2014年9月27日
6月から取りかかった龍と観音様が、やっと完成しました
その報告です
ホームセンター・ハンズマンからサンドペーパー4種を買い込んで、磨きの開始です
波の筋は、薄い板に巻いて、磨きます
波頭の飛沫部分はやっかいですが、指や棒を使って磨きます
鱗はあまり一生懸命に磨くと立体感が無くなるので、軽く毛羽を取る感じです
荒磨き~仕上げ磨き~と、磨きだけでも朝8時から、二日酔いの中で午前中かかりました
ブロアーで粉を吹き飛ばし、布で乾拭きして塗装の準備が出来ました
そうそう、大事な記録です。
2014年9月 作品名『孕龍宝珠賜之図』(はらみりゅうほうじゅたまわるのず)です。
自分の名前は、右手の下にあります。
刻銘したあとの凹に鉛筆で黒を入れますこれで消えることはありません。
今日はホントに良い天気で、午後から塗装にかかりました
塗料は油性の透明ニスです
湿り気が出ると、白っぽい木質が飴色になります。
夕方にはすっかり乾きましたので、撮影開始
全体も撮影しましたが、横長作品なので、分割アップ撮影も紹介します
①龍の尻尾は一度、向こうに曲がり、しなっています。背景には大波が迫り上がり、波頭は怒濤の崩壊です
②龍の腹部ですが、お腹が大きいように、雌の龍はご懐妊~出産間近です
産卵でなく、胎生出産としました
③雌の龍は『孕み龍』で、出産間近なので、安産のために観音様に『宝珠』をおねだりするというストーリーです
龍は怖い顔をしていますが、『安産の為に、ありがたい宝珠を下さい!』とおねだりしているのです
この後、優しい観音様は宝珠を与えます
4ヶ月の土日を利用して~時間で約200時間と、念を込めたこの作品に、安産の御利益があるでしょうか
さて、せっかく4ヶ月もかけて彫った作品ですが、家に置いていたら『気色悪い』と捨てられてしまいますので、実家に避難させます
次は、何か可愛いモノを彫ってみたいと思います
過去の製作経緯
①彫刻『龍と観音』の構想~下書き編
③彫刻『龍と観音』の龍の粗彫り編
④龍を彫る・波を彫る・8月の彫刻作業
⑥龍部分を仕上げる~9月
⑦この記事のトップへ 彫刻完成!『孕龍宝珠賜之図』完成しました!