2012年7月1日
日曜日はゆっくり寝ていたいのもあるけど、目が覚めてしまう
さて、彫りの作業は、気まぐれと言えば気まぐれ的に、波から角、爪へと、アチコチのヶ所に飛んでしまう
でも、目となれば、ハマリという気持ちのテンションが必要となる
こんな小さな目であれば、微細な神経集中が必要となる
故に、朝一が失敗が少ない
眉間にシワ寄せて、遠くに漂う宝珠を狙う鋭い目を彫りたいのだ
目が一段落したら、またあちこちに手を入れる。
鱗にはまだ手を着けていないが、体を曲げた圧縮部分は密になり、伸びた方は粗か間延びの形になるのかななどと思いながら下書き
夜になれば、部屋に持ち込んで、寝る前に眺める
オカシイ所を見つける、あら探しの時間だ
7月8日
だいたい一週間おきの作業
これは、浮き彫りの底面の平彫り
カンナがかけられるなら楽な作業だが、狭い空間の底を平らに削り出すのは難しい
1円玉くらいの大きさをノミで削り、その隣で同じように削り、接線をだんだんつなげて同じ高さに削り、広い平面に仕上げる。
楽をしようと、浮き彫り部分を支点にして、変にこねたりすると、負担がかかった材がポキッと折れてしまう
この日も室内の食卓での作業のため、削り屑は掃除機で吸い込みながら行った
龍の髭は浮き彫りにしないと仕方ないが、髭の丸みを出すために、髭の太さで、くびれを入れることにした
目の前の焼酎を、飲み飲み~という訳にはいかない
7月14日
宝珠の彫りだしと、波の細部のヒダの彫りだし
後ろ足の踵辺りに生える、棘の彫りだし(本当に棘があるのか)
遠くの富士山と、遠くの波 なかなか距離感があって良いと思う
蛇腹の彫りだし~なあ~んか、蛇の生臭さが臭ってきそう
宝珠を指さす指のアップ~この後、爪を研ぐ~ポキッと行きそう
問題の鱗(ウロコ)~どうしようかと、さんざん悩んだが、やはり、リアルを追求した
とりあえず、1枚、1枚をウロコ状にに菱形を並べるが、どうもしっくり来ない
そこで、1枚ごとのウロコに凹を彫って、立体の厚みを出すことにした
ひたすら、1枚、1枚
ひたすら彫るも、結局、この菱形は後で全部やり直す事になる
食後の夜も、テーブルの上で彫り続ける
やり直したのは、この扇形に変えたこと。この方がなんとなくリアル感があって、菱形から扇型にやり直した
枝分かれした一番細い角が、ポキッと折れた
接着するまで無くさないように、別にして取っておく
とりあえず、夜な夜なの反省会
就寝前に、夜な夜な、羊ではなく、鱗の数を数えてみた 大小、半形合わせて、なんと410枚もあった。きついわけだ
完成までもう少し~続きは後日アップします
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