可変式砥石台座を作りました!
子どもの頃から刃物が好きで、必須アイテムの『肥後の守』を光らせるために、砥石とは古いつきあいです
人吉市に単身赴任中、3年間鍛冶屋(岡秀)に通い、ナイフなどたくさんの刃物を作ったことで、砥石のこだわりも一変しました
http://blog.goo.ne.jp/saisyohagoo_1959/e/28fba33dd82242f8daf712210eb4297e
現在持っているのは粗砥・中砥・仕上げ砥で10個くらいです
砥石には台座付き(中央2つの仕上げ砥石)もありますが、接地面が小さくぐらつきやすい~無いモノがほとんどで、台座がないと安定しない~の欠点があります
もちろん市販品はありますが、自分で作ってみました
台座の板は、彫刻材料の『ほうの木の板』、砥石を受ける自前の竹材、ネジ類は錆びないオールステンレス製
可変部の砥石を受ける孟宗竹を、金具の幅にカンナでだいたい合わせます
砥石を受ける孟宗竹を、グラインダーで綺麗に磨きます
台座の板を、砥石の幅より広く、丸鋸で切り出し
台座の幅に合わせて、砥石を受ける孟宗竹を切り出します
さて、可変部の溝を彫る準備です
持っている砥石の長さは、21cm~26cmの種類がありましたので、その長さに合わせてスライドできる溝が必要と分かりました
7cmくらい動けば良い様です
トリマーのビット(刃)が入る穴を、先行してドリルで空けます
トリマーにガイドを付け、ビット(刃)をスライド~穴が溝を彫り進みます
板が厚いので、トリマーのビットは一度で貫通しません。
表裏側からします
軌道を外れた溝もありますが、まあ~ドンマイです
砥石を受ける厚み稼ぎの竹に、ボルト穴をドリルで空けます
ボルト・ナット・リング類を通してみます
トリマーのビットの溝幅がやや小さく、ボルトがスムーズに通りません
ヤスリで溝を広げます
こちらは固定側の受けです。木ねじ(ステンレス)で固定します。
イメージのセットをしてみました。だいたい完成です
一番大きな砥石の場合も、ガッチリ固定できます
調整の蝶ナットは、裏になります
台座の脚の取り付けです。
板の端切れを脚にしましたが、5度くらいの傾斜の隙間が出来ています。もちろん、対面にも同じ高さの脚をつければ水平になりますが、経験では、向こう側が少し下がる方が研ぎやすいと、傾斜を付けることにしました
傾斜分を削り取るには、床面に水平になるように曲尺を当てて、写真のように線を引けば、角度が割り出せます(数学では、相似でしたか)
この線に合うように、傾斜をつけて削り落とします。
このゴムは、自転車のチューブです
台座が少しでも滑らぬように、脚に取り付けました
足の底面は、ぴったり付いています
向こう側にも、滑り止めのゴムを取り付けました
もちろん市販品のゴム脚はありますが、接地面積が断然広いのです
もちろん、ゴム板の市販品がありますが、これなら、無料です
所有の砥石たち~小さいのは、鎌研ぎの手持ち砥石です。
左から2番目のU字の溝があるのは、彫刻用のU字のノミを研ぐ砥石です
半月状のは、グラインダーの半割れで、砥石面の『面直し砥石』として使っています。
http://www.youtube.com/watch?v=ZhJ694JRnyk
使わない時には、このプラスチックの保管庫に入れています
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