2012年5月5日
麦秋の海に浮かぶ鞍岳さん~
菊池・鹿本地方からは東の方角に鞍岳は見える。
阿蘇火山の外輪山を構成し、古くから登山に親しまれた山だ
鞍岳はその名のとおり、馬の鞍に形が似ている命名みたいだ。
左側の高いトンガリが前橋で男岳で、右側の丸みの高い所が女岳(1090m)の後橋に当たる所で、その間がシートになる。
http://www.pacarun.com/Psaddlefit-02.html
さて、時はゴールデンウィーク
子どもも成人するとGWとは言え、もう『どっか連れて行って!』は無い

しかし、ちょうど息子たちも帰って来たので、キャンプに行くことになった
安近短で息子たちが小さい頃からの行きつけのポイントだったから、『キャンプに行こうか!』の調子
ちょっと時間があれば十分楽しめる場所である
ちなみに、位置関係はこれを参考に
出典:Google
東には阿蘇、北東部には菊池渓谷や大分県中津江村のオートポリス
がある。


子どもの日の天気は最高だった
すでにお昼時間なので、到着するなり、テント設営と、調理器具配置、燃料集めをテキパキとする
我が家のキャンプは、完備されたオートキャンプ場は利用しない
飲食からトイレまで、すべてサバイバル的に自給でやるのがモットー

薪の収集にはさほど苦労はしない。
周辺に整理伐採された松や檜はたくさんある。
雑木を長いまま引きずってきて、鍛冶屋で作った手作りのナタやナイフで薪にする
ご飯が炊けたら、炭の火でのバーベキュー

遠赤外線で焼き上げるのと、大自然の中での食事はうまい

食後は各自休憩~持参のハンモックを木々の間に吊して一眠り
標高1000mのここは、車もあまり来ない。
周りからは小鳥のさえずりと涼しい風
pipipi


キャンプの位置は、このマップでは女岳下のN字付近かな

家族のフィガロ君
とレオちゃん
もお昼寝から起き出したので、周辺を散歩することにした。

山道を東にしばらく降りると、跡ヶ瀬牧場の広大な牧草地が広がっている~前の地図参照
向こうに白く見えるのが牧舎
鞍岳の裏側(東側)はともかくなだらかで雄大な高原が広がっている。

フィガロ君とレオちゃんは広々としたドッグラン草地に大はしゃぎで走り回った
~そして牧草のデザート?食事?

午後4時くらいから夕食の準備開始
子どもたちには夜のキャンプファイヤーの薪を大量に集めさせた
薪は直径10~15cmくらいまでの出来るだけ経の大きなものを集めさせた。
メニューは定番の、ダッチオーブンを使った鶏肉と野菜の蒸し焼き~料理は生ゴミを極力出さないように、自宅で刻んで来る事にしている。
バターを溶かし、鳥もも肉、ジャガイモ、タマネギ、トマト、人参等を塩コショウで味付けるだけ~蓋をしたら、炭を乗せオーブンとして上からも焼く

今回は長男の高校時代の友達2人も飛び入り参加~
全然大歓迎~若い者の食欲旺盛さは見ていて気持ちがいい
彼らもまた、薫製の準備をしてきていた
煙の具合もいい感じ~後で酒の肴にいただく事になる


暗くなる前に、夕食を済ませた。もちろんアルコール付き

こんな感じで、標高1000mの夜を迎える

この夜はスーパームーン
と数日前から言っていたので注目。
10数パーセント大きく見えると言うことだが、携帯カメラではよくわからないが、肉眼ではいつもより確かに大きく見えた。
写真の木の葉の上の白い煙が、阿蘇中岳の噴煙で、ここからもハッキリと見える。
山上はやはり冷えてくる

長袖を着ないと寒くて仕方がない~昼間集めた大きな薪を宴会の間燃やし続けた
火を見るのは良いものだ~しかし、煙はどうして俺の方にやってくるのか
とみんなが煙たがっている

2012年5月6日
やはり山の朝は冷え込んだ
~野鳥の鳴き声をテントの中で聞きながら目を覚ます~だんだんと山が起き出す感じが分かる。
夜露が雨のように濡らすのは経験済みなので、薪にはシートを被せて防水していた。
ガスがこもる中、着火もスムーズにいって、妻が朝食をこしらえた
ご飯と、みそ汁、目玉焼き、ダッチオーブンの残りが朝食メニューだった

朝食後は、鞍岳登山~
キャンプ位置からは30分くらいで頂上が望める。
普通の運動靴で気楽に上れるのもキャンプあっての事。
途中、薄ピンクのドウダンツツジが満開だった

頂上は標高1119m
山頂はどこでも360度パノラマだから、やっぱりこの眺望と空気が醍醐味には間違いない。
直線で約6km離れたオートポリスの爆音も聞こえてくる




北東部には目の前にツームシ山~九重、阿蘇山、西に雲仙などが広がる。
たまたま今日、東京のスカイツリーが開業した

スカイツリーはムサシで634m
鞍岳頂上は、それよりも485mも高い所からの眺望となる
どうだ
勝ったぞ

さて、ツームシ山のツームシってどんな虫
って昔から疑問だったが、一説にはタマムシの事ともあった。
コガネムシ類は『ガネンズ~』と言い、クワガタムシは『オンヅ』と言っていたが、ヅーやツーは堅い外羽を持つ”甲虫目”を指して使っている。
怪我をした時に出来る”かさぶた”を”ツ”、”ツが出来た”と言っているが、堅いかさぶた様のモノを”ツー”と発音するのかもしれない。
つまり、ツームシ山はそんな甲虫の形をした山だからそう命名したのかもしれない
近くにはオケラ山もあり、昆虫の名前の山が確かにある


さてさて、テクテク散策歩いて~キャンプに戻って、あっという間にお昼の準備
~食後の後かたづけと、テントをたたみ、火の後始末をして下山。
途中、麓の四季の里で温泉
を楽しんで帰宅
日が高いうちに自宅でテントを乾かし、刃物を研ぎ、重たいダッチオーブンや、ススだらけの鍋を磨き
、食器類を綺麗に洗い物して、キャンプ用品を次回のために収納するまでがキャンプとしているので、最初から、最後までいつもうるさいオヤジを通している
でも、これをいい加減にすると、一時のイベントで道具は終わってしまうと思うので、徹している
次回は息子嫁や孫連れになる事を期待しよう
~お願い
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