吸気し、焼き玉の熱で爆発させる方式の古い発動機。
昔の船舶(ポンポン船)はこのタイプだった。
今でも、ディーゼルエンジンはグローランプが点灯するまでしばらく焼き玉(ニクロム線)を焼く方式が残っている。

焼き玉式エンジンは非常に大きく重かったが、ダイナモ(発電器)とスパークプラグ(点火プラグ)が普及すると、この灯油や軽油を燃料に出来る石油発動機を製造販売する製造所が雨後のタケノコのように100社くらい登場したそうだ




構造はどのタイプも基本的に同じ
ガラスの筒が上部に乗っているのは、”オイラー”で、ピストンとシリンダーの隙間に送る潤滑油タンク



燃費と馬力の低さに、小型ディーゼルエンジンやガソリンエンジンが開発されはじめ、競争についていけない会社は自然と淘汰されていった
これは、現在も生き残った会社のクボタ製だ




同じ機種・型式だが、別の所有者~プーリーにVベルトが掛けられるプーリーを付けてある(下)



現役で動いている



これはデカイでも、排気量が1000ccを超えても、8~10馬力くらいだった
集落の精米所にこの手のデカイハッドキがあった
非常に熱効率が悪いので、田舎でも昭和40年くらいには小型ディーゼルエンジンや、ガソリンエンジンに替わってしまった。






弾み車がのっぺらな機種を見つけた。巻き込み防止ののっぺら安全設計か













クランクシャフト・カム、下にはエンジンオイルが溜まるオイルパン~ギヤボックスカバーを勝手に開いてみた
右側にピストン・シリンダーが横に寝て、シリンダーの回りを冷却水が取り巻いて沸騰の気化熱で冷やす仕組み。

コレコレ、構造や動きが良く分かる~子どもの頃は目を輝かせて見入っていた
始動前に、アチコチに注油して手間をかけ、力を入れて弾み車を回し、スッコンスッコンと、息を吸う~タイミング良くデコンプを離すと~ポンパンッポンパン・スッコンと失敗
もう一度繰り返す、スッコンスッコン、スッコン・スッコン、~ポンパンッ・ポンパン・ポンパンッ・ポン・ポンッ・ポン・ポンッ・ポン・とやっとエンジンがかかり、燃料コックを切り替える~煙の色が変わる~この煙の臭いが好きだった








赤い電線は、ダイナモから点火プラグへつながっている



岡山市 土肥工業のトヒ発動機 と読めた。
1分間に600回転 で5馬力が得られていたようだ。
燃料の灯油のオクタン価が低いため圧縮比をあまり上げらないから、回転も高くできず、馬力もこの程度だったようだ。




ダイナモからの電線も裸線でこんな感じで巻いてあったもんだ
二つのバネは、給排気の弁のバネで露出していて、始動前にはここにも注油していた。
左のロート型は、マフラー




ナショナルが目に入ったけど、松下製ではなく、大島式



やはり、動きと音が無いと伝わらないと思い、探して張り付けました。
苦労して始動する、いい歳したオヤジたちの愉しみを見て下さい
これぞ、道楽、大人のおもちゃハッドキです

始動解説(僕は製造会社と関係ありません!)
http://www.youtube.com/watch?v=HWOCGCKSlo4


焼き玉エンジン
http://www.youtube.com/watch?v=FPrCSbIhzBM&feature=related

ヤンマー
http://www.youtube.com/watch?v=049G84e3ejo&feature=related

手回し始動
http://www.youtube.com/watch?feature=endscreen&v=c07T4dph5mo&NR=1

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GWは安近短~鞍岳キャンプ!

2012年05月23日 00時04分10秒 | Weblog

2012年5月5日

秋の海に浮かぶ鞍岳さん
菊池・鹿本地方からは東の方角に鞍岳は見える。
阿蘇火山の外輪山を構成し、古くから登山に親しまれた山だ
鞍岳はその名のとおり、馬の鞍に形が似ている命名みたいだ。
左側の高いトンガリが前橋で男岳で、右側の丸みの高い所が女岳(1090m)の後橋に当たる所で、その間がシートになる。
http://www.pacarun.com/Psaddlefit-02.html

さて、時はゴールデンウィーク
子どもも成人するとGWとは言え、もう『どっか連れて行って!』は無い
しかし、ちょうど息子たちも帰って来たので、キャンプに行くことになった
安近短で息子たちが小さい頃からの行きつけのポイントだったから、『キャンプに行こうか!』の調子
ちょっと時間があれば十分楽しめる場所である

ちなみに、位置関係はこれを参考に出典:Google
東には阿蘇、北東部には菊池渓谷や大分県中津江村のオートポリスがある。





子どもの日の天気は最高だった
すでにお昼時間なので、到着するなり、テント設営と、調理器具配置、燃料集めをテキパキとする
我が家のキャンプは、完備されたオートキャンプ場は利用しない
飲食からトイレまで、すべてサバイバル的に自給でやるのがモットー



