2013年12月13日
熊本県立 農業大学校に通う 社会人、新規就農研修生の学びの拠点は自啓館ですが、実習の農地は約500m離れています
移動の時間短縮のため、自転車を備え付けています
その自転車も、卒業した学生が乗り捨てた自転車を転用し、そのほとんどが、パンクや欠陥車状態のもの
でも、パンク修理すれば、まだ十分使えるじゃないかというものばかり。
彼らにとっての自転車は、消耗品の価値しかないのだろう
そんな自転車を今年も引き取り、10台(他2台は部品取り)の自転車を使えるように復活させた
パンク修理なら、簡単に終わるが~
このタイやの炸裂となれば面倒~
ましてや、後輪となればさらに面倒~
部品取りの自転車の古タイヤも無くなり、仕方なく新しい後輪を購入した。
JIS規格(26×1 3/8) タイヤの直径26インチ、幅 1 3/8インチ を間違えないように買ってきた。
パンク修理のチューブなら、引き出して修理すればよいが~、当たり前だがタイヤとなれば、リムを外さないと交換が出来ない
先ずは、車軸の取り外しに係る。
後輪のブレーキ側~
後輪スプロケット(ギヤ側)~特に多段式ギヤはやりたくないのが本音
部品の数は少ないが、どの順番に重なっているかは記憶できないので、
分解作業に関しては、自転車に限らず努めてスケッチメモに残すようにしている
車軸のナットを弛めたら、車輪を後方に引き抜くが、チェーンがかかっていると抜けない
だから、クランクスプロケット(前の大きなギア)からチェーンを外す
もう一つ外すのが、バンドブレーキのケース
後輪が外れた
古いタイヤをリムからハズし
タイヤが外れた
新しいタイヤをハメてチューブを収めた
パンク修理もそうだが、タイヤにチューブを収めるときには、1割くらい少し空気を入れていた方が、挟み込みが無い
タイヤに標準空気圧 6割くらい空気を入れて、挟み込みや変形の有無を確認
さて、大詰めの後輪取り付け
多段ギアなので、案内プーリと張りプーリへのチェーンの通し方がややこしい
メモにもチェーンの通し方までは記録していなかったので、別の自転車の同じタイプを参考にした
スタンド、タイヤカバー、シート軸を順番に車軸ボルトに通して
リング、ボルトを、8割ほど締めて
後輪スプロケット(ギヤ)側も8割ほど締めて~
スムーズな回転が出来るか、軸が斜めに偏っていないかを調整しながら
100%締め付けて完成
いよいよ、空気を入れる
(26×1 3/8) タイヤの標準空気圧 300kPa で空気を入れて
完成
新品ではなかったが、手袋は油で真っ黒
あんなこんなで、研修期間中の整備は絶えませんが、今は約15台の自転車を揃えています
そして、12月11日は、新規就農研修生の修了式でした
8ヶ月間の研修にタイするアンケートの中に、嬉しい記述がありましたので紹介します
お金はなくとも、考えて、動いて、探してくればいろいろな環境整備は出来るモノです
ちなみに、通常のパンク修理の様子はこちらへ http://heartland.geocities.jp/nyankororin_mike_tama/nitiyoudaiku4.html
これを、クリックして、投票して下さい。~お願い