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材にならない部分に見切りを付け、有効な容積を観て何を彫るか考えた~
妻のリクエストは、『カワイイもの』なので、ふと見つけたキーホルダーに付いていたキューピーを彫ることにした
さて、これをこの柱に収めるとなると、自ずと3次元的な比率により大きさが決まってくる。
マジックで、レイアウトを簡単に描画する。
赤ちゃんが、柔らかい篭に入っているデザイン
余計な部分は、大きなノミで大胆に削る
第1刀で、左額の釘跡の穴とクギの鉄分の着色が意外と大きいことに落胆した
窪んだ所もガンガン彫り進むが、中程に縦にひび割れが長く入っている~
後で指が折れやすい原因となった
彫っては描き直し、また彫る
プロなら、勘により彫るのだろうが、こちらは素人~不安になるので何度も繰り返す
細部は、ノミから彫刻刀に持ち替える
カワイイ、丸っこいお尻が出てきた
何度も怪我をしたので、皮の手袋が必須アイテム
キューピーちゃんには小さな羽があるから、エンゼルでもある
縦割れのヒビは、右手の指の深くまで入っていて、グラグラしている~困ったモノだ
角の左足のかかとから、つま先部分まで、欠けた
力ずくでノミを入れていると、必ず角や台との接地面に力が集中し、弱いところから欠けるのが木材の弱点
つま先のデザインの変更は材的にも余裕がない~木工ボンドでとりあえず接着し
頭部も時々削るが、だいたい後回しになる
左足の指~丸っこい甲の部分や、指の膨らみ
右腕に挟まれている耳
篭と、頭の狭い隙間を、細いノミで削る
U字の彫刻刀が届く限り彫る
これが、左額の釘跡の穴とクギの鉄分の着色部分~
どうするか~
深部まで入っているので、表面を削っても綺麗にはならない
ならば、取り除くしかない
ドリルで深くまで取り出し、木工パテで穴を埋めた
後頭部の狭く深いところには彫刻刀が思うように入らない
持っている刃物をいろいろ取り出しての切削~
ポヨポヨの髪の毛が、頭頂部に向かって集まっているところ~
赤ちゃん版リーゼントorモヒカン
いずれも作者には無い所
側頭部からの髪の生え上がり
V字の彫刻刀で細く、細く
写真下の白い部分は、木工パテで穴を埋めた跡
毛並みは直線ではないから、頭頂部に向かって緩やかな渦を巻く感じ
実は、頭部は何度も修正を加えたところ
頭の形、デコチンの出過ぎ、目、鼻、口~どこも巧くは彫れなかった~
前編の紹介はここまで
後編はいよいよ完成です~お楽しみに
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