薪の収集にはさほど苦労はしない。
周辺に整理伐採された松や檜はたくさんある。
雑木を長いまま引きずってきて、鍛冶屋で作った手作りのナタやナイフで薪にする
ご飯が炊けたら、炭の火でのバーベキュー
遠赤外線で焼き上げるのと、大自然の中での食事はうまい



食後は各自休憩~持参のハンモックを木々の間に吊して一眠り
標高1000mのここは、車もあまり来ない。
周りからは小鳥のさえずりと涼しい風pipipi



キャンプの位置は、このマップでは女岳下のN字付近かな
家族のフィガロ君とレオちゃんもお昼寝から起き出したので、周辺を散歩することにした。

 

山道を東にしばらく降りると、跡ヶ瀬牧場の広大な牧草地が広がっている~前の地図参照
向こうに白く見えるのが牧舎
鞍岳の裏側(東側)はともかくなだらかで雄大な高原が広がっている。



フィガロ君とレオちゃんは広々としたドッグラン草地に大はしゃぎで走り回った~そして牧草のデザート?食事?



午後4時くらいから夕食の準備開始
子どもたちには夜のキャンプファイヤーの薪を大量に集めさせた
薪は直径10~15cmくらいまでの出来るだけ経の大きなものを集めさせた。
メニューは定番の、ダッチオーブンを使った鶏肉と野菜の蒸し焼き~料理は生ゴミを極力出さないように、自宅で刻んで来る事にしている。
バターを溶かし、鳥もも肉、ジャガイモ、タマネギ、トマト、人参等を塩コショウで味付けるだけ~蓋をしたら、炭を乗せオーブンとして上からも焼く

 

今回は長男の高校時代の友達2人も飛び入り参加~
全然大歓迎~若い者の食欲旺盛さは見ていて気持ちがいい
彼らもまた、薫製の準備をしてきていた
煙の具合もいい感じ~後で酒の肴にいただく事になる

 

暗くなる前に、夕食を済ませた。もちろんアルコール付き
こんな感じで、標高1000mの夜を迎える



この夜はスーパームーンと数日前から言っていたので注目。
10数パーセント大きく見えると言うことだが、携帯カメラではよくわからないが、肉眼ではいつもより確かに大きく見えた。
写真の木の葉の上の白い煙が、阿蘇中岳の噴煙で、ここからもハッキリと見える。

山上はやはり冷えてくる
長袖を着ないと寒くて仕方がない~昼間集めた大きな薪を宴会の間燃やし続けた
火を見るのは良いものだ~しかし、煙はどうして俺の方にやってくるのかとみんなが煙たがっている

 

2012年5月6日

やはり山の朝は冷え込んだ~野鳥の鳴き声をテントの中で聞きながら目を覚ます~だんだんと山が起き出す感じが分かる。
夜露が雨のように濡らすのは経験済みなので、薪にはシートを被せて防水していた。
ガスがこもる中、着火もスムーズにいって、妻が朝食をこしらえた
ご飯と、みそ汁、目玉焼き、ダッチオーブンの残りが朝食メニューだった




朝食後は、鞍岳登山~
キャンプ位置からは30分くらいで頂上が望める。
普通の運動靴で気楽に上れるのもキャンプあっての事。
途中、薄ピンクのドウダンツツジが満開だった

 

頂上は標高1119m
山頂はどこでも360度パノラマだから、やっぱりこの眺望と空気が醍醐味には間違いない。
直線で約6km離れたオートポリスの爆音も聞こえてくる
北東部には目の前にツームシ山~九重、阿蘇山、西に雲仙などが広がる。

たまたま今日、東京のスカイツリーが開業した
スカイツリーはムサシで634m鞍岳頂上は、それよりも485mも高い所からの眺望となるどうだ勝ったぞ

さて、ツームシ山のツームシってどんな虫って昔から疑問だったが、一説にはタマムシの事ともあった。
コガネムシ類は『ガネンズ~』と言い、クワガタムシは『オンヅ』と言っていたが、ヅーやツーは堅い外羽を持つ”甲虫目”を指して使っている。
怪我をした時に出来る”かさぶた”を”ツ”、”ツが出来た”と言っているが、堅いかさぶた様のモノを”ツー”と発音するのかもしれない。
つまり、ツームシ山はそんな甲虫の形をした山だからそう命名したのかもしれない
近くにはオケラ山もあり、昆虫の名前の山が確かにある





さてさて、テクテク散策歩いて~キャンプに戻って、あっという間にお昼の準備
~食後の後かたづけと、テントをたたみ、火の後始末をして下山。

途中、麓の四季の里で温泉を楽しんで帰宅
日が高いうちに自宅でテントを乾かし、刃物を研ぎ、重たいダッチオーブンや、ススだらけの鍋を磨き、食器類を綺麗に洗い物して、キャンプ用品を次回のために収納するまでがキャンプとしているので、最初から、最後までいつもうるさいオヤジを通している
でも、これをいい加減にすると、一時のイベントで道具は終わってしまうと思うので、徹している
次回は息子嫁や孫連れになる事を期待しよう

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