2021年7月
ボブキャット TCM 315 の油圧シール入荷の連絡がありました。
終業前のエムエスケイ農業機械株式会社(大津町室)にぎりぎり着きました。
西日本支社とあって、大きな事務所でした。
向かいの機械庫・倉庫には、垂涎の大型の各種農業機械がたくさんありました。
事務所に入ると、シールの入った袋を持って事務員さんが来ました。
さらにその手には、エムエスケイさんに送ったメールと共にボブキャット本社に送ったメールの打ち出しまでありました。
(業務提携だから情報共有されているんですね!)
僕の経緯の確認と、会社の説明までされた後、シールの入った袋を渡され請求された金額は、『税込み5,500円』
安い!
約13分の1で必要なものだけを手にできました。
その週末は、さっそくの取り付けです。
ヘッドの溝にもグリスを塗りこんで押し込みました。
これがなかなかきつくて入りませんでしたが、シールを 8の字に潰したりしながら、綺麗に溝に収まりました。
グリスを塗ったロッドを通すと、しごかれたグリスのダマが出来、密着度が分かりました。
ナットの締め付けは40N・m(ニュートン・メートル)で、トルクレンチを使い、4本とも均等に締め付けました。
ピストンとロッドをシリンダにおさめたら、ヘッドの締め付けです。
K先生の手伝いを得て、緩めた時と逆・時計回りに、ポンチを使って息を合わせた叩き締めです。(1・2・3、カーン!)
4本とも出来ました。
必要な規定のオイル類を買い込んで、いよいよ勇んで実家へ。
(後日、作動油は31リットル必要と分かり、また追加購入)
ところが、作動油の排出ボルトの場所が、他の人のブログ投稿内容と違います?
たぶんここしかないと思うボルトも大きさが28mm!
実家の道具箱じゅう漁って探すも、そんな大きなソケットレンチは持ちません。
どうにもならず、この日の作動油の交換は断念しました。
そこでエンジンオイルの交換を先にすることにしました。
エンジンをかけしばらくの暖機運転でオイルの粘度を下げます。
排出のドレインボルトを緩めると、真っ黒いエンジンオイルが、ドロドロっと出てきました。
あまりにも真っ黒なので、洗い油として取っていたミッションオイルを3リットル入れて、残っている汚いオイルを流しました。
エンジンオイルの規定量は、3.1リットル。
ジョッキで計って入れました。
次は、冷却水の交換です。
ところがドレインコックが固く素手では回りません。
仕方なく、ペンチを使うことにしました。
が、真鍮製のコックが折れそうに固まっていました。
やっと(開くの位置に)90度動いたのですが、一滴も水が出てきません?
長い間ドレインコックを開かないと、沈殿物でドレインの穴に栓をしてしまう事があるのは知っていましたので、針金を探しました。
案の定、しばらく突いていると黒い泥水の様な詰まり物が数秒出て、何年前のか分からない薄緑色のクーラントが出始めました。
新しいクーラントを満杯に入れて完了です。
今回は作動油の交換は出来ませんが、ピストンシリンダー4本の取り付けをやっておく事にしました。
スペーサをロッドの先に入れて、そこにボルト・ナットを通せば良いのですが、シリンダーが重くてちょっとした角度のズレで一人の作業には苦労しました。
先ずは、短いバケットシリンダーの2本を完了。
次に、長いブームシリンダーですが、これがまた1.5倍位重くて重くて難航しました!
腕はピクピク震えるも、ともかくピカピカのロッドに少しでも傷を入れたら、交換したばかりのシールはロッドの傷により、すぐに切れ目が入りダメになります。
下に落とさない様に、スパナ等金属を当てない様に~必死!
ようやく左右のブームシリンダーの取り付けが終わりました。
ロッドと新しいシールの密着度は良好の様です。
さあ、次回はいよいよ③作動油を入れた報告です。
① ボブキャット TCM 315 電装レストア
② 油圧シリンダーの作動油漏れ
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