2014年12月上旬
ジャガイモは実家の畑で毎年作っているが、食べきれないジャガイモは芽を吹いてくる~シワシワになってくるので、穴を掘って埋めたりしている。
今年も多量のジャガイモを捨てなければならないと思っていたが、ふと、子どもの頃は、自家製片栗粉を作っていた事を思い出した
そこで、久しぶりにジャガイモから片栗粉を作る事にしました
芽の部分は、ザックリと大きく深く取って、皮はピーラーは使わず、包丁で厚く剥きます。
歩留まりは少なくなりますが、どっちみち捨てるハズのものだから、芽の毒(ソラニン:ソラニジン(アルカロイド)とソラノースの配糖体。毒性は、成人中毒量…0.2g)は入らない様に贅沢に剥きます。
やや、乾燥してシワシワなので、しばらく吸水させる方が、デンプンが取り出せます
これを、ジューサーで絞るのですが、汁気が無いと思われるジャガイモからも沢山の絞り汁が出ます
この絞り汁は、デンプンの粘質でしょうか泡立ちます
この絞り汁を一晩(数時間でも良い)静置していると、容器の底にデンプンが沈殿します。
左=絞り汁 右=絞りかす
上澄み液を、別の容器に移すと、底には白く沈殿したデンプンが溜まっています。これを乾かせば、片栗粉となる訳です
が、火力を使って鍋で乾かせば、煮えて固まってしまいますので、必ず天日で乾かすか、電気温風乾燥機等で水分だけを、飛ばします
ちなみに、白濁の上澄み液は『水溶き片栗粉』です。
捨てるのは勿体ないので、とろみのある中華スープに利用しました。
絞りかすの方も、マッシュポテトみたいな感じです。
団子にして薄くつぶして、ポテトお焼きにしました。
(でも、食感はポテトの美味さがありません)
さて、庭先で天日で乾かしました
乾き出すと、あの片栗粉の感覚、押せば 『ククッ』 という感触になってきます。
真っ白い片栗粉とは言えませんが、これが安心安全の無漂白の自家製片栗粉です
大きな固まりをある程度崩して、ミキサーにかけます
白い微粉が巻き上がり、粉になっていきます
しばらくミキシングすると、微粉末になり、片栗粉のできあがりです
ジプロックの袋で保存します。
妻は『片栗粉なんて、安いのに、そんなしてまで作る事無い』と言いますが、僕としては有効利用の一環です。
タイピーエンとか中華料理に使いたいと思います
それに片栗粉は、食品としてだけではなく、黒カビ取りには有効なんですよ
今月は大掃除の時期なので、手作り片栗粉を惜しげもなく使いたいと思います
皆さんも、見切り品の廃棄されるジャガイモをみつけたら、作ってみてください
アッ 『黒カビ取りに片栗粉を使う』~その事は、こちらのサイトに任せます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます